2014年02月04日更新 鳥インフルエンザA(H5N1)に感染した患者の発生状況について (更新1)

世界保健機関(WHO)の情報によりますと、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染したと確定診断された患者は、1月24日時点で、15か国から650人が公式報告されています。このうち386人が死亡しています。
WHOはベトナムから鳥インフルエンザA(H5N1)に感染したと確定診断された患者が1人発生したとの報告を受けました。この患者はビン・フォック(Binh Phuoc)省の52歳の男性で、1月11日に発症し、1月16日に入院しましたが、1月18日に死亡しました。この患者は鳥をと殺し、消費していました。

家きんの間でインフルエンザウイルスが循環している時は、特に家で飼育されている感染した家きんや、汚染された環境に暴露する人々の中で散発例や小規模の集団発生が発生する可能性があります。しかし、現在のところ、このインフルエンザA(H5N1)ウイルスは人の間で効率よく感染せず、このウイルスが地域レベルで拡大するリスクは依然として低いです。

患者が発生している地域に滞在する方は、鳥がたくさんいる場所で鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしましょう。

出典

WHO
Influenza at the human-animal interface
Summary and assessment as of24 January 2014
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_24
January14.pdf[PDF形式:319KB]