2011年02月10日更新 ハイチとドミニカ共和国でコレラが流行しています。 続報
コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
ハイチ保健省の発表によると、2011年1月29日までに、216,276名のコレラ患者が発生し、この中の55.3%(119,517名)が入院治療を受け、1.9%が死亡しました。ハイチのすべての県で新しい患者の報告があります。死亡97名を含む8,663名の新たな患者が報告されていますが、2011年1月23日から1月29日までのコレラ発生率は減少しています。
隣国のドミニカ共和国では、2011年1月29日までに、コレラと確定された症例は336名になりました。ドミニカ共和国の31県中21件でコレラ患者が発生しています。
La Romana県では結婚式の客にコレラが発生しました。経過は良好で、二次感染の報告もありません。食事の調理、あるいは準備の際にコレラ汚染を生じた可能性があります。
FORTHでは今後も情報を発信してまいりますので、ハイチおよびドミニカ共和国におでかけの方は情報をごらんになってください。