2012年05月16日更新 ウクライナで麻しん(はしか)の発生が続いています。(更新1)

ウクライナでは、今年1月から麻しん(はしか)の発生が続いており、5月10日時点で9,173人の麻しん患者が報告されています。

今年は、6月8日から7月1日の間、ウクライナとポーランドでUEFA欧州選手権2012(UEFA Euro2012)が開催される予定です。麻しんは人から人に感染する病気ですので、多数の人が集まるイベント開催期間中に感染が広がるおそれがあります。

麻しんは予防接種によって予防することができますが、予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。

麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方で、麻しんにかかったことがない方は、渡航する前に、早めに医師の診察を受け、予防接種について相談してください。

詳しくはこちらをご覧ください。

●感染症情報:麻しん

出典

ECDCCommunicable disease threats report,6-12 May 2012, week 19
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/CDTR%20online%20version%2011%20May%202012.pdf[PDF形式:258KB]

参考

FORTH:新着情報 2012年3月16日
ウクライナで麻しん(はしか)の流行が続いています。

FORTH:最新ニュース 2012年3月16日
ウクライナでの麻疹流行と2012年EUへの拡大の可能性について