2010年10月29日更新 ハイチでコレラが流行しています。 続報

コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。

2010年10月21日にハイチでコレラの流行が確認されましたが、10月27日の時点で303名の死亡例を含む、4722例のコレラ患者が報告され、その範囲はアルティボニット県(Artibonte: 76.5%)、中央県(Central: 22.9%)、北東県 (Nord-Est)、および北県(Nord)に及んでいます。今後も拡大することが心配されます。
FORTHでは今後も情報を発信してまいりますので、ハイチにおでかけの方は情報をごらんになってください。

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現地に向かう方は次の点に十分ご注意ください。

・煮沸、あるいは薬物処理をした水で作ったお茶やコーヒー、ビン入りの封をされた飲料(ビン入りの水、ソーダ水、スポーツ飲料)などを飲むこと。
・ 煮沸水や処理された水から作った氷以外は、氷を食べない。飲み物に入れない。
・ 食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べるようにすること。
・サラダや生の野菜は食べないようにすること。
・ 食事の前、トイレの後には石ケンと水で十分に手洗いすること。
もしハイチに旅行し、激しい水様性下痢がみられるなら、ただちに医療機関にかかってください。脱水にならないように、水分をとることORS(経口補水液)が重要です。

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