2012年01月20日更新 インドネシアで新たな鳥インフルエンザの患者が報告されました。

2012年1月19日に公表されたWHOの情報によりますと、インドネシア保健省は新たに鳥インフルエンザA (H5N1)患者1例を報告しました。

患者は、ジャカルタ州に住む5歳の女児です。2012年1月7日の同地区サーベイランスチームによる調査で確認され病院へ搬送されました。患者は1月13日に呼吸困難になりました。容体は悪化し2012年1月16日に死亡しました。

疫学調査によりますと患者は症例183(参考1月11日WHO発表患者)の接触家族で、前回の患者と同じハトとの直接接触が何度もあり、居住環境も同じだったことが判明しています。

他の接触者サーベイランスで新たな患者は判明していません。

インドネシアでは184人の症例が確定診断され、そのうち152人が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Indonesia-update
http://www.who.int/csr/don/2012_01_19/en/index.html