2012年02月29日更新 エジプトで鳥インフルエンザの患者が発生しました。

2012年2月28日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプト保健・人口省は、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者2例を報告しました。

1例目は、ブハイラ(Behira)県Abo Elmatameer地区に住む32歳の男性です。2012年2月16日に発症し、2月21日に入院しました。オセルタミビルによる治療を受けましたが、2月28日に死亡しました。

2例目は、カフル・アッシャイフ(Kafr Elshihk)県Kelleen地区に住む37歳の女性です。2012年2月18日に発症し、2月23日に入院しました。オセルタミビルによる治療を受けましたが、2月26日に死亡しました。

感染源への予備調査によると、各患者とも、住まいの裏庭で、病気または死んだ家きんと濃厚接触していたことが判明しました。

2例とも、WHO世界インフルエンザサーベイランスネットワークの国立インフルエンザセンター、中央公衆衛生検査室によって、確定診断されました。

エジプトでは、現在までに163例の患者が確認され、そのうち57例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Egypt-update
http://www.who.int/csr/don/2012_02_28/en/index.html