新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告(更新102)

COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO)2023年2月15日

世界の概況

新規感染者数については、2023年1月16日から2023年2月12日まで(以下「過去28日間」という。)に6,718,148人と報告され、過去28日間と比較して92%減少しました(図1及び表1)。新規死亡者数については、過去28日間に64,429人と報告され、過去28日間と比較して47%減少しました(図1及び表1)。2023年2月12日時点で、全世界の累積感染者数にあっては755,979,750人、累積死亡者数にあっては6,840,279人となります。
 
報告された新型コロナウイルス感染症の感染者における現在の傾向については、有病率の調査で示されたとおり、世界的な感染及び再感染の真の数値を過小評価したものです。これについては、部分的には多くの国における検査数の減少及び報告の遅延によるものです。この報告に示されたデータについては、不完全のおそれがあり、それゆえ、慎重に解釈する必要があります。さらに、過去数週のデータについては、各国によって提出された新型コロナウイルス感染症の感染者数及び死亡者数における後ろ向きの変化を組み込みながら継続して更新されています。
 
WHOは、28日間の間隔を使用して疫学的傾向の変化を示します。これにより、報告の遅延を説明し、新規感染者数の週毎の変動が緩徐となり、パンデミックが加速又は失速する点が明らかな図を提供することが可能となります。週毎のデータについては、WHOの新型コロナウイルス感染症ダッシュボードでいまだ利用可能であり、データのダウンロードが可能です。
 
管轄地域別の新規感染者数(過去28日間)については、WHO管轄の全6地域で減少しました(西太平洋地域で96%、東南アジア地域で59%、欧州地域で52%、北米・中南米地域で46%、アフリカ地域で23%及び東地中海地域で2%減少しました。)。管轄地域別の新規死亡者数(過去28日間)については、東南アジア地域で60%、西太平洋地域で58%、欧州地域で50%及び北米・中南米地域で1%減少しました(アフリカ地域で22%及び東地中海地域で33%増加しました。)。
 
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国(過去28日間)は、日本(1,627,259人、61%減少)、中国(1,272,035人、98%減少)、米国(1,165,050人、36%減少)、韓国(543,308人、66%減少)及びブラジル(332,404人、54%減少)でした。また、過去28日間における新規死亡者数が多い上位5か国は、中国(20,979人、68%減少)、米国(14,326人、12%増加)、日本(8,294人、7%減少)、ブラジル(2,426人、29%減少)及び英国(2,269人、47%減少)でした。
 
図1 2023年2月12日時点のWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移(28日間隔)
 
表1 2023年2月12日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は新型コロナウイルス感染者の累積感染者数及び死亡者数(28日間隔)

新型コロナウイルスの懸念される変異株及び監視中であるオミクロン株の亜系統

世界的な拡散及び有病率

世界的に2023年1月16日から2023年2月12日までの期間(28日間)において、63,236の検体がGISAIDを通じて共有されました。これらの検体のうち63,113の検体がオミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)の懸念される変異株(以下「VOC」という。)であり、世界的に報告された検体の99.8%を占めています。
 
オミクロン株のBA.5系統及びその下位系統が疫学的第4週(2023年1月23日から2023年1月29日まで。以下同じ。)において全検体の42.7%(6,219検体)を占めています。しかしながら、疫学的第52週(2022年12月26日から2023年1月1日をいう。以下同じ。)の70.7%(41,524検体)と比較して減少しています。同期間におけるオミクロン株のBA.2系統及びその下位系統(13.1%)については、不変でした(疫学的第52週の13.3%)。組換え体の変異株の検体については、疫学的第52週の10.6%(6,243検体)から2023年の疫学的第4週の32.7%(4,758検体)まで上昇しました。疫学的第4週におけるこれら組換え体の変異株の大半については、XBB.1.5系統(26.1%)でした。さらに、変異株の組換えであるXBF系統については、全検体の1.2%を占めました。未指定の検体(オミクロン株と推定されている。)については、疫学的第4週にGISAIDに提出された検体の11.4%を占めています。オミクロン株のBA.1系統、BA.3系統、BA.4系統及びそれらの下位系統の有病率については、全て1%未満となります。
 
WHOは、オミクロン株の7つの監視下にある下位系統を有しています。これらの変異株については、BF.7系統(BA.5系統のスパイクタンパクにR346T変異を伴う。)、BQ.1*系統(BQ.1.1系統を含む。BA.5系統のスパイクタンパクにR346T、K444T及びN460K変異を伴う。)、BA.2.75*系統(BA.2.75.2系統を含む。)、CH.1.1系統(BA.2.75系統にL452R及びF486S変異を伴う。)、XBB*系統、XBB.1.5系統及びXBF系統が含まれます。2023年2月8日に発行された直近の状況報告以降にXBF亜系統が一覧に追加されました。これらの変異株については、他の流行している変異株と比較して感染・伝播性及び適応性の利点を与えることが判明しているアミノ酸置換を原因として含まれます。
 
疫学的第4週時点において、地域別に見ると、BA.5*系統にあっては西太平洋地域で優勢であり(18.8%、1,450検体の272検体)、XBB.1.5*系統にあっては北米・中南米地域で優勢であり(25.1%、12,442検体の3,123検体)、BQ.1*系統にあっては欧州地域で優勢でした(21.1%、11,333検体の2,395検体)。疫学的第4週に100未満の検体を提出する地域における優勢な流行する変異株を決定することについては、現実的ではありませんでした。
 
2022年7月27日に最初に検体が報告されたXBF系統は、BA.5.2.3系統及びCJ.1系統(BA..2.75.3亜系統)の組換え体です。XBF系統については、BA.5系統と比較すると、スパイクタンパクに追加の変異があります(K147E、W152R、F157L、I210V、G257S、G339H、R346T、G446S、N460K、F486S及びF490S)。実験室の研究については、F486P変異は感染・伝播性を高めることが示されており、R346T及びN460K変異は免疫逃避性を与えることが示されています。XBF系統は、2023年2月12日の時点で46か国から報告されています。これらのうち7か国(豪国、ニュージーランド、オーストリア、デンマーク、英国、スウェーデン及び米国)では現在までに100超の検体が報告されています。
 
変異株の影響については、様々な要因(過去の免疫、公衆衛生及び社会的な手段を例とする。)に応じて国によって異なります。XBF系統については、感染者数、入院者数又は死亡者数の増加に直結する疫学的な科学的根拠がいまだ報告されていません。
 
*は、全ての下位系統を示します。
 
図4A及びB 2022年8月1日から2023年1月29日までの新型コロナウイルス検体の数及び割合
 
表2 2022年12月26日から2023年1月29日までの新型コロナウイルス検体の相対的な割合

オミクロン株の懸念される変異株に対するワクチンの初回又は追加接種の効果

オミクロン株に対する新型コロナウイルスワクチンの効果(以下「VE」という。)を示すフォレストプロットは、利用可能であり、定期的に更新されます(最新更新日は、2023年2月9日です。)。全てのデータは、新型コロナウイルスワクチンのVEに関する研究に係る進行中のシステマティックレビューの一部として収集されます。次のプロットが利用可能です。
 
データが利用可能なワクチンの初回及び追加接種のVE
対象となる様々な二次集団へのVE
2回目の追加接種の相対及び絶対的なVE(相対的なVEを解釈するための更なる情報については、特別な焦点(2022年6月29日の新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告)を参照してください。)
ワクチン(利用可能なデータを伴う。)の時間経過に伴うVEの持続期間
二価ワクチンの追加接種の絶対的なVE
 
要約すると、VEに関する研究から得られた知見については、ワクチン初回接種後のオミクロン株の変異株に対する全ての予防(感染、発症及び重症化の予防をいう。以下同じ。)のVEが新型コロナウイルス及び他の過去に流行していた4のVOCに対するVEと比較して減少したと報告しています。オミクロン株の変異株に対する重症化予防のVE推定値については、依然として他の2つの予防より高いままです。初回接種については、感染及び発症の効果が時間経過とともに迅速に減少しました。1回目の追加接種については、初回接種において使用されたワクチンにかかわらず、1回目の追加接種後6か月において減少した全ての予防のVEが著明に改善しました(重症化よりも感染及び発症において著明でした。)。mRNAワクチンを伴う2回目の追加接種のVEについては、1回目の追加接種後に減弱した後に、同様の改善の類型を示しました。
 
中和抗体の研究については、VOC(新規又は流行のもの)及び亜系統に対するワクチンの影響に関する知見を早期に提供しています。種々のオミクロン株の亜系統を中和するための新型コロナウイルスワクチンに関する更なる情報については、オミクロン株(BA.1系統、BA.2系統、BA.3系統、BA.4系統又はBA.5系統)に対するワクチン接種後の中和に関する直近のシステマティックレビューを参照してください。さらに、中和に関する研究のシステマティックレビューの結果は、定期的に更新されています(直近の更新日は、2023年2月13日となります。)。
 
これまでの科学的根拠の合計は、「オミクロン株のBA.1系統に対する1回目の追加接種の中和抗体の反応が上位系統と比較しておおよそ6倍低く、過去のVOCと比較して著明な減少でした。」と示唆しています。さらに、力価の減少率の中央値については、BA.1系統と比較してBA.4系統及びBA.5系統の方が2倍低いものでした。直近の報告については、「より低い中和力価及びVEに関する研究手法における数理的な要因によるものであるものの、BA.4系統及びBA.5系統に対するVEがBA.1系統に対するものよりおそらく低い。」と示唆しています。早期の科学的根拠については、新たな亜系統(BQ.1系統、BQ.1.1系統、XBB系統及びXBB.1系統)に対する中和化の更なる減少を示唆しています。オミクロン株に対する初回接種の中和化については、著明に低く、亜系統の力価に関する減少の正確な比較が困難となります。
 

WHO管轄地域別の概況

アフリカ地域

新規感染者数については、過去28日間で23,152人と報告され、前の28日間と比較して23%減少しました。アフリカ地域内におけるデータが利用可能な50か国の9か国(全体の18%)については、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、コンゴ民主共和国で800%(1人から9人)、マリで660%(5人から38人)及びジンバブエで196%(890人から2,634人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、過去28日間で93人と報告され、前の28日間と比較して22%増加しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
南アフリカ 5,347人 9.0人 18%減少
ザンビア 5,050人 27.5人 74%増加
レユニオン 2,770人 309.4人 61%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
南アフリカ 27人 1.0人未満
ジンバブエ 20人 1.0人未満 43%増加
ザンビア 15人 1.0人未満 同等
※過去28日間に死亡者数が報告されていない。

北米・中南米地域

新規感染者数については、過去28日間で1,796,636人と報告され、前の28日間と比較して46%減少しました。南北アメリカ地域内におけるデータが入手可能な56か国中の5か国(全体の9%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、セントルシアで505%(20人から121人)、タークス・カイコス諸島で263%(16人から58人)及びジャマイカで213%(299人から937人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、過去28日間で20,552人と報告され、前の28日間と比較して1%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
米国 1,165,050人 352.0人 36%減少
ブラジル 332,404人 156.4人 54%減少
メキシコ 73,053人 56.7人 41%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
米国 14,326人 4.3人 12%増加
ブラジル 2,426人 1.1人 29%減少
カナダ 899人 2.4人 25%減少
 
 

東地中海地域

新規感染者数については、過去28日間で17,400人と報告され、前の28日間と比較して2%減少しました。東地中海地域内におけるデータが利用可能な22か国中の6か国(全体の27%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、チュニジアで515%(447人から2,748人)、スーダンで44%(39人から56人)及びエジプトで36%(81人から110人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、過去28日間で231人と報告され、前の28日間と比較して33%増加しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
レバノン 4,770人 69.9 32%増加
イラン 2,872人 3.4人 32%増加
チュニジア 2,748人 23.3人 515%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
イラン 55人 1.0人未満 15%減少
サウジアラビア 49人 1.0人未満 2%増加
レバノン 42人 1.0人未満 133%増加
 

欧州地域

新規感染者数については、過去28日間で1,264,474人と報告され、前の28日間と比較して52%減少しました。欧州地域内におけるデータが利用可能な61か国中の6か国(全体の10%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、ジョージアで93%(3,528人から6,795人)、コソボで78%(170人から302人)及びアルメニアで72%(166人から285人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、過去28日間で11,173人と報告され、前の28日間と比較して50%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
ドイツ 296,686人 356.7人 51%減少
ロシア 216,104人 148.1人 54%増加
イタリア 138,179人 231.7人 69%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
英国 2,269人 3.3人 47%減少
イタリア 1,393人 2.3人 50%減少
ロシア 1,153人 1.0人未満 18%減少
 

東南アジア地域

新規感染者数については、過去28日間で12,130人と報告され、前の28日間と比較して59%減少しました。東南アジア地域内における20%以上の新規感染者数の増加が報告された国は、ありませんでした。
 
新規死亡者数については、過去28日間で271人と報告され、前の28日間と比較して60%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
インドネシア 6,713人 2.5人 59%減少    
インド 3,078人 1.0人未満 40%減少
タイ 1,743人 2.5人 75%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
インドネシア 137人 1.0人未満 58%減少
タイ 102人 1.0人未満 64%減少
インド 24人 1.0人未満 56%減少

 

西太平洋地域

新規感染者数については、過去28日間で3,604,356人と報告され、前の28日間と比較して96%減少しました。西太平洋地域内におけるデータが利用可能な35か国中の1か国(全体の3%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、サモアで308%(26人から106人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、過去28日間で32,109人と報告され、前の28日間と比較して58%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
日本 1,627,259人 1286.6人 61%減少
中国 1,272,035人 86.5人 98%減少
韓国 543,308人 1,059.7人 66%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
中国 20,979人 1.4人 68%減少
日本 8,294人 6.6人 7%減少
豪国 1,511人 5.9人 104%増加

 

入院及び集中治療室入室

2023年1月9日から2023年2月5日までの期間(以下本項における「過去28日間」という。)において、合計88,814件の新規入院数及び3,008件の新規集中治療室(以下「ICU」という。)入室数が世界的に報告されました。これについては、過去28日間の前の28日間(2023年1月2日から1月29日までの期間)と比較して新規入院数及び新規集中治療室入室数がそれぞれ53%及び24%減少したことを示しています。当該の提示された入院数に関するデータについては、暫定的なものであり、新規のデータが利用可能になると、変更となるおそれがあります。さらに、入院データは報告遅延の対象となります。これらのデータについては、新型コロナウイルスの偶発的な感染による入院及び新型コロナウイルス感染症の重症化による入院の双方が含まれる可能性があります。
 
過去28日間に47か国(20%)が新たな入院に関するデータを少なくとも1回WHOへ報告しました。新規入院数に関する高い割合を報告した地域については、欧州地域(41%、25か国)、東地中海地域(23%、5か国)、北米・中南米地域(13%、7か国)、アフリカ地域(12%、6か国)、西太平洋地域(9%、3か国)及び東南アジア地域(9%、1か国)となります。過去28日間における新規入院数を一貫して報告した国の割合は、11%(26か国)でした。
 
過去28日間に過去200件を超える新たな入院数を一貫して報告した15か国については、前の28日間(2022年12月12日から2023年1月8日までをいう。以下同じ。)と比較して増加傾向を示した国はありませんでした。
 
WHO管轄6地域全体において、過去28日間に合計38か国(16%)が新たなICU入室に関するデータを少なくとも1回WHOに報告しました。新たなICU入室に関するデータを報告している国の割合が最も高い地域については、欧州地域(41%、25か国)、東地中海地域(23%、5か国)、北米・中南米地域(9%、5か国)、西太平洋地域(6%、2か国)及びアフリカ地域(2%、1か国)となります。東南アジア地域については、過去28日間における新たなICU入室に関するデータを報告した国は、今日に至るまでありません。過去28日間における新たなICU入室数を一貫して報告した国の割合は、7%(16か国)でした。過去28日間に40件を超える新たなICU入室数を一貫して報告した10か国については、1か国が前の28日間と比較して増加傾向を示しました(リトアニアで59%(73件から116件))。
 
図5 WHOへ週毎に報告された新型コロナウイルス感染症の感染者数、死亡者数、入院数及びICU入室数(2023年2月5日時点)
※直近の数週間は報告遅延の対象のため、減少傾向として解釈する必要はありません。

出典

World Health Organization. “Weekly epidemiological update on COVID-19 – 15 February 2023”.WHO.2023.https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---15-february-2023,(参照2023-02-16).