2012年06月08日更新 エジプトで鳥インフルエンザの患者が発生しました。

2012年6月7日に公表されたWHOの情報によりますと、エジプト保健・人口省は、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者1例を報告しました。

患者は、カフル・アッシャイフ(Kfr -Elsheikh )県に住む4歳の女児です。2012年4月25日に発症し、4月26日に入院しました。入院時にオセルタミビルによる治療を受け、5月7日に退院しました。

感染源への疫学調査によると、患者は住まいの裏庭で家きんへの接触があったことが判明しています。

患者は、中央公衆衛生研究所とWHOレファレンス研究施設である海軍医学研究ユニット3(NAMRU-3)によって確定診断されました。

エジプトでは、これまでに168例の患者が確認されており、そのうち60例が死亡しています。

現地にご滞在の際は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。

出典

WHO(GAR)Avian Influenzasituation in Egypt-update
http://www.who.int/csr/don/2012_06_07/en/index.html