ブルセラ症(Brucellosis)

ブルセラ症(Brucellosis)とは

ブルセラ症は、ブルセラ菌にうつることによってかかる病気で、ヒトからヒトへうつることはほとんどありません。

どうやってうつる

汚染された乳製品を食べたり飲んだりすることによりうつります。皮膚に傷などがあると、感染した動物を触ったときにうつることがあります。感染した動物の周囲で呼吸したときに、呼吸器からうつる場合もあります。

症状

感染して5日間から5カ月間(多くは2~4週間)の症状のない期間があった後に発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛、寝汗などがおこります。重症の場合は、心内膜炎を起こして死亡します。

治療

抗菌剤が投与されます。

予防

予防接種や予防薬はありません。ブルセラ症が流行しやすい場所では、殺菌していない乳製品や調理不十分の肉類の摂取を避けましょう。動物の屠殺や分娩時に感染しやすいことが知られていますので、そのような場に近づかないようにしましょう。

危険のある地域

地中海地域、南北アメリカ、東ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東ではリスクが高いです。

さらに詳しい情報

アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book ブルセラ症(英文)