新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告

2021年4月4日時点で、直近1週間の新規感染者数は400万人以上で、6週連続で増加傾向が続いています（図1）。また、新規死亡者数も増加しており、前週と比較して11%増加し、7万1,000人以上が報告されました。新規感染者数が最も増加したのは、東南アジア地域（特にインド）、西太平洋地域でした（表1）。アフリカ地域を除く全ての地域で新規死亡者数が増加しており、東南アジア地域の増加率が46%と最も高くなっています。
 直近1週間における新規感染者数が多い上位5か国は、インド（新規感染者数513,885人、38%増加）、ブラジル（新規感染者数505,668人、5%減少）、アメリカ合衆国（新規感染者数444,756人、5%増加）、トルコ（新規感染者数265,937人、43%増加）、フランス（新規感染者数244,607人、4%減少）でした。

 
図1 2021年4月4日時点の週別・WHO管轄地域別のCOVID-19感染者数及び
世界の死亡者数


 
 
表1 2021年4月4日時点のWHO管轄地域別の新規・累積COVID-19確定症例数及び死亡者数