MERSの最新状況 2018年6月

 2018年6月末までに全世界で、791人の関連死亡者(致死率35.5%)を含む、合計2,229例の検査により確認された中東呼吸器症候群(MERS)の症例が報告されました。これらの症例の大多数(関連死亡717例を含む1,853例、致死率38.7%)はサウジアラビアから報告されました。
 
 6月の1か月間に、検査によりMERSと確認された関連死亡1例を含む4症例、(致死率25%)はサウジアラビアから報告されました。医療関連の感染や病院内の流行はこの1か月間に報告されませんでした。
 
 報告された症例の人口統計的および疫学的特徴は、2013年から2018年までの同時期に比較して、有意な差異または変化を示しません。病院での感染予防と管理の改善により、2015年以降、MERSの院内感染者数は大幅に減少しました。
 
 50~59歳の年齢層は、MERSの最初の感染症例(ラクダ等からの感染)となるリスクが最も高いです。30-39歳の年齢層は、二次感染症例(ヒト等からの感染)となるリスクが最も高いです。死亡者数は、一次感染症例では50~59歳、二次感染症例では70~79歳の年齢層で高いです。
 

出典

MERS situation update, June 2018

Epidemic and pandemic-prone diseases (EMRO/WHO)

http://www.emro.who.int/pandemic-epidemic-diseases/mers-cov/mers-situation-update-june-2018.html