韓国における原因不明の肺炎の発生(中国からの輸入症例)-海外安全情報(更新)

外務省は、1月14日付けで、韓国における原因不明の肺炎についての情報を更新しました。

要点

外務省から発表された要点は以下の通りです。

11日、韓国疾病管理本部は、中国武漢市から帰国した中国人女性1名が、武漢市で発生している新型コロナウイルスによる肺炎の調査対象患者と分類されていた件につき、患者の検査を実施した結果、この肺炎とは関連がなかったことを発表しました。

参考情報 海外安全ホームページ:スポット情報
韓国における原因不明の肺炎の発生(中国からの輸入症例)(その2)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C010.html
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●参考:1月10日に公開した際の記事
参考情報 海外安全ホームページ:スポット情報
韓国における原因不明の肺炎の発生(中国からの輸入症例)-海外安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C008.html

外務省は、1月9日付けで、韓国における原因不明の肺炎の発生していることを受けて、スポット情報を発出し、注意喚起をしています。

要点

外務省から発表された要点は以下の通りです。
●8日、韓国疾病管理本部は、中国武漢市に訪問歴がある中国人女性1人が、武漢市で発生している原因不明の肺炎の調査対象患者と分類され、隔離治療の上検査中であることを発表しました。
●最新情報を収集等に努めてください。

韓国における原因不明の肺炎の発生(中国からの輸入症例)
1.1月8日、韓国疾病管理本部は、中国武漢市から帰国した中国人女性1人が、武漢市で発生している原因不明の肺炎の調査対象患者と分類され、隔離治療の上検査中であること、同女性が2019年12月13日~17日にかけて中国武漢市を訪問していることを発表しました。
2.京畿道保健環境研究院が実施した呼吸器ウイルス9種*の検査結果は陰性であり、疾病管理本部が追加的に肺炎を誘発する原因の病原体に対する検査を行っています。同伴旅行者及び接触者は調査中であり、接触者は該当保健所が発病したかどうかをモニタリングする予定とのことです。
*マーズ(MERS)、インフルエンザ、パラインインフルエンザ、アデノウイルス、ヒトボカウイルス、呼吸器細胞融合ウイルス、リノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ヒトコロナウイルス。

参考:韓国疾病管理本部の発表(韓国語)
https://www.cdc.go.kr/board/board.es?mid=a20501000000&bid=0015&list_no=365694&act=view
参考:感染症広域情報「中国湖北省武漢における原因不明の肺炎の発生(その2)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_003.html

厚生労働省の取組

厚生労働省検疫所は,武漢市からの帰国者及び入国者に対して,咳や発熱等の症状がある場合には,検疫官に自己申告するよう呼びかけています。日本ではこれまで関連する患者の発生の報告はありませんが,帰国後にこれらの症状がある場合には,マスクを着用するなどし,武漢市に滞在歴があることを申告の上,医療機関を受診するよう協力を求めています。

参考:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08787.html

参考情報
◆外務省 海外安全ホームページ:スポット情報
韓国における原因不明の肺炎の発生(中国からの輸入症例)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C008.html

◆WPRO Statement|China 2020年1月9日
WHO Statement Regarding Cluster of Pneumonia Cases in Wuhan, China
https://www.who.int/china/news/detail/09-01-2020-who-statement-regarding-cluster-of-pneumonia-cases-in-wuhan-china