2010年11月15日更新 ハイチでコレラが流行しています。 続報

コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。

2010年10月21日にハイチでコレラの流行が確認されましたが、外務省によると、11月8日の時点で643名の死亡例を含む、9,971例のコレラ患者が、アルティボニット県(Artibonte)、中央県(Central)、北県(Nord)、北西県 (Nord-Ouest)、および西県(Ouest)で報告されています。首都ポルトープランスでは1月12日の大地震の被害で、多くの市民が衛生状態の悪い被災民キャンプで生活しており、コレラがさらに広がる可能性があります。

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FORTHでは今後も情報を発信してまいりますので、ハイチにおでかけの方は情報をチェックしてください。

現地に向かう方は次の点に十分ご注意ください。

・煮沸、あるいは薬物処理をした水で作ったお茶やコーヒー、ビン入りの封をされた飲料(ビン入りの水、ソーダ水、スポーツ飲料)などを飲むこと。
・ 煮沸水や処理された水から作った氷以外は、氷を食べない。飲み物に入れない。
・ 食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べるようにすること。
・サラダや生の野菜は食べないようにすること。
・ 食事の前、トイレの後には石ケンと水で十分に手洗いすること。
もしハイチに旅行し、激しい水様性下痢がみられるなら、ただちに医療機関にかかってください。脱水にならないように、水分をとることORS(経口補水液)が重要です。

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