感染症についての情報

ポリオ(急性灰白髄炎) Poliomyelitis

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。感染症法では2類の感染症に分類されています。

感染経路(うつり方)

ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。

症状

感染しても90%から95%の人は症状が現れずに、知らない間に免疫ができます。しかし、感染してから3日から35日後に、発熱、頭痛、のどの痛み、吐き気、嘔吐などのかぜに似た症状が現れることがあります。さらに、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に弛緩性麻痺(だらんとした麻痺)が現れ、その麻痺が一生残ってしまうことや、呼吸困難で死亡することもあります。

治療

麻痺の進行を止めるための治療や、麻痺を回復させるための治療が試みられてきましたが、現在、残念ながら特効薬などの確実な治療法はありません。
麻痺に対しては、残された機能を最大限に活用するためのリハビリテーションが行われます。

予防

予防接種

日本の定期の予防接種では、平成24年8月までは経口生ワクチンが使用されていましたが、平成24年9月以降は注射の不活化ポリオワクチンが使用されています。
ポリオが発生している国に4週間以上の長期滞在を予定している方は、過去にポリオの予防接種を受けたことがあっても、渡航前に追加で接種することが世界保健機関(WHO)より推奨されています。特に、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが分かっており、この世代の方については追加接種が推奨されます。また、定期の予防接種(四種混合)を終えてない方や、これまでに一度もポリオの予防接種を受けたことがない方は、長期滞在をしない場合であっても、渡航前に予防接種を受けることが推奨されます。

手を洗いましょう

流行している国では、食事の前に手洗いを十分に行い、口からの感染を予防しましょう。

危険のある地域

過去1年間でポリオの発生が確認された国は、厚生労働省 感染症情報サイトの「海外における一類感染症等の発生状況」をご参照ください。また、ポリオ発生国ごとの詳細情報は「国別の発生状況」(Polio Global Eradication Initiative)をご確認ください。

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