新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告

COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO) 2022年2月8日

世界の概況

2022年1月31日から2月6日(以下「直近1週間」という。)に報告された新規感染者数は前週と比較して17%減少し、新規死亡者数は7%増加しました(図1)。WHO管轄の6地域全体で、1,9276,472人の新規感染者数及び67,953人の新規死亡者数が報告されました(表1)。2022年2月6日時点で、全世界の累積感染者数は392,145,701人、累積死亡者数は5,724,353人となります。
 
各地域別では、東地中海地域で36%の新規感染者数の増加が報告された一方、その他全ての地域では新規感染者数の減少が報告されました。アメリカ地域で36%、東南アジア地域で32%、アフリカ地域で22%、西太平洋地域で8%及びヨーロッパ地域で7%の新規感染者数の減少が報告されました。新規死亡者数については、東南アジア地域で67%及び東地中海地域で45%の増加が報告された一方、アメリカ地域及びヨーロッパ地域で前週と同等であり、アフリカ地域で14%及び西太平洋地域で5%の減少が報告されました。
 
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国は、アメリカ(1,874,006人、50%減少)、フランス(1,738,189人、26%減少)、ドイツ(1,285,375人、22%増加)、ブラジル(1,241,025人、前週と同程度)及びインド(1,095,616人、41%減少)でした。また、直近1週間における新規死亡者数が多い上位5か国は、アメリカ(14,090人、15%減少)、インド(7,888人、69%増加)、ロシア(4,686人、前週と同程度)、ブラジル(4,610人、39%増加)及びメキシコ(2,910人、48%増加)でした。

図1 2022年2月6日時点の週別又はWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移


表1 2022年2月6日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は累積新型コロナウイルス感染者の確定症例数及び死亡者数

 

WHO管轄地域別の概況

アフリカ地域

新規感染者数については、直近1週間で98,071人と報告され、前週と比較して22%減少しました。2022年1月の早期から減少傾向にあります。この傾向にもかかわらず、アフリカ地域の2か国において、20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。コモロで197%(34人から101人)及びギニアで61%(155人から250人)の新規感染者数の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で1,402人と報告され、前週と比較して14%の減少が報告されました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
レユニオン 45,474人 5,079.1人 同程度
南アフリカ 20,580人 34.7人 7%減少
アルジェリア 8,288人 18.9人 44%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
南アフリカ 912人 1.5人 8%増加
アルジェリア 85人 1.0人未満 15%増加
ウガンダ 34人 1.0人未満 31%減少

 

アメリカ地域

新規感染者数については、直近1週間で4,487,367人と報告され、前週と比較して36%減少しました。これは、2022年1月中旬以降の新規感染者数の減少傾向に続くものです。しかしながら、アメリカ地域の8か国では、20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。ドミニカで88%(515人から968人)及びホンジュラスで65%(3,438人から5,674人)の新規感染者数の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で29,560人と報告され、前週と比較して同程度と報告されました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
アメリカ 1,874,006人 566.2人 50%減少
ブラジル 1,241,025人 583.8人 同程度
アルゼンチン 283,743人 627.8人 51%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
アメリカ 14,090人 4.3人 15%減少
ブラジル 4,610人 2.2人 39%増加
メキシコ 2,910人 2.3人 48%増加
 

東地中海地域

新規感染者数については、直近1週間で808,497人と報告され、前週と比較して36%増加しました。2021年12月以降、東地中海地域における新規感染者数の増加が報告されています。
 
直近1週間で、東地中海地域の9か国において20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。アフガニスタンで91%(2,118人から4,046人)、他にヨルダンとイランで相対的な新規感染者数の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、2,357人と報告され、前週と比較して45%の増加が報告されました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
イラン 221,654人 263.9人 188%増加
ヨルダン 116,993人 1146.6人 85%増加
パレスチナ 58,046人 1137.8人 75%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
チュニジア 383人 3.2人 39%増加
イラン 365人 1.0人未満 105%増加
エジプト 311人 1.0人未満 32%増加
 
 

ヨーロッパ地域

2021年12月中旬以降のヨーロッパ地域では、新規感染者数の発生率は増加傾向にあり、直近1週間で新規感染者数は11,106,661人と報告されました。これは、前週と比較して7%の減少でした。しかしながら、ヨーロッパ地域の11か国において、過去の週で20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。ベラルーシで122%(13,698人から30,475人)、アゼルバイジャンで106%(19,307人から39,839人)及びロシアで相対的な新規感染者数の増加が報告されました。
 
新規死者数については、23,446人と報告され、前週と比較して同程度と報告されました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
フランス 1,738,189人 2,672.5人 26%減少
ドイツ 1,285,375人 1,545.5人 22%増加
ロシア 1,073,111人 735.3人 71%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
ロシア 4,686人 3.2人 同程度
イタリア 2,628人 4.4人 同程度
フランス 1,867人 2.9人 同程度
 
 

東南アジア地域

新規感染者数については、直近1週間で1,452,690人と報告され、前週と比較して32%の減少でした。しかしながら、東南アジア地域における10か国中の5か国において、未だ20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。これは、東テイモールで575%(69人から466人)、ミャンマーで124%(1,183人から2,647人)及びインドネシアでの高い割合の増加を含みます。
 
その一方、新規死亡者数については、8,761人と報告され、前週と比較して67%の増加が報告されました。大部分はインドからの報告に基づくものです。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
インド 1,095,616人 79.4人 41%減少
インドネシア 173,295人 63.4人 205%増加
バングラデシュ 76,200人 46.3人 24%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
インド 7,888人 1.0人未満 68%増加
インドネシア 251人 1.0人未満 202%増加
バングラデシュ 226人 1.0人未満 61%増加
 

西太平洋地域

新規感染者数については、直近1週間で1,323,186人と報告され、前週と比較して8%の減少でした。しかしながら、西太平洋地域内28か国中、半数近くの13か国において、20%以上の新規感染者数の増加が報告されました。キリバスで749%(142人から1,206人)、ブルネイで306%(261人から1,059人)及びソロモン諸島で211%(609人から1,892人)の新規感染者数の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、2,427人と報告され、前週と比較して5%の減少が報告されました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
日本 623,128人 492.7人 34%増加
オーストラリア 215,234人 844.1人 57%減少
韓国 181,053人 353.1人 91%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
ベトナム 714人 1.0人未満 25%減少
オーストラリア 528人 2.1人 7%減少
日本 528人 1.0人未満 121%増加
 
 

新型コロナウイルスの注目すべき変異株及び懸念される変異株についての特別な焦点

WHOは、国の、当局、機関及び研究者と協力して、新型コロナウイルスの変異株が感染や病原性に影響するか否か、ワクチンの有効性、治療法、診断又は感染拡散を制御するための公衆衛生上の取組について、定期的に評価しています。潜在的な、懸念される変異株(以下「VOC」という。)、注目すべき変異株(以下「VOI」という。)及び監視下にある変異株(以下「VUM」という。)は、世界の公衆衛生にもたらすリスクに基づいて定期的に評価されています。科学的根拠が明らかになれば、変異株の継続的な変化及び付随する疫学の変化を反映するために、変異株の分類が刷新される予定です。変異株の分類の基準、VOC、VOI及びVUMの現在の一覧は、新型コロナウイルス変異株の追跡https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/で閲覧できます。国の当局は、他のVOC及びVOIの指定を選択することができ、かつ、これら変異株の影響に基づいて調査・報告をするよう奨励されています。
 

VOCの世界的な拡散及び有病率

現在の新型コロナウイルスの世界的な遺伝子疫学は、オミクロン株の急速な拡大を特徴としています。VOC(アルファ、ベータ、ガンマ又はデルタ)及びVOI(ラムダ又はミュー)を含む全ての変異株は、WHO管轄の6地域全体において減少傾向を継続しています。過去30日間に採取されてGISAIDに提出された426,363検体のうち、412,265検体(96.7%)がオミクロン株、13,972検体(3.3%)がデルタ株、2検体(0.1%未満)がガンマ株、2検体(0.1%未満)がアルファ株でした。他の変異株については、ラムダ株及びミュー株を含むVOIを含めて、どの検体も報告されませんでした。世界的なVOCの分布について特筆すべきは、サーベイランスの限界を考慮し、慎重に解釈する必要がある点です(サーベイランスの限界は、報告の遅延と同様に、国・地域毎にゲノム解析能力及び検体採取方式の違いを含みます。)。
 

オミクロン株の拡散及び有病率

2021年11月26日にB.1.1.529系統がVOCとして指定されて以降、複数のオミクロン株の系統が報告されています。オミクロン株には、Pango系統のBA.1、BA.1.1、BA.2及びBA.3が含まれており、これらは全てオミクロン株の下位系統として、WHOが監視を継続しています。BA.2は、BA.1と多くの変異が重複していますが、多くの違いもあり、スパイク蛋白における違いも含みます。重要な点は、S遺伝子ターゲットの障害に関係したスパイク69-70欠損を含まないことです(スパイク69-70欠損は、BA.1、BA.1.1、B.1.1.529及びBA.3を検出するマーカーとして使われます。)。BA.1.1は、R346K変異を含みます(R346K変異は、更なる免疫からの逃避を惹起すると推定されます。)。

オミクロン株の表現型の特徴を記述する現在の科学的根拠については、そのほとんどがBA.1系統に基づいています。しかしながら、BA.2系統の相対的な増加を多くの国で認めており、感染・伝播性、免疫からの逃避及び病原性を含むBA.2の特徴に関する研究は、BA.1と比較し、独立的かつ比較的に優先されるべきです。さらに、異なる系統の拡散及び増加を解釈するときは、症例罹患率を加味してBA.1及びBA.2系統の配列の相対的な割合を考慮することが重要となります。
 
オミクロン株の有病率は世界的にも増加し、現在ほとんど全ての国で検出されています。しかしながら、オミクロン株により症例数の早期の増加が報告されていた国の多くでは、2022年1月以降、新規症例数の下降が今や報告されています。図4のAでは、2022年1月10日から16日までの週から他の系統と比較してBA.1の配列の割合が減少しています(BA.1.1とBA.2の配列の割合は増加しています。)。図4のBでは、2021年12月にGISAIDに提出されたオミクロン株系統の配列が増加しており、2022年1月から減少しています。この傾向は、複数の国で認められ、高いゲノム解析能力を有する複数の国を含みます。他の国では、異なる傾向が認められます。これらの傾向は、サーベイランスの限界を考慮し、慎重に解釈する必要があります(サーベイランスの限界は、報告の遅延及び研究室での結果出力時間と同様に、国・地域毎にゲノム解析能力及び検体採取方式の違いを含みます。)。WHOは、変異株の潮流及び出現の監視を継続しています。あわせて、調整された多層的なサーベイランス、準備及び新型コロナウイルス感染者への対応戦略を通じて、関連する知識の格差を特定し、及び取り組むことを継続しています。
 
図4 週毎に検体採取してGISAIDに提出された検体のうちオミクロン株の系統に関する世界的な分布及び相対的な割合




 





 
 

VOCの表現型の特徴における違い

表2は、VOCの表現型の影響について明らかな科学的根拠を要約したものです。2022年1月25日以降、オミクロン株に関する最近の文献も含む、VOCの表現型の特徴に関する発表がありました。いくつかの研究は未査読であり、それゆえ、この限界を考慮して解釈しなければなりません。
 
オミクロン株についての詳細な情報及び加盟国において推奨される優先行動は、「新型コロナウイルス感染者の国及び技術指針」の下にある「最新の技術概要及び加盟国における優先行動」で閲覧できます。現在利用可能な科学的根拠に基づけば、オミクロン株に関連した全体的なリスクは依然としてかなり高いままです。
 
ワクチンの有効性(以下「有効率」という。)について、1回目若しくは2回目接種(以下「初回接種」という。)又は初回接種後の接種(以下「追加接種」という。)した場合のオミクロン株及びデルタ株への影響を要約したものが図6及び7となります。

図6 オミクロン株に対するワクチン初回又は追加接種による有効率


図7 デルタ株に対するワクチン初回又は追加接種による有効率


 

ワクチンによるオミクロン株に対する有効率の結果に関する解釈

オミクロン株に対する有効率のデータは限られています。しかしながら、他のVOCで過去に認められた結果と比較し、オミクロン株に対するワクチン初回接種で、重症化、発症及び感染予防の減弱を認めました。特筆すべきは、オミクロン株に対する重症化予防の有効率は高いと予想されますが、その一方、その発症及び感染予防の有効率は低くなります。追加接種後の有効率については、データによれば、全製品で、重症化、発症及び感染予防の有効率が十分に改善します。追加接種後の有効率の持続期間については、更なるデータが必要となります。
 
ファイザー製ワクチンを初回接種した場合(追加接種を伴わない。)、重症化予防の有効率については、接種後3か月間にあっては70から74%であり、接種後3か月から6か月間にあっては60%であり、接種後6か月以降の期間にあっては35から68%となります。同様に、アストラゼネカ製ワクチンについては、3か月間、3か月から6か月の間及び6か月以降の期間における重症化予防の有効率については、33から56%の間で減少します(比較的幅の広い信頼区間です。)。
 
初回接種後14日から3か月間の発症予防の有効率については、概して重症化予防の有効率よりも低くなります(アストラゼネカ製ワクチン、モデルナ製ワクチン及びファイザー製ワクチンでは50%を上回ります。)。対照的に、接種後14日から3か月間の感染予防の有効率については、50%未満となります。初回接種後3か月以降の期間における発症及び感染予防の有効率については、全ての可能なデータにより3種類のワクチンで50%未満と予想されます(アストラゼネカ製ワクチン、モデルナ製ワクチン及びファイザー製ワクチン)。
 
追加接種による重症化予防の有効率については、可能なデータで全てのワクチンが75%を上回ると予想があり、追加接種後6か月間は、この効果が持続するとされます。追加接種後の全てのワクチンによる感染予防の有効率については、3か月間にあっては63から78%の間で推移しますが、3から6か月間にあっては29から64%の間に減弱して推移します。追加接種後のオミクロン株に対する感染予防の有効率に関するデータは限られており、ある研究では、モデルナ製ワクチンによる追加接種後3か月間における有効率は68%となります。
 

ワクチンによるデルタ株に対する有効率の結果に関する解釈

初回接種後6か月間又はそれ以降の期間において、メッセンジャーRNAワクチン(以下「mRNAワクチン」という。モデルナ製ワクチン及びファイザー製ワクチンを指す。)のデルタ株に対する重症化予防の有効率については、今日に至るまで研究結果のほとんどが高い有効率を支持しています(4つの研究のうち、3つの研究にあっては90%を上回る有効率を報告しており、もう1つの研究にあっては74%の結果を報告しています。また、アストラゼネカ製ワクチンの初回接種後3から6か月間において、3つの研究にあっては80%を上回る有効率が報告されており、もう1つの研究にあっては54%と低く報告されています(3か月間の84%との比較)。)。

初回接種後14日から3か月の期間における発症及び感染予防の有効率については、2つのmRNAワクチンのうち、1つのmRNAワクチンにあっては73から96%の間で推移しており、アストラゼネカ製ワクチンにあっては初回接種後の同期間で68から88%の間で推移しました。しかしながら、可能なデータにおける、全てのワクチンによる初回接種後の発症及び感染予防の有効率については、経過とともに一貫して減少します。これにもかかわらず、いずれかのmRNAワクチンによる接種後の有効率については、ほとんどの研究にあっては50%を上回る結果を予想しており(59から80%。)、2つの研究にあっては50%と下回るとの予想です。アストラゼネカ製ワクチンを評価した4つの研究のうち、3つの研究にあっては3から6か月の期間における有効率が50%を上回ると示されましたが(54から65%。)、1つの研究にあっては同期間で43%と低く示されました。マレーシアで実施された研究では、不活化ワクチンのシノバック製ワクチンによる感染予防の有効率については、初回接種後3から6か月間にあっては感染予防の有効率が74%でしたが、6か月以降の期間にあっては30%まで減少しました。
 
mRNAワクチン、ウイルスベクターワクチン及び不活化ワクチンの追加接種後3か月間において、データによれば重症化、発症及び感染予防の有効率が79%を上回る結果となりました。mRNAワクチンによる追加接種後3から6か月間における重症化予防の有効率については、イギリスの単独の研究にあっては95%を上回りましたが、アメリカの単独の研究にあっては65%まで減少しました。アストラゼネカ製ワクチン又はファイザー製ワクチンによる初回接種後にmRNAワクチンを追加接種した後の3か月間又はそれ以降の期間では、重症化予防の有効率が75%を上回りました。

出典

COVID-19 Situation reports
COVID-19 Weekly Epidemiological Update: 8 February 2022
https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---8-february-2022