2011年07月15日更新 オーストラリアではオオコウモリにご注意ください。

オーストラリアを旅行される方は、オオコウモリをさわらないようご注意ください。

オオコウモリは、人間に重い病気を起こす病気を持っていることが知られています。最近、メルボルンの近郊で捕獲されたオオコウモリが、リッサウイルスという危険な病原体を保有していることが確認されました。オオコウモリのもつリッサウイルスが原因で、これまでにオーストラリア国内で2人が死亡しています。

ビクトリア州政府は、州内でリッサウイルスを保有するオオコウモリが見つかったことを受けて、7月13日にオオコウモリを触らぬよう警告を発表しました。

現地でオオコウモリに咬まれるなどの被害を受けた方は、ただちに医療機関で診察を受けるようにしてください。ビクトリア州政府の第一次産業部(DPI)では、オオコウモリのリッサウイルスに感染したのではないかと感じている人のための相談ホットラインを設けています(1800-675-888(英語))。

また、現地でオオコウモリに接触した後に、帰国後体調が悪くなった方は、専門の医療機関(検疫官にご相談ください)で診療を受けてください。