2013年04月09日更新 英国で麻しん患者が増加しています

4月8日付けで公表された欧州疾病予防管理センター(ECDC)の情報によりますと、英国で麻しん患者が増加しています。先週、新たに17人の確定患者と4人の疑い患者が報告されました。昨年9月以降、181人の確定患者と162人の疑い患者が報告されています。患者の多くは、ティーズサイド、ダラム、ダーリントンで発生しています。また、患者の多くは10歳から19歳で、この年齢層は患者の41%を占めています。

ウェールズでは、スウォンジで541人の患者が報告されており、先週だけで新たに109人の患者が報告されました。ウェールズ全体で患者数は増加していますが、その多くは、アベルタウェ(スウォンジ)、ブロー・モルガンウッグ、ポーイス、ハウエ衛生局管内で発生しています。

麻しんは予防接種で予防することができる病気ですが、予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方は、渡航する前に、早めに医師の診察を受けて、予防接種について相談してください。

出典

ECDCCOMMUNICABLE DISEASE THREATS REPORT
Week 14, 31 March - 6 April 2013
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/communicable-disease-threats-report-06-april-2013.pdf[PDF形式:290KB]