新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告
COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO) 2021年12月21日
世界の概況
2021年12月19日時点で、直近1週間(12月13日~12月19日)も新規感染者数は417万7,622人が報告され、前週と比較して2%減少しました。新規死亡者数は4万4,616人が報告され、前週と比較して9%減少しました(図1)。WHOに報告されている全世界の累積感染者数は2億7,339 万5,731人、累積死亡者数は534万6,322人となりました(表1)。
新規感染者数が最も増加したのは、アフリカ地域(53%増) で、次いで西太平洋地域(12%増)でした。東南アジア地域と東地中海沿岸地域は12%減少し、アメリカ地域は10%減少し、ヨーロッパ地域は3%減少しました。新規死亡者数が増加したのは、アフリカ地域(15%増)のみでした。アメリカ地域は15%減少し、東地中海沿岸地域は12%、ヨーロッパ地域は7%、西太平洋地域と東南アジア地域は6%減少しました。
人口10万人当たりの新規感染者数が多いのは、ヨーロッパ地域279.9人とアメリカ地域88.5人でした。これらの地域では、引き続き人口10万人当たりの新規死亡者数も多く、ヨーロッパ地域で2.9人、アメリカ地域で1.0人でした。他の4地域は、人口10万人当たりの新規死亡者数が1人未満の状況です。
直近1週間における新規感染者数が多い上位4か国は、アメリカ合衆国(725,750人:12%減少)、イギリス(507,984人:45%増加)、フランス(358,175人:7%増加)、ドイツ(283,673人:19%減少)でした。
新規感染者数が最も増加したのは、アフリカ地域(53%増) で、次いで西太平洋地域(12%増)でした。東南アジア地域と東地中海沿岸地域は12%減少し、アメリカ地域は10%減少し、ヨーロッパ地域は3%減少しました。新規死亡者数が増加したのは、アフリカ地域(15%増)のみでした。アメリカ地域は15%減少し、東地中海沿岸地域は12%、ヨーロッパ地域は7%、西太平洋地域と東南アジア地域は6%減少しました。
人口10万人当たりの新規感染者数が多いのは、ヨーロッパ地域279.9人とアメリカ地域88.5人でした。これらの地域では、引き続き人口10万人当たりの新規死亡者数も多く、ヨーロッパ地域で2.9人、アメリカ地域で1.0人でした。他の4地域は、人口10万人当たりの新規死亡者数が1人未満の状況です。
直近1週間における新規感染者数が多い上位4か国は、アメリカ合衆国(725,750人:12%減少)、イギリス(507,984人:45%増加)、フランス(358,175人:7%増加)、ドイツ(283,673人:19%減少)でした。
図1 2021年12月19日時点の週別・WHO管轄地域別のCOVID-19感染者数及び世界の死亡者数の推移

表1 2021年12月19日時点のWHO管轄地域別の新規・累積COVID-19確定症例数及び死亡者数

WHO管轄地域別の概況
アフリカ地域
アフリカ地域では、先月から引き続き、新規感染者数が増加しています。直近1週間で確認された新規感染者数は25万6,031人、新規死亡者数は564人でした。前週と比較して、新規感染者数は53%増加し、新規死亡者数は15%増加しました。COVID-19のパンデミックが始まって以来、最多の新規感染者数となりました。地域内の半数近い国々(23/49:47%)において、50%以上の感染者の増加が報告されています。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
南アフリカ共和国 | 162,987人 | 274.8人 | 50%増加 |
ジンバブエ | 26,671人 | 179.4人 | 同程度 |
エスワティニ | 7,540人 | 649.9人 | 57%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
南アフリカ共和国 | 229人 | 1.0人未満 | 52%増加 |
モーリシャス | 60人 | 4.7人 | 35%減少 |
ジンバブエ | 47人 | 1.0人未満 | 81%増加 |

アメリカ地域
直近1週間で確認された新規感染者数は90万4,789人、新規死亡者数は10,255人でした。前週と比較して、新規感染者数は10%減少し、新規死亡者数は15%減少しました。地域内の複数の国々(14/56:25%)において、10%以上の感染者の増加が報告され、プエルトリコから最も高い増加率が報告されました(425%:3,736人)。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
アメリカ合衆国 | 725,750人 | 219.3人 | 12%減少 |
カナダ | 39,216人 | 103.9人 | 55%増加 |
アルゼンチン | 32,013人 | 70.8人 | 91%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
アメリカ合衆国 | 6,723人 | 2.0人 | 20%減少 |
メキシコ | 892人 | 1.0人未満 | 49%増加 |
ブラジル | 704人 | 1.0人未満 | 45%減少 |

東地中海地域
直近1週間で確認された新規感染者数は7万9,620人、新規死亡者数は1,376人でした。前週と比較して、新規感染者数、新規死亡者数ともに12%減少しました。地域内の半数近い国々(10/22:45%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。増加率が大きかったのは、ソマリア(313%:23人→95人)、アラブ首長国連邦(157%:441人→1,133人)、ジブチ(133%:6人→14人)でした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ヨルダン | 27,333人 | 267.9人 | 21%減少 |
イラン・イスラム共和国 | 16,487人 | 19.6人 | 22%減少 |
レバノン | 10,949人 | 160.4人 | 3%減少 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
イラン・イスラム共和国 | 372人 | 1.0人未満 | 31%減少 |
エジプト | 300人 | 1.0人未満 | 10%減少 |
ヨルダン | 250人 | 2.5人 | 11%増加 |

ヨーロッパ地域
直近1週間で確認された新規感染者数は261万1,478人、新規死亡者数は2万6,802人でした。前週と比較して、新規/感染者数は3%減少し、新規死亡者数は7%減少しました。地域内の複数の国々(12/61:20%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。増加率が大きかったのは、マルタ(83%増:603人→1103人)とジブラルタル(82%増:148人→270人)でした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
イギリス | 507,984人 | 748.3人 | 45%増加 |
フランス | 358,175人 | 550.7人 | 7%増加 |
ドイツ | 283,673人 | 341.1人 | 19%減少 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
ロシア連邦 | 7,720人 | 5.3人 | 6%減少 |
ポーランド | 3,006人 | 7.9人 | 7%増加 |
ドイツ | 2,595人 | 3.1人 | 同程度 |

東南アジア地域
直近1週間で確認された新規感染者数は8万6,545人、新規死亡者数は2,475人でした。前週と比較して、新規感染者数は12%減少し、新規死亡者数は6%減少しました。感染者が増加したのは、東ティモール(300%増加:1人→4人)、スリランカの2か国のみでした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
インド | 49,765人 | 3.6人 | 13%減少 |
タイ | 22,882人 | 32.8人 | 17%減少 |
スリランカ | 6,783人 | 31.7人 | 30%増加 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
インド | 1,988人 | 1.0人未満 | 6%減少 |
タイ | 206人 | 1.0人未満 | 9%減少 |
スリランカ | 138人 | 1.0人未満 | 10%減少 |

西太平洋地域
直近1週間で確認された新規感染者数は23万9,159人、新規死亡者数は3,144人でした。前週と比較して、新規感染者数は12%増加し、新規死亡者数は6%減少しました。地域内の一部の国々(3/27:11%)において、10%以上の感染者の増加が報告されています。増加率が高かったのは、オーストラリア (80% 増加10,805人→19,415人), 日本(26%増加:861人→1088人)、ベトナムの3か国でした。
新規感染者が多い上位3か国
新規死亡者が多い上位3か国

新規感染者が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ベトナム | 125,955人 | 129.4人 | 22%増加 |
韓国 | 47,825人 | 93.3人 | 8%増加 |
マレーシア | 27,698人 | 85.6人 | 18%減少 |
新規死亡者が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
ベトナム | 1,740人 | 1.8人 | 12%増加 |
フィリピン | 579人 | 1.0人未満 | 33%減少 |
韓国 | 469人 | 1.0人未満 | 17%増加 |

変異株の状況
2021年5月31日、WHOは、懸念すべき変異株(VOC)及び注目すべき変異株(VOI)の言いやすい・覚えやすい新たな呼称を発表しました(表2・表3)
WHOは定期的な評価に基づき、定義を見直して調整しています。変異株の最新の状況については、以下のページにとりまとめています。
SARS-CoV-2変異株の追跡
https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/
最近の変化と世界レベルでのVOCの地理的分布をよりよく反映させるために、VOC有病率の推定値と、これまでにWHOに公式または非公式に報告されたVOCの検出に関するデータを重ね合わせた改訂版の世界地図を示します(図2)。新たなVOCに指定されたオミクロン株については、複数の国々で報告されています。
国別の有病率は、GISAIDにアップロードされた過去60日以内の検体採取日のSARS-CoV-2の全配列の割合として算出され、現在のVOCの有病率が高い場所を示す3つのグループ(優位:51%以上、中程度:11%~50%、低度:10%以下)に分類しました。
現在のSARS-CoV-2の世界的な遺伝子疫学の特徴は、デルタ株が優位になっており、その他の変異株の有病率は低下しています。また、新たな変異株であるオミクロン株が出現して複数の国々に拡がっていますが、国や地域レベルで、優位に流行している株は依然としてばらつきがあります。一部の国々でデルタ株の報告割合が減少しているのは、デルタ株の割合が減少した訳ではなく、各国の検査戦略の変更が影響している可能性が示唆されます。
現時点で11月に確認されたオミクロン株の感染者は、ほとんどが旅行者であることが判明しています。いくつかの国々ではクラスターが発生し、地域内での流行(市中感染)が報告されています。過去60日間に採取されてGISAIDにアップロードされた105万1,598検体のうち、100万9,253検体(96%)がデルタ株、16,988検体(1.6%)がオミクロン株、176検体(0.1%未満)がガンマ株、53検体(0.1%未満)がアルファ株、16検体(0.1%未満)がベータ株、188検体検体(0.1%未満)がその他の流通している変異株(VOIの ミュー株とラムダ株を含む)でした。
12月14日の更新以降、WHO管轄の全6地域において、オミクロン株の感染者が確認されています。12月21日(午後2時)時点で、オミクロン株が確認された国は106か国となっています。
最近のエビデンスでは、オミクロン株はデルタ株よりも感染力が強く、地域社会や集団免疫が高い国々でも急速な感染拡大が報告されています。急速な感染拡大の原因として、オミクロン株の免疫回避がどの程度影響しているのか、どの程度感染力が増強しているのか、またはその両方がどの程度組み合わさって感染拡大につながっているのかは、まだ不明な状況です。オミクロン株の感染者が、臨床的にどの程度重症化するかについては、データが限られています。英国や南アフリカでは、入院患者数が増え続けており、患者数が急激に増加すると、医療制度が逼迫する可能性があります。初期の解析で得られたデータでは、初期免疫として予防接種を受けた人やSARS-CoV-2感染の既往歴がある人では、オミクロン株に対する免疫の中和活性能力が低下し、体液性免疫の働きをオミクロン株がある程度回避することが示唆されています。
以上から、VOCのオミクロン株について、全体的なリスク評価は非常に高い状況とされています。この変異株に関する詳細は、12月17日に発表した「加盟国向けの技術概要と優先行動」の更新版(https://www.who.int/publications/m/item/enhancing-readiness-for-omicron-(b.1.1.529)-technical-brief-and-priority-actions-for-member-states)に掲載されています。
表2 2021年12月22日時点の懸念すべき変異株(VOC)
表3 2021年12月22日時点の注目すべき変異株(VOI)

【VOIの呼称】
・ペルー由来の変異株(C.37)→ ラムダ株(2021年6月14日追加)
・コロンビア由来の変異株(B.1.621)→ ミュー株(2021年8月30日追加)
図2 2021年12月21日時点における直近60日間のVOCの流行状況

WHOは定期的な評価に基づき、定義を見直して調整しています。変異株の最新の状況については、以下のページにとりまとめています。
SARS-CoV-2変異株の追跡
https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/
最近の変化と世界レベルでのVOCの地理的分布をよりよく反映させるために、VOC有病率の推定値と、これまでにWHOに公式または非公式に報告されたVOCの検出に関するデータを重ね合わせた改訂版の世界地図を示します(図2)。新たなVOCに指定されたオミクロン株については、複数の国々で報告されています。
国別の有病率は、GISAIDにアップロードされた過去60日以内の検体採取日のSARS-CoV-2の全配列の割合として算出され、現在のVOCの有病率が高い場所を示す3つのグループ(優位:51%以上、中程度:11%~50%、低度:10%以下)に分類しました。
現在のSARS-CoV-2の世界的な遺伝子疫学の特徴は、デルタ株が優位になっており、その他の変異株の有病率は低下しています。また、新たな変異株であるオミクロン株が出現して複数の国々に拡がっていますが、国や地域レベルで、優位に流行している株は依然としてばらつきがあります。一部の国々でデルタ株の報告割合が減少しているのは、デルタ株の割合が減少した訳ではなく、各国の検査戦略の変更が影響している可能性が示唆されます。
現時点で11月に確認されたオミクロン株の感染者は、ほとんどが旅行者であることが判明しています。いくつかの国々ではクラスターが発生し、地域内での流行(市中感染)が報告されています。過去60日間に採取されてGISAIDにアップロードされた105万1,598検体のうち、100万9,253検体(96%)がデルタ株、16,988検体(1.6%)がオミクロン株、176検体(0.1%未満)がガンマ株、53検体(0.1%未満)がアルファ株、16検体(0.1%未満)がベータ株、188検体検体(0.1%未満)がその他の流通している変異株(VOIの ミュー株とラムダ株を含む)でした。
12月14日の更新以降、WHO管轄の全6地域において、オミクロン株の感染者が確認されています。12月21日(午後2時)時点で、オミクロン株が確認された国は106か国となっています。
最近のエビデンスでは、オミクロン株はデルタ株よりも感染力が強く、地域社会や集団免疫が高い国々でも急速な感染拡大が報告されています。急速な感染拡大の原因として、オミクロン株の免疫回避がどの程度影響しているのか、どの程度感染力が増強しているのか、またはその両方がどの程度組み合わさって感染拡大につながっているのかは、まだ不明な状況です。オミクロン株の感染者が、臨床的にどの程度重症化するかについては、データが限られています。英国や南アフリカでは、入院患者数が増え続けており、患者数が急激に増加すると、医療制度が逼迫する可能性があります。初期の解析で得られたデータでは、初期免疫として予防接種を受けた人やSARS-CoV-2感染の既往歴がある人では、オミクロン株に対する免疫の中和活性能力が低下し、体液性免疫の働きをオミクロン株がある程度回避することが示唆されています。
以上から、VOCのオミクロン株について、全体的なリスク評価は非常に高い状況とされています。この変異株に関する詳細は、12月17日に発表した「加盟国向けの技術概要と優先行動」の更新版(https://www.who.int/publications/m/item/enhancing-readiness-for-omicron-(b.1.1.529)-technical-brief-and-priority-actions-for-member-states)に掲載されています。
表2 2021年12月22日時点の懸念すべき変異株(VOC)

【VOCの呼称】
・イギリス由来の変異株(B.1.1.7)→ アルファ株(2020年12月18日指定)
・南アフリカ由来の変異株(B.1.351)→ ベータ株(2020年12月18日指定)
・ブラジル由来の変異株(P.1)→ ガンマ株(2021年1月11日追加)
・インド由来の変異株(B.1.617.2)→ デルタ株(2021年5月11日VOIから変更)
・複数国由来の変異株(B.1.1.529)→ オミクロン株(2021年11月26日指定)
・イギリス由来の変異株(B.1.1.7)→ アルファ株(2020年12月18日指定)
・南アフリカ由来の変異株(B.1.351)→ ベータ株(2020年12月18日指定)
・ブラジル由来の変異株(P.1)→ ガンマ株(2021年1月11日追加)
・インド由来の変異株(B.1.617.2)→ デルタ株(2021年5月11日VOIから変更)
・複数国由来の変異株(B.1.1.529)→ オミクロン株(2021年11月26日指定)
表3 2021年12月22日時点の注目すべき変異株(VOI)

【VOIの呼称】
・ペルー由来の変異株(C.37)→ ラムダ株(2021年6月14日追加)
・コロンビア由来の変異株(B.1.621)→ ミュー株(2021年8月30日追加)
図2 2021年12月21日時点における直近60日間のVOCの流行状況

出典
COVID-19 Situation reports
COVID-19 Weekly Epidemiological Update: 21 December 2021
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---21-december-2021
COVID-19 Weekly Epidemiological Update: 21 December 2021
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---21-december-2021