新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告(更新77)

COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO)2022年8月17日

世界の概況

新規感染者数については、2022年8月8日から8月14日までの週(以下「直近1週間」という。)に5,460,641人と報告され、前週と比較して24%減少しました(図1及び表1)。新規死亡者数については、直近1週間で15,072人と報告され、前週と比較して6%減少しました。2022年8月14日時点で、全世界の累積感染者数にあっては587,517,397人、累積死亡者数にあっては6,431,227人となります。管轄地域別の新規感染者数については、全6地域で減少し、アフリカ地域で38%、欧州地域で38%、東地中海地域で30%、西太平洋地域で18%、北米・中南米地域で17%及び東南アジア地域で11%減少しました。管轄地域別の新規死亡者数については、西太平洋地域で31%及び東南アジア地域で12%増加した一方、アフリカ地域で33%、欧州地域で25%、東地中海地域で7%及び北米・中南米地域で4%減少しました。
 
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国は、日本(1,395,301人、7%減少)、韓国(866,830人、22%増加)、米国(679,653人、14%減少)、ドイツ(271,277人、25%減少)及びイタリア(193,305人、32%減少)でした。また、直近1週間における新規死亡者数が多い上位5か国は、米国(2,907人、4%減少)、日本(1,647人、64%増加)、ブラジル(1,495人、3%増加)、イタリア(920人、13%減少)及びスペイン(573人、12%減少)でした。
 
新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者に係る現在の傾向については、複数の国が検体採取方式を積極的に変更し、全体の検査数が減少して結果的に検出される感染者数が減少するため、慎重に解釈する必要があります。さらに、各国によって後ろ向きに生じた新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者の変化を組み込まれながら、各国からのデータがWHOにより継続して更新されます。
 
図1 2022年8月14日時点の週別又はWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移
 

表1 2022年8月14日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は累積新型コロナウイルス感染者の確定症例数及び死亡者数

新型コロナウイルスの懸念される変異株及び注目すべき変異株についての特別な焦点

懸念される変異株の世界的な拡散及び有病率

世界的に2022年7月15日から8月15日まで172,042の検体がGISAIDに提出されました。これらの検体のうち、オミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)の懸念される変異株(以下「VOC」という。)が世界的に優勢な流行している変異株であり、検体の99.3%(170,905検体)を占めています。
 
提出された検体の数が継続して減少しているため、傾向の解釈については、調査システムの限界を考慮して行う必要があります(複数の国における検体採取及びゲノム解析の戦略における変化と同様に各国におけるゲノム解析能力及び検体採取上の戦略における違いを含む。)。
 
オミクロン株のVOCについては、大きな多様性があり、ウイルス複製の過程を一部とした変異の蓄積及び宿主からの免疫の結果であると予想されます。オミクロン株については、200を超える下位系統が出現しています(これらの変異株は、表現型の変化に関する科学的根拠と同様に特定の遺伝的変異の集合、特定の地域における有病率の上昇又は世界的拡散に応じてWHOにより監視されています。)。
 
新型コロナウイルス変異株に関する現在の状況については、オミクロン株の下位系統の出現、有病率の増加に伴う世界各国への拡散及び以前に優勢であった下位系統の置換という特徴があります。特定の下位系統に関連する感染者数の増加は、その高い固有の感染・伝播性又は高い免疫逃避という特徴によります。変異株の出現が感染者数、入院者数及び死亡者数の急増をどの程度もたらすかという点については、要因の数に影響されます(新型コロナウイルス感染又はワクチン接種による集団免疫及び公衆衛生及び社会的政策の逼迫の段階を含む。)。
 
図4、表2及び付録5は、オミクロン株の下位系統の割合を示しています。特にBA.1.X系統、BA.2.X系統(BA.2.12.1系統及びBA.2.75系統を含む。)及びBA.3.X系統については、疫学的第30週(2022年7月24日から7月30日まで。)における有病率がそれぞれ1%未満、3%及び1%未満です。BA.4.X系統については、有病率が8%であり、前週と比較して減少傾向を示しています。BA.5系統及びその下位系統については、他の下位系統と比較して相対的な有病率が継続して上昇しており、疫学的第31週(2022年7月31日から8月6日までをいう。以下同じ。)において提出された検体の74%を占めています。
 
BA.5系統の遺伝的な多様性は、複数の下位系統を生み出し、かつ、スパイク領域及び非スパイク領域において更なる変異を生み出します。これらは、表2及び付録5に示されています。BA.5系統の35の下位系統がPANGO系統に指定されています。BA.5下位系統のうち、BA.5.1系統、BA.5.2系統及びBA.5.2.1系統の相対的な割合が上昇しており、疫学的第31週で提出された検体のうちそれぞれ29%、22%及び30%を占めています。BA.5.2.1系統は、2022年8月7日から8月13日までの週以降にWHO管轄の全6地域において最も有病率の高い変異株です。
 
オミクロン株の下位系統のうちBA.2.75系統が継続して出現しており、2022年5月に最初の検体が報告されました。この変異株は、現在監視下にあるオミクロン株の亜系統であり、上位系統であるBA.2系統と比較してスパイク領域に9つの変異を有しています(これらの変異のうち4つは受容体結合領域にあり、4つの変異のうちうち最低1つは過去の変異株における免疫逃避と関連しています。)。15か国から250検体しかGISAIDに提出されなかった7月18日と比較すると、2022年8月15日の時点で16か国から2,700を超える検体が報告されています。報告された検体の大多数がインド由来です。この変異株の世界的な有病率は、疫学的第27週(2022年7月3日から7月9日まで。)で最も高く、直近の数週間で減少しています。しかしながら、これが有病率の真の減少又は検体提出における遅延の結果なのかは不明です。
 
予備的な実験室に基づく研究については、BA.2系統及びBA.5系統と比較してBA.2.75系統の相対的な増加の優位性を示しています。さらに、BA.2系統と比較してハムスターモデルにおけるより高い融合性(病原体の膜、受容体と宿主の膜、受容体間の結合の尺度)、肺細胞におけるより効率的な複製及びより高い病原性が示されています。これらの予備的な調査結果を確認するために更なる研究が必要です。
 
図4A及びB 新型コロナウイルスの検体数及び割合(2022年8月15日時点)
 

表2 過去4週間における新型コロナウイルスの検体における相対的な割合

ワクチン

図5 オミクロン株のVOCに対する初回接種及び1回目の追加接種のワクチンの効果
 

図5は、時間経過に伴うオミクロン株に対する絶対的なワクチンの効果(以下「VE」という。)の影響について要約したものです(初回接種のワクチンで層別化されたものです。)。追加接種は、異なるワクチンの可能性があります(すなわち、同種及び別種の追加接種のVEが示されています。)。
 
直近の更新(2022年7月20日)以降で 5の新しい研究が図に追加されています。4の研究(未査読である2の研究を含む。)は、カナダ、カタール、シンガポール及び米国の小児を対象とし、オミクロン株による感染、発症、緊急入院及び集中治療又は入院に対するファイザー製ワクチンの2回接種のVEを時間経過とともに評価しました。残りの1の研究は、ブラジルの18歳以上の成人を対象とし、オミクロン株による発症、入院及び死亡に対するシノバック製ワクチンの初回接種のVEを評価しました(ファイザー製ワクチンの追加接種後に続くシノバック製ワクチンの2回接種のVEと同様である。)。

オミクロン株に対するワクチンの絶対的なVEの結果に対する解釈

今日に至るまで、15か国(アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、イスラエル、カタール、シンガポール、南アフリカ、英国、米国及びザンビア)から37の研究がオミクロン株に対し6つのワクチンの予防を評価しました(13の研究にあっては初回接種のみの、4の研究にあっては1回目の追加接種のみの、20の研究にあっては初回及び追加接種両方のVE推定値を評価しました。)。これらの研究は、ワクチン初回接種後、オミクロン株に対し全ての予防(感染、発症及び重症化の予防をいう。以下同じ。)のVEが新型コロナウイルス及び他の4つの過去に流行していたVOCに対するVEと比較して減少したと報告しています。重要なことに、大多数の研究で、オミクロン株に対する重症化予防のVE推定値については、依然として他の予防のものより高いままです。ワクチンの1回目の追加接種は、初回及び追加接種の両方で、利用可能な推定値を伴うスケジュールの全ての組合せの中で、全ての予防のVEを著明に改善します。追加接種後の感染及び発症予防のVEは、重症化予防と比較して1回目の追加接種後に時間経過とともに減少します。しかしながら、予防の持続期間を評価するために、追加接種後6か月を超えてVEを評価した研究はありません。
 
重症化予防のVEについては、ワクチンの初回接種後6か月を超えると、ほぼ減少がありません。メッセンジャーRNAワクチン(モデルナ及びファイザー製ワクチン。以下「mRNAワクチン」という。)を対象とした15のVE推定値のうち、9の推定値(全体の60%)では、ワクチン初回接種後の3か月間でVEが70%以上でした。ウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ及びヤンセン製ワクチン)を対象とした2の研究のうち(両方ともVEは、70%未満でした。)、片方の研究にあってはアストラゼネカ製ワクチンのVEを70%未満と報告し、一方の研究にあってはヤンセン製ワクチンのVEを50%未満と報告しました。不活化ワクチンを対象とした4の推定値のうち、シノバック製ワクチンを対象とした3の推定値でVEが70%以上のものはなく(2の推定値(全体の67%)ではVEが50%以上でした。)、シノファーム製ワクチンを対象とした1の推定値ではVEが50%以上70%未満でした。接種後3か月を超えると、mRNAワクチンを対象とした34のVE推定値のうち、14の推定値(全体の41%)にあってはVEが70%以上であり、24の推定値(全体の71%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とした13の推定値のうち、1の推定値(全体の8%)にあってはVEが70%以上であり、10の推定値(全体の77%)にあってはVEが50%以上でした。ウイルスベクターワクチンのヤンセン製ワクチンを対象とした2のVE推定値については、VEは50%未満でした。シノバック製ワクチンを対象とした4のVE推定値については、VEが50%以上70%未満でした。
 
全ての研究で1回目の追加接種後に重症化予防のVEが改善しました。追加接種後14日から3か月までの期間において、重症化予防のVEを評価した39のVE推定値のうち、37の推定値(全体の95%)でVEが70%以上でした(36の推定値にあってはmRNAワクチン、2の推定値にあってはヤンセン製ワクチン、1の推定値にあってはシノバック製ワクチン、それらの追加接種を評価しました。)。モデルナ製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値にあってはVEが50%未満であり(ただし、信頼区間が広い。)、ヤンセン製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値にあってはVEが70%未満でした。mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、29の推定値のうち26の推定値(全体の90%)でVEが70%以上でした(29の推定値のうち、19の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、2の推定値にあってはシノバック製ワクチンの初回接種を対象としました。)。1の研究については、シノバック製ワクチンの3回目接種後3から6か月までの期間において、VEが50%以上70%未満でした。
 
初回接種後3か月以内の期間において、感染及び発症予防のVEは、重症化予防のVEより低く、時間経過とともに著明に減少します。発症予防のVEについては、16のVE推定値うち、4の推定値(全体の25%)にあってはmRNAワクチンのVEが70%以上であり、9の推定値(全体の56%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とする4のVE推定値のうち、1の推定値(全体の25%)にあってはVEが70%以上であり、残りの3の推定値にあってはVEが50%未満でした。ヤンセン製ワクチンを対象とした1の推定値にあってはVEが70%以上であり、シノバック製ワクチンを対象とした2の推定値にあってはVEが50%未満でした。ワクチン接種後3か月を超えると、38のVE推定値があり(28の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、2の推定値にあってはシノバック製ワクチンを評価しました。)、そのうち1の推定値のみ(全体の3%)については、VEが50%以上でした。mRNAワクチン、アストラゼネカ製ワクチン又はシノバック製ワクチンの初回接種完了後にmRNAワクチンを追加接種した場合の発症予防のVEについては、追加接種後14日から3か月までの期間において、25のVE推定値のうち、7の推定値(全体の28%)にあってはVEが70%以上、20の推定値(全体の80%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を評価した2のVE推定値のうち、1の推定値(全体の50%)についてはVEが50%以上70%未満でした。1回目の追加接種の予防は時間経過とともに急速に減少しました(mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、16の推定値のうち、4の推定値(全体の25%)でVEが50%以上であり、VEが70%以上のものはありませんでした。)。追加接種後3から6か月までの期間において、アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値及びシノバック製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値については、VEが50%未満でした。感染予防のVEについては、発症予防のものと同様の弱い類型及び急速な減衰の類型を示しました。

WHO管轄地域別の概況

アフリカ地域

新規感染者数については、直近1週間で11,004人と報告され、前週と比較して38%減少しました。アフリカ地域内の5か国(全体の10%)については、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、ニジェールで200%(6人から18人)、マイヨットで67%(385人から642人)及びモザンビークで38%(132人から182人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で24人と報告され、前週と比較して33%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
レユニオン 4,590人 512.7人 21%減少
南アフリカ 1,293人 2.2人 26%減少
アルジェリア 867人 2.0人 13%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
レユニオン 8人 1.0人未満 14%増加
ジンバブエ 4人 1.0人未満 43%減少
コートジボワール※ 4人 1.0人未満  
 
※複数の国の感染者数及び死亡者数については、後ろ向きの報告又は先週の報告がないことにより、週毎の比較が困難となります。

北米・中南米地域

新規感染者数については、直近1週間で1,156,829人と報告され、前週と比較して17%減少しました。南北アメリカ地域内におけるデータが入手可能な56か国中の6か国(全体の11%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、フォークランド諸島で150%(8人から20人)、アンティグア・バーブーダで136%(14人から33人)及びグレナダで103%(36人から73人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で6,150人と報告され、前週と比較して4%減少し、同等でした。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
米国 679,653人 205.3人 14%減少
ブラジル 153,661人 72.3人 25%減少
チリ 72,562人 379.6人 14%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
米国 2,907人 1.0人未満 4%減少
ブラジル 1,495人 1.0人未満 3%増加
ペルー 344人 1.0人 2%減少

 

東地中海地域

新規感染者数については、3週連続で減少が報告されており、直近1週間で86,220人と報告され、前週と比較して30%減少しました。東地中海地域内の2か国(全体の9%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、バーレーンで25%(3,182人から3,967人)及びアフガニスタンで22%(1,466人から1,785人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で607人と報告され、前週と比較して7%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
イラン 33,949人 40.4人 37%減少
レバノン 10,379人 152.1人 21%減少
パレスチナ 6,382人 125.1人 29%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
イラン 463人 1.0人未満 同等
チュニジア 48人 1.0人未満 25%減少
レバノン 26人 1.0人未満 53%増加

 

欧州地域

新規感染者数については、直近1週間で1,288,470人と報告され、前週と比較して38%減少しました。欧州地域内の4か国(全体の7%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、ジブラルタルで167%(36人から96人)及びウクライナで40%(556人から3,893人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で4,333人と報告され、前週と比較して25%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
ドイツ 271,277人 326.2人 25%減少
イタリア 193,305人 324.1人 32%減少
ロシア 169,259人 116.0人 53%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
イタリア 920人 1.5人 13%減少
スペイン 573人 1.2人 12%減少
フランス 466人 1.0人未満 11%減少
 

東南アジア地域

新規感染者数については、直近1週間で166,382人と報告され、前週と比較して11%減少しました。東南アジア地域内におけるデータが入手可能な10か国中の3か国(全体の30%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、ミャンマーで80%(106人から191人)、東ティモールで23%(35人から43人)及びスリランカで22%(1,025人から1,248人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で774人と報告され、前週と比較して12%増加しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
インド 107,732人 7.8人 14%減少
インドネシア 37,796人 13.8人 同等
タイ 14,816人 21.2人 4%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
インド 348人 1.0人未満 5%増加
タイ 232人 1.0人未満 10%増加
インドネシア 131人 1.0人未満 28%増加

 

西太平洋地域

新規感染者数については、2022年7月末以降の増加傾向の後、直近1週間で2,751,736人と報告され、前週と比較して18%減少しました。西太平洋地域内の5か国(全体の15%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、北マリアナ諸島で21,400%(1人から215人)、マーシャル諸島で18,850%(4人から758人)及びナウルで9,700%(2人から196人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で3,184人と報告され、前週と比較して31%増加しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
日本 1,395,301人 1103.2人 7%減少
韓国 866,830人 1690.7人 22%増加
オーストラリア 171,173人 671.3人 35%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
日本 1,647人 1.3人 64%増加
オーストラリア 539人 2.1人 2%増加
韓国 360人 1.0人未満 67%増加

 

出典

World Health Organization. “Weekly epidemiological update on COVID-19 - 17 August 2022”.WHO.2022.https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---17-august-2022,(参照2022-08-18).