糞線虫症は、糞線虫という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、まれにヒトからヒトへうつることがあります。
汚れた土壌などに直接触ったときに、糞線虫の幼虫が皮膚を貫通して体の中にはいることによりうつります。
最初に、皮膚のかゆみや発赤がおこり、続いて、下痢、腹痛や肺の異常が起こります。免疫能が低下している場合に治療を行わないと、重症化して死亡することがあります。
駆虫薬を服用します。
ワクチンはありません。汚水や汚れた土壌を素手で触らないようにしましょう。裸足で歩かず、靴を履きましょう。
主に熱帯や亜熱帯で発生しますが、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの先進国でも感染がおこる場合があります。