腸管出血性大腸菌感染症(Enterohemorrhagic Escherichia coli infection)

腸管出血性大腸菌感染症(Enterohemorrhagic Escherichia coli infection)とは

腸管出血性大腸菌感染症は、食中毒の一種です。

どうやってうつる

腸管出血性大腸菌に汚染された水や食料を摂取することによりうつります。汚染された手で食事をすることによってもうつります。一部の動物は腸管出血性大腸菌を通常保有しており、糞に菌が含まれています。

症状

感染して4~8日間程度の症状のない期間があった後に腹痛や水様性の下痢を起こし、その後血液の混じった下痢となることがあります。さらに腎臓や血液が異常となり、けいれんしたり意識を失ったりすることがあります。重症の場合には死亡することがあります。

治療

症状を軽くするための治療が行われます。場合によって抗菌剤による治療が行われます。

予防

加熱されていない食品を避けるようにしましょう。便所を使用した後と食事の前には必ずしっかり手を洗いましょう。動物や動物周辺の土と接触した後はかならず体を洗浄し、特に食事前には手をしっかり洗いましょう。手を清潔にする溶液またはゲル類(60%以上のアルコールを含むもの)を持ち歩くことにより、手洗いの施設がない場合にも対応できるようにしましょう。

食べ物・水にご注意を!

危険のある地域

世界中で発生が見られます。