2011年12月16日更新 エジプトで新たな鳥インフルエンザの患者が報告されました。

2011年12月15日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプトで新たに鳥インフルエンザA (H5N1)患者2例が報告されました。

患者はダカリーヤ(Dakahlia)県に住む母親とその子供です。2名とも2011年11月26日に発症し母親は12月1日、子供は12月2日に入院しタミフルで治療を受けました。母親は妊娠24週で、12月3日に死亡しました。子供の症状は安定しています。

両者とも庭で飼っている病気や死んだ家きん(鶏と七面鳥)と接触していたことが判明しています。

患者は12月3日、WHO世界インフルエンザサーベイランスネットワークの国立インフルエンザセンター、エジプト中央公衆衛生研究所において確定診断されました。

エジプトで現在までに確認された155例のうち、53例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO :Avian influenza- situation in Egypt - update58
http://www.who.int/csr/don/2011_12_15/en/index.html