クリプトスポリジウム症(Cryptosporidiosis)

クリプトスポリジウム症(Cryptosporidiosis)とは

クリプトスポリジウム症は、クリプトスポリジウム原虫という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、ヒトからヒトへうつることがあります。

どうやってうつる

大便で汚染された食品や飲料を摂取することによりうつります。大便に汚染されたものや、大便そのものが口に入ることによりうつります。

症状

感染して3日から14日間の症状のない期間があった後に水様の下痢、腹痛、嘔吐、脱水、発熱がおこります。まったく症状のない人もいます。免疫能が低下している人では、重症化して死亡することがあります。

治療

通常は治療をしなくても自然になおります。駆虫薬もあります。

予防

予防接種や予防薬はありません。衛生的でない食品を避けるようにし、頻繁な手洗いを行いましょう。農場など動物が飼育されている場所の土に寄生虫卵が含まれていることがあります。動物のいる場所で土いじりをしたときはよく手を洗いましょう。水泳のときは水を飲まないようにしましょう。性行為を行うときは大便が口に入らないような方法で行いましょう。

食べ物・水にご注意を!

危険のある地域

世界中で発生しています。

さらに詳しい情報

▶アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book クリプトスポリジウム症(英文)