2017年07月31日更新 アメリカ合衆国におけるジカウイルス感染症の発生-外務省
外務省は、7月28日付けで、アメリカ合衆国テキサス州において、今年最初のジカウイルス感染患者が発生したことを発表し、注意を呼びかけています。ジカウイルス感染症は、なくなったものではありません。引き続き、注意が必要です。
外務省から発表された要点は以下の通りです。
●テキサス州ヒダルゴ郡におけるジカウイルス感染症の発生
(1)テキサス州保健省及び同州ヒダルゴ郡保健省は、7月26日、同州において今年最初のジカウイルス感染症例が発生したことを発表しました。同発表によれば、感染した患者は、最近テキサス州外に渡航しておらず、過去数ヶ月の間に同州内で蚊に刺されて感染した可能性が高いとのことです。
同州では、2016年11月から12月にかけて、キャメロン郡ブラウンズビル市において6例のジカウイルス感染症が発生していますので、引き続き、蚊に刺されないための対策を行ってください。
(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。ついては、テキサス州への渡航・滞在を予定している方、既に現地に滞在されている方は、在ヒューストン総領事館から最新情報を入手してください。
詳しくは、外務省の海外安全ホームページの広域情報のページをご覧下さい。
参考情報
◆外務省海外安全ホームページ:米国・テキサス州におけるジカウイルス感染症に関する注意喚起(今年最初のジカウイルス感染症例の発生)(その3)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C163.html