2011年09月01日更新 鳥インフルエンザウイルスの変異がもたらすヒトへの影響について(意訳)

WHOは、インフルエンザウイルスの変異を常に監視していますが、人間の健康に影響を与える可能性のあるインフルエンザウイルスの研究グループでは、2011年2月にH5N1ウイルスの新しい株を確認しています。この変異したウイルスはアジアの一部の家禽に感染していますが、このウイルスによりヒトの健康上のリスクが増大するとは考えられていません。インフルエンザウイルスは家禽の間で絶えず変異を繰り返しており変異は珍しいことではありません。

鳥インフルエンザの患者の発生はまれで、患者の大部分はH5N1ウイルスが家禽間に常在している地域で発生しています。感染した鳥や病気や死んだ鳥、また鳥がたくさんいるような環境下では、どの地域でも患者が発生する可能性があります。

鳥インフルエンザの流行している国で現地に滞在する際は、鳥がいっぱいいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典:WHOホームページ(英文)