2017年09月15日更新 コレラ流行の再興- イエメン (更新11)

WHO東地中海地域事務局(EMRO)より、イエメンで流行しているコレラについての8月の月例報告が公表されました。

情報の概要
2017年8月に、イエメン公衆衛生・国民省は、関連する死亡者117人(致死率0.1%)を含めたコレラ患者の総数を152,216と報告しました。
イエメンでは、2016年10月以降に報告された累積コレラ患者数が621,209人、死亡者数が2,167人(致死率0.35%)となりました。2017年4月27日から8月31日にかけての流行の第2波による累積コレラ患者数は595,382人、死亡者数は2,034人(致死率0.34%)となりました。
コレラが疑われる患者のピークは第26週にみられ、その後、週毎の患者数は第32週まで減少しました。(ところが)最近6週間では、第32週と比べて第33週に、初めて、患者数がわずかに増加しました。
全23県のうちの22県(96%)にある333の地方自治区(90%)でコレラが発生しています。人口1万人あたりの発生数が、Amran(アムラーン県、513人)、Al Mahwit(マフウィート県 、476人)、Al Dhale'e(ダーリウ県 、462人)、Abyan(アビヤン県 、366人)、Hajjah(ハッジャ県 、268人)の5県で、最も高くなっています。

出典

EMRO/WHO.Situation update. August 2017
Cholera update for Yemen, August2017
http://applications.emro.who.int/docs/EMROPub_2017_EN_19889.pdf?ua=1[PDF形式:2588KB]