新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告(更新105)
COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO)2023年3月8日
世界の概況
新規感染者数については、2023年2月6日から2023年3月5日まで(以下「過去28日間」という。)に4,475,653人と報告され、過去28日間と比較して58%減少しました(図1及び表1)。新規死亡者数については、過去28日間に31,926人と報告され、過去28日間と比較して65%減少しました(図1及び表1)。2023年3月5日時点で、全世界の累積感染者数にあっては759,269,904人、累積死亡者数にあっては6,865,624人となります。
報告された新型コロナウイルス感染症の感染者における現在の傾向については、有病率の調査で示されたとおり、世界的な感染及び再感染の真の数値を過小評価したものです。これについては、部分的には多くの国における検査数の減少及び報告の遅延によるものです。この報告に示されたデータについては、不完全のおそれがあり、それゆえ、慎重に解釈する必要があります。さらに、過去数週のデータについては、各国によって提出された新型コロナウイルス感染症の感染者数及び死亡者数における後ろ向きの変化を組み込みながら継続して更新されています。
WHOは、28日間の間隔を使用して疫学的傾向の変化を示します。これにより、報告の遅延を説明し、新規感染者数の週毎の変動が緩徐となり、パンデミックが加速又は失速する点が明らかな図を提供することが可能となります。週毎のデータについては、WHOの新型コロナウイルス感染症ダッシュボードでいまだ利用可能であり、データのダウンロードが可能です。
管轄地域別の新規感染者数(過去28日間)については、西太平洋地域で80%、アフリカ地域で61%、北米・中南米地域で31%、東南アジア地域で15%及び東地中海地域で9%減少しました(欧州地域については、12%増加しました。)。管轄地域別の新規死亡者数(過去28日間)については、西太平洋地域で86%、アフリカ地域で73%、東南アジア地域で51%、欧州地域で39%及び北米・中南米地域で32%減少しました(東地中海地域で18%増加しました。)。
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国(過去28日間)は、米国(1,027,596人、23%減少)、日本(539,251人、78%減少)、中国(454,575人、87%減少)、ドイツ(379,505人、23%増加)及びロシア(345,384人、103%増加)でした。また、過去28日間における新規死亡者数が多い上位5か国は、米国(10,856人、29%減少)、日本(3,432人、65%減少)、中国(2,634人、94%減少)、英国(2,103人、37%減少)及びブラジル(1,931人、25%減少)でした。
図1 2023年3月5日時点のWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移(28日間隔)

表1 2023年3月5日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は新型コロナウイルス感染者の累積感染者数及び死亡者数(28日間隔)

報告された新型コロナウイルス感染症の感染者における現在の傾向については、有病率の調査で示されたとおり、世界的な感染及び再感染の真の数値を過小評価したものです。これについては、部分的には多くの国における検査数の減少及び報告の遅延によるものです。この報告に示されたデータについては、不完全のおそれがあり、それゆえ、慎重に解釈する必要があります。さらに、過去数週のデータについては、各国によって提出された新型コロナウイルス感染症の感染者数及び死亡者数における後ろ向きの変化を組み込みながら継続して更新されています。
WHOは、28日間の間隔を使用して疫学的傾向の変化を示します。これにより、報告の遅延を説明し、新規感染者数の週毎の変動が緩徐となり、パンデミックが加速又は失速する点が明らかな図を提供することが可能となります。週毎のデータについては、WHOの新型コロナウイルス感染症ダッシュボードでいまだ利用可能であり、データのダウンロードが可能です。
管轄地域別の新規感染者数(過去28日間)については、西太平洋地域で80%、アフリカ地域で61%、北米・中南米地域で31%、東南アジア地域で15%及び東地中海地域で9%減少しました(欧州地域については、12%増加しました。)。管轄地域別の新規死亡者数(過去28日間)については、西太平洋地域で86%、アフリカ地域で73%、東南アジア地域で51%、欧州地域で39%及び北米・中南米地域で32%減少しました(東地中海地域で18%増加しました。)。
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国(過去28日間)は、米国(1,027,596人、23%減少)、日本(539,251人、78%減少)、中国(454,575人、87%減少)、ドイツ(379,505人、23%増加)及びロシア(345,384人、103%増加)でした。また、過去28日間における新規死亡者数が多い上位5か国は、米国(10,856人、29%減少)、日本(3,432人、65%減少)、中国(2,634人、94%減少)、英国(2,103人、37%減少)及びブラジル(1,931人、25%減少)でした。
図1 2023年3月5日時点のWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移(28日間隔)
表1 2023年3月5日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は新型コロナウイルス感染者の累積感染者数及び死亡者数(28日間隔)
新型コロナウイルスの懸念される変異株及び監視中であるオミクロン株の亜系統
世界的な拡散及び有病率
WHOは、懸念される変異株(以下「VOC」という。)の1つであるオミクロン株及び7つのオミクロン株の亜系統を監視しています。これらの亜系統については、他の流行している変異株と比較して感染・伝播性及び適応性の利点を与えることが判明しているアミノ酸置換を原因として含まれます。
世界的に2023年2月6日から2023年3月6日までの期間(28日間)において、59,294の検体がGISAIDを通じて共有されました。これらの検体のうち59,083の検体(99.9%)がオミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)のVOCでした。
2023年3月1日の更新以降で、組換え体の割合については、世界的に増加傾向にあります。疫学的第7週(2023年2月13日から2023年2月19日まで。以下同じ。)において、組換え体の検体は、全検体の44.1%(7,333検体)を占めており、疫学的第3週(2023年1月16日から1月22日まで。)の25.1%(10,377検体)から増加しています。BA.5系統及びその下位系統については、疫学的第7週に共有された全検体の27.2%(4,522検体)を占めており、疫学的第3週の55.7%(5,855検体)と比較して増加しています。BA.2系統及びその下位系統については、疫学的第3週の14.2%(5,855検体)と比較して疫学的第7週の14.2%(2,365検体)と安定した傾向を示しました。BA.1系統、BA.3系統及びBA.4系統については、0.1%未満を占めていました。未指定の検体(おそらく全て下位系統の指定を待つオミクロン株)については、疫学的第7週に共有された検体の14.5%を占めていました。
表2については、特定の変異株が検出された国の数及び疫学的第3週から疫学的第7週までの有病率を示しています。XBB.1.5系統については、疫学的第3週から疫学的第7週までにおける最も有病率の高い変異株であり、増加傾向を示しています(表2)。XBB.1.5系統については、他の流行しているオミクロン株の下位系統と比較してより高い臨床的な重症度を有することは示唆されていません。
表2 監視下にあるオミクロン株の亜系統に係る有病率(週間を示す。2023年疫学的第3週から第7週まで。)

※BA.2.75系統及びCH.1.1系統にあってはBA.2系統の下位系統であり、BF.7系統及びBQ.1系統にあってはBA.5系統の下位系統です。
世界的に2023年2月6日から2023年3月6日までの期間(28日間)において、59,294の検体がGISAIDを通じて共有されました。これらの検体のうち59,083の検体(99.9%)がオミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)のVOCでした。
2023年3月1日の更新以降で、組換え体の割合については、世界的に増加傾向にあります。疫学的第7週(2023年2月13日から2023年2月19日まで。以下同じ。)において、組換え体の検体は、全検体の44.1%(7,333検体)を占めており、疫学的第3週(2023年1月16日から1月22日まで。)の25.1%(10,377検体)から増加しています。BA.5系統及びその下位系統については、疫学的第7週に共有された全検体の27.2%(4,522検体)を占めており、疫学的第3週の55.7%(5,855検体)と比較して増加しています。BA.2系統及びその下位系統については、疫学的第3週の14.2%(5,855検体)と比較して疫学的第7週の14.2%(2,365検体)と安定した傾向を示しました。BA.1系統、BA.3系統及びBA.4系統については、0.1%未満を占めていました。未指定の検体(おそらく全て下位系統の指定を待つオミクロン株)については、疫学的第7週に共有された検体の14.5%を占めていました。
表2については、特定の変異株が検出された国の数及び疫学的第3週から疫学的第7週までの有病率を示しています。XBB.1.5系統については、疫学的第3週から疫学的第7週までにおける最も有病率の高い変異株であり、増加傾向を示しています(表2)。XBB.1.5系統については、他の流行しているオミクロン株の下位系統と比較してより高い臨床的な重症度を有することは示唆されていません。
表2 監視下にあるオミクロン株の亜系統に係る有病率(週間を示す。2023年疫学的第3週から第7週まで。)
※BA.2.75系統及びCH.1.1系統にあってはBA.2系統の下位系統であり、BF.7系統及びBQ.1系統にあってはBA.5系統の下位系統です。
WHO管轄地域別の概況
アフリカ地域
新規感染者数については、過去28日間で11,479人と報告され、前の28日間と比較して61%減少しました。アフリカ地域内におけるデータが利用可能な50か国の7か国(全体の14%)については、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、チャドで2,500%(1人から26人)、マリで1,274%(19人から261人)及びコートジボワールで384%(43人から208人)の最大の増加が報告されました。
新規死亡者数については、過去28日間で30人と報告され、前の28日間と比較して73%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で30人と報告され、前の28日間と比較して73%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
南アフリカ | 4,444人 | 7.5人 | 35%減少 |
ザンビア | 2,010人 | 10.9人 | 68%減少 |
ジンバブエ | 1,073人 | 7.2人 | 59%減少 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
ザンビア | 9人 | 1.0人未満 | 62%減少 |
ジンバブエ | 9人 | 1.0人未満 | 55%増加 |
モザンビーク | 5人 | 1.0人未満 | 同等 |
北米・中南米地域
新規感染者数については、過去28日間で1,466,599人と報告され、前の28日間と比較して31%減少しました。当該地域内において、20%以上の新規感染者数の増加が報告された国はありません。
新規死亡者数については、過去28日間で15,142人と報告され、前の28日間と比較して32%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で15,142人と報告され、前の28日間と比較して32%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
米国 | 1,027,596人 | 310.4人 | 23%減少 |
ブラジル | 209,395人 | 98.5人 | 46%減少 |
メキシコ | 71,274人 | 55.3人 | 27%減少 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
米国 | 10,856人 | 3.3人 | 29%減少 |
ブラジル | 1,931人 | 1.0人未満 | 25%減少 |
カナダ | 689人 | 1.8人 | 35%減少 |
東地中海地域
新規感染者数については、過去28日間で17,012人と報告され、前の28日間と比較して9%減少しました。東地中海地域内におけるデータが利用可能な22か国中の7か国(全体の32%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、クウェートで142%(128人から310人)、イランで79%(2,855人から5,106人)及びサウジアラビアで70%(941人から1,599人)の最大の増加が報告されました。
新規死亡者数については、過去28日間で246人と報告され、前の28日間と比較して18%増加しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で246人と報告され、前の28日間と比較して18%増加しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
イラン | 5,106人 | 6.1 | 79%増加 |
レバノン | 3,012人 | 44.1人 | 47%減少 |
UAE | 2,790人 | 28.2人 | 23%増加 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
イラン | 122人 | 1.0人未満 | 144%増加 |
レバノン | 42人 | 1.0人未満 | 同等 |
サウジアラビア | 38人 | 1.0人未満 | 24%減少 |
欧州地域
新規感染者数については、過去28日間で1,541,665人と報告され、前の28日間と比較して12%増加しました。欧州地域内におけるデータが利用可能な61か国中の19か国(全体の31%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、キルギスで575%(12人から81人)、ポーランドで316%(11,856人から49,263人)及びモルドバで196%(2,664人から7,874人)の最大の増加が報告されました。
新規死亡者数については、過去28日間で9,066人と報告され、前の28日間と比較して39%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で9,066人と報告され、前の28日間と比較して39%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
ドイツ | 379,505人 | 456.3人 | 23%増加 |
ロシア | 345,384人 | 236.7人 | 103%増加 |
オーストリア | 138,388人 | 1554.7人 | 86%増加 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
英国 | 2,103人 | 3.1人 | 37%減少 |
ロシア | 1,019人 | 1.0人未満 | 15%減少 |
イタリア | 963人 | 1.6人 | 47%減少 |
東南アジア地域
新規感染者数については、過去28日間で11,901人と報告され、前の28日間と比較して15%減少しました。東南アジア地域内におけるデータが利用可能な11か国中の1か国(全体の9%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、インドで30%(3,439人から4,457人)した。
新規死亡者数については、過去28日間で168と報告され、前の28日間と比較して51減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で168と報告され、前の28日間と比較して51減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
インドネシア | 6,024人 | 2.2人 | 21%減少 |
インド | 4,457人 | 1.0人未満 | 30%増加 |
タイ | 946人 | 1.4人 | 59%減少 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
インドネシア | 98人 | 1.0人未満 | 34%減少 |
タイ | 36人 | 1.0人未満 | 77%減少 |
インド | 30人 | 1.0人未満 | 20%増加 |
西太平洋地域
新規感染者数については、過去28日間で1,426,997人と報告され、前の28日間と比較して80%減少しました。西太平洋地域内におけるデータが利用可能な35か国中の2か国(全体の6%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、ナウルで734%(67人から559人)及びマーシャル諸島で62%(40人から65人)の最大の増加が報告されました。
新規死亡者数については、過去28日間で7,274人と報告され、前の28日間と比較して86%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
新規死亡者数が多い上位3か国

新規死亡者数については、過去28日間で7,274人と報告され、前の28日間と比較して86%減少しました。
新規感染者数が多い上位3か国
国名 | 新規感染者数 | 人口10万人当たりの 新規感染者数 |
前週との比較 |
日本 | 539,251人 | 426.4人 | 78%減少 |
中国 | 454,575人 | 30.9人 | 87%減少 |
韓国 | 307,504人 | 599.8人 | 58%減少 |
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 | 新規死亡者数 | 人口10万人当たりの 新規死亡者数 |
前週との比較 |
日本 | 3,432人 | 2.7人 | 65%減少 |
中国 | 2,634人 | 1.0人未満 | 94%減少 |
韓国 | 429人 | 1.0人未満 | 57%減少 |
入院及び集中治療室入室
2023年1月30日から2023年2月26日までの期間(以下本項における「過去28日間」という。)において、合計43,296件の新規入院数及び1,646件の新規集中治療室(以下「ICU」という。)入室数が世界的に報告されました。これについては、過去28日間の前の28日間(2023年1月2日から1月29日までの期間)と比較して新規入院数及び新規ICU入室数がそれぞれ76%及び39%減少したことを示しています。当該の提示された入院数に関するデータについては、暫定的なものであり、新規のデータが利用可能になると、変更となるおそれがあります。さらに、入院データは報告遅延の対象となります。これらのデータについては、新型コロナウイルスの偶発的な感染による入院及び新型コロナウイルス感染症の重症化による入院の双方が含まれる可能性があります。
過去28日間に43か国(18%)が新たな入院に関するデータを少なくとも1回WHOへ報告しました。新規入院数に関する高い割合を報告した地域については、欧州地域(39%、24か国)、東地中海地域(18%、4か国)、東南アジア地域(18%、2か国)、アフリカ地域(10%、5か国)、北米・中南米地域(9%、5か国)及び西太平洋地域(9%、3か国)となります。当該の期間で合計29か国(12%)が一貫して新規入院数を報告しました。
29か国のうち10か国(34%)が前の28日間と比較して20%以上の増加を記録しました(キルギス(2,150%、2件から45件)、チェコ(69%、883件から1,493件)、スロバキア(61%、570件から916件)、チュニジア(45%、44件から64件)、ジンバブエ(43%、53件から76件)、ベルギー(31%、1,592件から2,083件)、ウクライナ(29%、8,849件から11,376件)、アルバニア(25%、20件から25件)及びルクセンブルク(21%、52件から63件))。新規入院数が最多の国については、ウクライナ(29%増加、8,849件から11,376件)、イタリア(44%減少、9,667件から5,398件)、ギリシャ(36%減少、6,027件から3,832件)、スペイン(50%減少、6,305件から3,146件)、リトアニア(95%減少、65,263件から3,102件)。
WHO管轄6地域全体において、過去28日間に合計28か国(12%)が新たなICU入室に関するデータを少なくとも1回WHOに報告しました。新たなICU入室に関するデータを報告している国の割合が最も高い地域については、欧州地域(25%、15国)、東地中海地域(14%、3か国)、西太平洋地域(11%、4か国)、東南アジア地域(9%、1か国)、北米・中南米地域(5%、3か国)及びアフリカ地域(4%、2か国)となります。当該期間にICU入室を一貫して報告した国の割合については、7%(16か国)でした。
一貫して新たなICU入室数を報告した16か国のうち、いずれも20%以上の増加を示しませんでした。ICU入室数が最多の国については、ウクライナ(8%増加、386件から418件)、イタリア(43%減少、423件から240件)、オーストラリア(48%減少、319件から167件)、スペイン(56%減少、275件から120件)、ギリシャ(50%減少、222件から112件)でした。
図4 WHOへ週毎に報告された新型コロナウイルス感染症の感染者数、死亡者数、入院数及びICU入室数(2023年2月26日時点)
※直近の数週間は報告遅延の対象のため、減少傾向として解釈する必要はありません。

過去28日間に43か国(18%)が新たな入院に関するデータを少なくとも1回WHOへ報告しました。新規入院数に関する高い割合を報告した地域については、欧州地域(39%、24か国)、東地中海地域(18%、4か国)、東南アジア地域(18%、2か国)、アフリカ地域(10%、5か国)、北米・中南米地域(9%、5か国)及び西太平洋地域(9%、3か国)となります。当該の期間で合計29か国(12%)が一貫して新規入院数を報告しました。
29か国のうち10か国(34%)が前の28日間と比較して20%以上の増加を記録しました(キルギス(2,150%、2件から45件)、チェコ(69%、883件から1,493件)、スロバキア(61%、570件から916件)、チュニジア(45%、44件から64件)、ジンバブエ(43%、53件から76件)、ベルギー(31%、1,592件から2,083件)、ウクライナ(29%、8,849件から11,376件)、アルバニア(25%、20件から25件)及びルクセンブルク(21%、52件から63件))。新規入院数が最多の国については、ウクライナ(29%増加、8,849件から11,376件)、イタリア(44%減少、9,667件から5,398件)、ギリシャ(36%減少、6,027件から3,832件)、スペイン(50%減少、6,305件から3,146件)、リトアニア(95%減少、65,263件から3,102件)。
WHO管轄6地域全体において、過去28日間に合計28か国(12%)が新たなICU入室に関するデータを少なくとも1回WHOに報告しました。新たなICU入室に関するデータを報告している国の割合が最も高い地域については、欧州地域(25%、15国)、東地中海地域(14%、3か国)、西太平洋地域(11%、4か国)、東南アジア地域(9%、1か国)、北米・中南米地域(5%、3か国)及びアフリカ地域(4%、2か国)となります。当該期間にICU入室を一貫して報告した国の割合については、7%(16か国)でした。
一貫して新たなICU入室数を報告した16か国のうち、いずれも20%以上の増加を示しませんでした。ICU入室数が最多の国については、ウクライナ(8%増加、386件から418件)、イタリア(43%減少、423件から240件)、オーストラリア(48%減少、319件から167件)、スペイン(56%減少、275件から120件)、ギリシャ(50%減少、222件から112件)でした。
図4 WHOへ週毎に報告された新型コロナウイルス感染症の感染者数、死亡者数、入院数及びICU入室数(2023年2月26日時点)
※直近の数週間は報告遅延の対象のため、減少傾向として解釈する必要はありません。
出典
World Health Organization. “Weekly epidemiological update on COVID-19 – 8 March 2023”.WHO.2023.https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---8-march-2023,(参照2023-03-09).