2012年02月28日更新 エジプトで鳥インフルエンザの患者が発生しました。

2012年2月24日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプト保健・人口省は、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者1例を報告しました。

患者は、ガルビーヤ(Gharbeia)県に住む1歳の女児です。2012年2月14日に発症し、2月15日に入院しました。オセルタミビルによる治療を受け、現在は医学的に良好な状態にあります。

感染源への疫学的調査が現在進められていますが、予備調査によると、女児の居住地域の裏庭で家きんの存在が確認されました。

患者は、WHO世界インフルエンザサーベイランスネットワークの国立インフルエンザセンター、中央公衆衛生検査室によって、確定診断されました。

エジプトでは、現在までに161例の患者が確認され、そのうち55例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Egypt-update
http://www.who.int/csr/don/2012_02_24/en/index.html