2016年11月08日更新 パラオにおけるジカウイルス感染症の発生
外務省より、11月7日付けでパラオにおいてジカウイルス感染症が発生したことにより渡航への注意を促す記事が掲載されています。
外務省によって掲載された情報の要点は以下の通りです。
- パラオ国内で、ジカウイルス感染症の感染者が確認されました。
- 妊娠中にジカウイルス感染症に感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すおそれがあります。妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。やむを得ず現地に渡航・滞在する場合には、最新情報を入手するとともに、厳重な防蚊対策に努めてください。
パラオ国内における感染の情報も掲載されています。
詳しくは、外務省の海外安全ホームページの広域情報のページをご覧下さい。
蚊が媒介する感染症に罹らないための対策
- 可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。
- 長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
- 流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ剤を使用してください。
- 子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。
心配な場合には早めの受診を
- 海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。
- また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。
- 医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。
参考情報
FORTH感染症情報
蚊媒介感染症を取り扱う医療機関
日本感染症学会による蚊媒介感染症専門医療機関一覧