新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告
COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO) 2021年12月14日
世界の概況
2021年12月12日時点で、直近1週間(12月6日~12月12日)の新規感染者数は前週と同程度の400万817人が報告され、前週と比較して5%減少しました。新規死亡者数は4万6,961人が報告され、前週と比較して10%減少しました(図1)。WHOに報告されている全世界の累積感染者数は2億6,893 万4,575人、累積死亡者数は529万7,850人となりました(表1)。
新規感染者数が最も増加したのは、アフリカ地域(111%増)で、次いで西太平洋地域(7%増)でした。アメリカ地域と東南アジア地域はともに10%減少し、ヨーロッパ地域は7%減少しました。新規死亡者数は、東南アジア地域で50%減少(前週に二週分を報告していため)し、アメリカ地域で14%減少しましたが、他の地域は全て前週と同程度でした。
人口10万人当たりの新規感染者数が多いのは、ヨーロッパ地域277.9人とアメリカ地域81.9人でした。これらの地域では、引き続き人口10万人当たりの新規死亡者数も多く、ヨーロッパ地域で3.0人、アメリカ地域で1.0人でした。他の4地域は、人口10万人当たりの新規死亡者数が1人未満の状況です。
直近1週間における新規感染者数が多い上位5か国は、アメリカ合衆国(674,019人:9%減)、ドイツ(351,738人:11%減)、イギリス(350,340人:13%増)、フランス(335,972人:19%増)ロシア連邦(215,283人:7%減)でした。
新規感染者数が最も増加したのは、アフリカ地域(111%増)で、次いで西太平洋地域(7%増)でした。アメリカ地域と東南アジア地域はともに10%減少し、ヨーロッパ地域は7%減少しました。新規死亡者数は、東南アジア地域で50%減少(前週に二週分を報告していため)し、アメリカ地域で14%減少しましたが、他の地域は全て前週と同程度でした。
人口10万人当たりの新規感染者数が多いのは、ヨーロッパ地域277.9人とアメリカ地域81.9人でした。これらの地域では、引き続き人口10万人当たりの新規死亡者数も多く、ヨーロッパ地域で3.0人、アメリカ地域で1.0人でした。他の4地域は、人口10万人当たりの新規死亡者数が1人未満の状況です。
直近1週間における新規感染者数が多い上位5か国は、アメリカ合衆国(674,019人:9%減)、ドイツ(351,738人:11%減)、イギリス(350,340人:13%増)、フランス(335,972人:19%増)ロシア連邦(215,283人:7%減)でした。
図1 2021年12月12日時点の週別・WHO管轄地域別のCOVID-19感染者数及び世界の死亡者数の推移

表1 2021年12月12日時点のWHO管轄地域別の新規・累積COVID-19確定症例数及び死亡者数

WHO管轄地域別の概況
アフリカ地域
直近1週間で確認された新規感染者数は16万7,682人、新規死亡者数は491人でした。前週と比較して、新規感染者数は111%増加し、2021年8月初旬以降で感染者が最多となりました。地域内の半数以上の国々(33/49:67%)において、10%以上の感染者の増加が報告され、特にその大部分の国々(30/33:91%)では25%またはそれ以上の増加となりました。一方で、新規死亡者数は1%減少しました。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
南アフリカ共和国 | 109,053人 | 183.9人 | 76%増加 |
ジンバブエ | 26,479人 | 178.2人 | 479%増加 |
モーリシャス | 6,415人 | 504.4人 | 775%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
南アフリカ共和国 | 151人 | 1.0人未満 | 13%減少 |
モーリシャス | 92人 | 7.2人 | 27%減少 |
アルジェリア | 41人 | 1.0人未満 | 7%減少 |

アメリカ地域
直近1週間で確認された新規感染者数は83万7,345人、新規死亡者数は10,562人でした。前週と比較して、新規感染者数は10%減少し、新規死亡者数は14%減少しました。地域内の複数の国々(15/56:28%)において、10%以上の感染者の増加が報告されました。特に、カリブ海諸島で感染者が増加しており、サン・バルテルミー島(350%:2人→9人)、タークス・カイコス諸島(285%)、サンマルタン島(111%)になっています。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
アメリカ合衆国 | 674,019人 | 203.6人 | 9%減少 |
ブラジル | 38,372人 | 18.1人 | 38%減少 |
カナダ | 25,332人 | 67.1人 | 25%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
アメリカ合衆国 | 6,909人 | 2.1人 | 16%減少 |
メキシコ | 1,122人 | 1.0人未満 | 85%増加 |
ブラジル | 851人 | 1.0人未満 | 41%減少 |

東地中海地域
直近1週間で確認された新規感染者数は9万633人、新規死亡者数は1,568人でした。前週と比較して、新規感染者数は4%減少し、新規死亡者数は3%減少しました。今回の報告では、地域内の一部の国愚に(3/22:13%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ヨルダン | 34,735人 | 340.4人 | 8%増加 |
イラン・イスラム共和国 | 21,168人 | 25.2人 | 19%減少 |
レバノン | 11,341人 | 166.2人 | 9%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
イラン・イスラム共和国 | 537人 | 1.0人未満 | 7%減少 |
エジプト | 333人 | 1.0人未満 | 12%減少 |
ヨルダン | 226人 | 2.2人 | 13%増加 |

ヨーロッパ地域
直近1週間で確認された新規感染者数は259万3,221人、新規死亡者数は2万8,362人でした。前週と比較して、新規感染者数は7%減少し、新規死亡者数は3%減少しました。9月初旬以降、初めて減少に転じました。しかし、地域内の複数の国々(10/61:6%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ドイツ | 351,738人 | 422.9人 | 11%減少 |
イギリス | 350,340人 | 516.1人 | 13%増加 |
フランス | 335,972人 | 516.6人 | 19%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
ロシア連邦 | 8,205人 | 5.6人 | 同程度 |
ポーランド | 2,804人 | 7.4人 | 6%増加 |
ウクライナ | 2,747人 | 6.3人 | 13%減少 |

東南アジア地域
直近1週間で確認された新規感染者数は9万8,021人、新規死亡者数は2,643人でした。前週と比較して、新規感染者数は10%減少し、新規死亡者数は50%減少しました。感染者が増加したのは、バングラデッシュ (13%増加:1,659人→1,882人)、ブータン(700%増加:1人→8人)の2か国のみでした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
インド | 57,255人 | 4.1人 | 6%減少 |
タイ | 27,405人 | 39.3人 | 20%減少 |
スリランカ | 5,220人 | 24.4人 | 同程度 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
インド | 2,108人 | 1.0人未満 | 56%減少 |
タイ | 227人 | 1.0人未満 | 同程度 |
スリランカ | 153人 | 1.0人未満 | 同程度 |

西太平洋地域
直近1週間で確認された新規感染者数は21万3,915人、新規死亡者数は3,335人でした。前週と比較して、新規感染者数は7%増加し、新規死亡者数は4%増加しました。地域内の一部の国々(4/27:15%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。感染者が増加したのは、北マリアナ諸島(62%)、韓国(37%)、ラオス人民民主共和国(17%)、日本(12%)の4か国でした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ベトナム | 103,635人 | 106.5人 | 6%増加 |
韓国 | 44,238人 | 86.3人 | 38%増加 |
マレーシア | 33,675人 | 104.0人 | 同程度 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
ベトナム | 1,550人 | 1.6人 | 13%増加 |
フィリピン | 866人 | 1.0人未満 | 16%減少 |
韓国 | 401人 | 1.0人未満 | 32%増加 |

変異株の状況
2021年5月31日、WHOは、懸念すべき変異株(VOC)及び注目すべき変異株(VOI)の言いやすい・覚えやすい新たな呼称を発表しました(表2・表3)
WHOは定期的な評価に基づき、定義を見直して調整しています。変異株の最新の状況については、以下のページにとりまとめています。
SARS-CoV-2変異株の追跡
https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/
最近の変化と世界レベルでのVOCの地理的分布をよりよく反映させるために、VOC有病率の推定値と、これまでにWHOに公式または非公式に報告されたVOCの検出に関するデータを重ね合わせた改訂版の世界地図を示します(図2)。新たなVOCに指定されたオミクロン株については、複数の国々で報告されています(図3)。
国別の有病率は、GISAIDにアップロードされた過去60日以内の検体採取日のSARS-CoV-2の全配列の割合として算出され、現在のVOCの有病率が高い場所を示す3つのグループ(優位:51%以上、中程度:11%~50%、低度:10%以下)に分類しました。
現在のSARS-CoV-2の世界的な遺伝子疫学の特徴は、デルタ株が優位になっており、その他の変異株の有病率は低下しています。また、新たな変異株であるオミクロン株が出現しました。しかし、地域や国レベルで、優位に流行している株は依然としてばらつきがあります。11月に確認されたオミクロンの感染者は現時点ではそのほとんどが旅行者であることが判明していますが、いくつかの国ではクラスターが発生し、地域内での流行が示唆されています。過去60日間に採取されてGISAIDにアップロードされた87万9,779検体のうち、87万2, 876検体(99.2%)がデルタ株、3,755検体(0.4%)がオミクロン株、206検体(0.1%未満)がアルファ株、179検体(0.1%未満)がガンマ株、16検体(0.1%未満)がベータ株、残り0.1%がその他の流通している変異株(VOIの ミュー株とラムダ株を含む)でした。今週は、2021年4月にデルタ株がVOCに分類されて以降初めて、全体に占める割合が減少しました。オミクロン株の割合が、徐々に増加しています。
世界のVOC分布は、国ごとの検査対策、解析能力の違い、報告のタイミングなど、サーベイランスの限界を十分に考慮して解釈する必要があります。
WHOは定期的な評価に基づき、定義を見直して調整しています。変異株の最新の状況については、以下のページにとりまとめています。
SARS-CoV-2変異株の追跡
https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/
最近の変化と世界レベルでのVOCの地理的分布をよりよく反映させるために、VOC有病率の推定値と、これまでにWHOに公式または非公式に報告されたVOCの検出に関するデータを重ね合わせた改訂版の世界地図を示します(図2)。新たなVOCに指定されたオミクロン株については、複数の国々で報告されています(図3)。
国別の有病率は、GISAIDにアップロードされた過去60日以内の検体採取日のSARS-CoV-2の全配列の割合として算出され、現在のVOCの有病率が高い場所を示す3つのグループ(優位:51%以上、中程度:11%~50%、低度:10%以下)に分類しました。
現在のSARS-CoV-2の世界的な遺伝子疫学の特徴は、デルタ株が優位になっており、その他の変異株の有病率は低下しています。また、新たな変異株であるオミクロン株が出現しました。しかし、地域や国レベルで、優位に流行している株は依然としてばらつきがあります。11月に確認されたオミクロンの感染者は現時点ではそのほとんどが旅行者であることが判明していますが、いくつかの国ではクラスターが発生し、地域内での流行が示唆されています。過去60日間に採取されてGISAIDにアップロードされた87万9,779検体のうち、87万2, 876検体(99.2%)がデルタ株、3,755検体(0.4%)がオミクロン株、206検体(0.1%未満)がアルファ株、179検体(0.1%未満)がガンマ株、16検体(0.1%未満)がベータ株、残り0.1%がその他の流通している変異株(VOIの ミュー株とラムダ株を含む)でした。今週は、2021年4月にデルタ株がVOCに分類されて以降初めて、全体に占める割合が減少しました。オミクロン株の割合が、徐々に増加しています。
世界のVOC分布は、国ごとの検査対策、解析能力の違い、報告のタイミングなど、サーベイランスの限界を十分に考慮して解釈する必要があります。
表2 2021年12月14日時点の懸念すべき変異株(VOC)

【VOCの呼称】
・イギリス由来の変異株(B.1.1.7)→ アルファ株(2020年12月18日指定)
・南アフリカ由来の変異株(B.1.351)→ ベータ株(2020年12月18日指定)
・ブラジル由来の変異株(P.1)→ ガンマ株(2021年1月11日追加)
・インド由来の変異株(B.1.617.2)→ デルタ株(2021年5月11日VOIから変更)
・複数国由来の変異株(B.1.1.529)→ オミクロン株(2021年11月26日指定)
表3 2021年12月14日時点の注目すべき変異株(VOI)

【VOIの呼称】
・ペルー由来の変異株(C.37)→ ラムダ株(2021年6月14日追加)
・コロンビア由来の変異株(B.1.621)→ ミュー株(2021年8月30日追加)
・ペルー由来の変異株(C.37)→ ラムダ株(2021年6月14日追加)
・コロンビア由来の変異株(B.1.621)→ ミュー株(2021年8月30日追加)
図2 2021年12月14日時点における直近60日間のVOCの流行状況

図3 2021年12月14日(午後4時)時点におけるオミクロン株が確認された地域

VOCオミクロン株に関するアップデート
12月7日の更新以降、WHOのすべての地域で、オミクロン感染者が確認されており、その国がWHOに追加で報告されています。2021年12月14日(日本時間午後2時)現在、オミクロンは76カ国で確認されています。
現在、証拠は限られていますが、オミクロンはデルタよりも感染力が増強しているようです。デルタがそれほど流行しなかった南アフリカではデルタよりも感染拡大の速度が早いようですが、イギリスのようなデルタが大きく流行した国でもデルタよりも早い速度で感染拡大しているようです。
オミクロンに感染した人が臨床的にどのくらい重症化するかについてはまだデータが限られています。オミクロンに感染した人が臨床的にどのくらい重症化するか関する情報は、今後数週間のうちにさらに増えると思われます。これは感染する人が増えてから、重症になる人や、死亡する人が増えるまでにタイムラグがあるためです。
初期解析の結果によると、オミクロンに対して、ヒトへの感染を防止するあるいはヒトに感染に広げないようにするというワクチンの効果や効能については低下すること、また再感染する可能性が高いことが示唆されています。ワクチン接種や別の変異株に感染したことで得られる免疫をどの程度回避できるのか、オミクロンに感染したとしても現在のワクチンがどの程度重症化や死亡を防ぐか、より正確なデータが必要です。
診断においてルーチンに行われているPCR検査や抗原迅速診断(Ag-RDT)キットの診断精度にオミクロンは影響を受けていません。また、オミクロンに感染して重症あるいは危篤になった患者に対する治療は引き続き有効だと考えます。
この結果、懸念される変異株に新たに指定されたオミクロンについて、全体的なリスクは非常に高いままです。オミクロンに関する情報の詳細は、WHOが2021年12月10日に発表した「加盟国向けの技術概要と優先行動」の更新版に掲載されています。
現在、証拠は限られていますが、オミクロンはデルタよりも感染力が増強しているようです。デルタがそれほど流行しなかった南アフリカではデルタよりも感染拡大の速度が早いようですが、イギリスのようなデルタが大きく流行した国でもデルタよりも早い速度で感染拡大しているようです。
オミクロンに感染した人が臨床的にどのくらい重症化するかについてはまだデータが限られています。オミクロンに感染した人が臨床的にどのくらい重症化するか関する情報は、今後数週間のうちにさらに増えると思われます。これは感染する人が増えてから、重症になる人や、死亡する人が増えるまでにタイムラグがあるためです。
初期解析の結果によると、オミクロンに対して、ヒトへの感染を防止するあるいはヒトに感染に広げないようにするというワクチンの効果や効能については低下すること、また再感染する可能性が高いことが示唆されています。ワクチン接種や別の変異株に感染したことで得られる免疫をどの程度回避できるのか、オミクロンに感染したとしても現在のワクチンがどの程度重症化や死亡を防ぐか、より正確なデータが必要です。
診断においてルーチンに行われているPCR検査や抗原迅速診断(Ag-RDT)キットの診断精度にオミクロンは影響を受けていません。また、オミクロンに感染して重症あるいは危篤になった患者に対する治療は引き続き有効だと考えます。
この結果、懸念される変異株に新たに指定されたオミクロンについて、全体的なリスクは非常に高いままです。オミクロンに関する情報の詳細は、WHOが2021年12月10日に発表した「加盟国向けの技術概要と優先行動」の更新版に掲載されています。
出典
COVID-19 Situation reports
COVID-19 Weekly Epidemiological Update: 14 December 2021
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---14-december-2021
COVID-19 Weekly Epidemiological Update: 14 December 2021
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---14-december-2021