腎症候性出血熱(Hemorrhagic Fever with Renal Syndrome)

腎症候性出血熱(Hemorrhagic Fever with Renal Syndrome:HFRS)とは

腎症候性出血熱は、オルソハンタウイルス属のウイルスを病原体とする感染症です。主な感染経路は病原体を保有するげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入です。重症化するとショックや腎不全を起こし、死亡することがあります。

症状

潜伏期間は1週間から5週間程度(通常2週間から3週間)であり、軽症では上気道炎症状や発熱などを呈し、重症化するとショックや腎不全を起こし、死亡することがあります。

どうやってうつる

主な感染経路は病原体を保有するネズミ等のげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入、汚染された食物の喫食などです。

検査・治療方法

血液や尿からのウイルスの分離・同定、ウイルス遺伝子の検出、血清学的検査です。
特異的な治療法はなく、対症療法が中心です。

予防と対策

流行地域ではげっ歯類との接触を避け、糞や尿で汚染された粉じんを吸わないよう、環境を清潔に保ち、食品は蓋などをして適切に保管してください。
国内で承認されたワクチンはありません。

さらに詳しい情報