2012年07月05日更新 カンボジアで原因不明の病気が発生しています。

2012年7月4日に公表されたWHOの情報によりますと、カンボジア保健省は2012年4月以降62人の子どもが原因不明の病気にかかり、そのうち61人が死亡したと報告しました。

症例の大多数はカンボジアの南部で発生しており、プノンペンの小児病院に入院しました。症状は高熱に続いて、急速な呼吸機能の悪化を伴う呼吸器症状や神経症状があります。

病気の原因と発生源を特定するため、WHOは保健省や他の協力機関とともに調査にあたっています。また、実地疫学調査や新たな症例を積極的に発見するための援助もなされています。

この地域へ行かれる方は十分注意してください

海外滞在中や帰国後に、気がかりな症状がみられた場合、すぐに医療機関を受診し、渡航した地域と環境について医師に伝えてください。また、帰国の際に熱や心配な症状がある方は検疫所の担当者にご相談ください。

出典

WHO:カンボジアでの原因不明の病気について
http://www.who.int/csr/don/2012_07_04/en/index.html

WPRO:カンボジア保健省とWHOによる共同のプレスリリース
http://www.wpro.who.int/cambodiadisease_english.pdf[PDF形式:82KB]