コンゴ民主共和国北キブ州におけるエボラウイルス病と推定される疾患の集団発生

2018年8月1日 ニュースリリース(WHO) キンシャサ/ジュネーブ 

 コンゴ民主共和国政府は本日、予備的な検査結果が同国北東部の北キブ(Kivu)州*1におけるエボラウイルス病の集団発生を示したと発表した。この発表は、北キブ州から約2,500km離れた同国西部の赤道(Equateur)州で、保健省がアウトブレイクの終結を宣言してからわずか1週間後に発出されました。

 

 コンゴ民主共和国の保健省は、キンシャサの国立医生物学研究所(Institut National de Recherche BiomedicaleINRB))において検査された6つの検体のうち4つがエボラウイルス陽性と診断されたとWHOに伝えました。さらなる検査は継続中です。

 

「エボラウイルス病はコンゴ民主共和国において絶え間ない脅威です。この国の対応能力に対する自信をさらに高めているのは、彼らが再び発揮する透明性です。WHOは保健省とパートナーとより緊密に連携して、最近行なったように再びこれと戦うでしょう。」とWHO事務局長Tedros Adhanom Ghebreyesus博士は述べました。

 

 コンゴ民主共和国政府は730日と81日にプレスリリースとともに更新し、迅速に公開をしました。

 

 WHOのアフリカ地域事務局長のMatshidiso Moeti博士は次のように述べました。「私たちは別のエボラウイルス病アウトブレイクへの対応を終えたばかりであり、まだスタッフと設備をここに維持しています。このため今回の集団発生に速やかに対応することができます。」

 

 症例の大半はベニ(Beni)市*2から30キロメートルのマンギナ(Mangina)保健区域にあります。「この新しい集団発生は、今までアウトブレイク対策を行っていた北西部の場所とはまったく異なる環境で発生しています。ここは活発な紛争地域です。影響のある住民に安全に接触することは大変に困難なことです。」とWHOの緊急事態対応準備局のPeter Salama博士は語りました。

 

 北キブ州には、100万人以上の避難民が住んでいます。ルワンダとウガンダとの国境では、貿易活動のために多くの人々が国境を越えて移動している。WHOは保健当局に警報を発し、対応する準備をさせるために、近隣諸国と引き続き協力して活動していきます。

 
 

(外務省海外安全情報より)

*1 北キブ州には、外務省から退避(渡航中止)勧告が出されている。

*2 ベニ市(人口約23万人)では、2014年以降、武装集団により累計約1,000人の住民が殺害されている。

 

出典

Cluster of presumptive Ebola cases in North Kivu in the Democratic Republic of the Congo
WHO News Release 1 August 2018

http://www.who.int/news-room/detail/01-08-2018-cluster-of-presumptive-ebola-cases-in-north-kivu-in-the-democratic-republic-of-the-congo

参考

コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生(外務省海外安全ホームページ)

201882

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C119.html