2012年03月21日更新 エジプトで鳥インフルエンザの患者が発生しました。

2012年3月19日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプト保健・人口省は、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者1例を報告しました。

患者は、ダカリア県(Dakahlia Governorate)に住む40歳の女性です。2012年3月6日に発症し、3月12日に入院しました。重篤な状態で入院時オセルタミビルによる治療を受けましたが、3月15日に死亡しました。

患者は中央公衆衛生研究所(NIC)で検査室診断されました。感染源調査によると、患者は住まいの裏庭で病気の家きんへ暴露していたことが判明しています。

エジプトでは、現在までに164例の患者が確認され、そのうち58例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気や死んだ鳥に近寄らないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Egypt-update
http://www.who.int/csr/don/2012_03_19/en/index.html