条虫症(Taeniasis)

条虫症(Taeniasis)とは

条虫症は、条虫という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、ヒトからヒトへうつることがあります。

どうやってうつる

汚染された豚肉や牛肉を生または調理不十分なまま食べることによりうつります。感染した人の大便には条虫卵が含まれていることがあり、そのような汚染された大便が口に入ることによりうつります。衛生状態のよくない場所では飲料水の中や土壌に条虫卵が入っていることがあります。

症状

腹部不快感、体重減少、食欲不振、不眠、倦怠、肛門周囲のかゆみなどがおこります。まったく症状がない場合もあります。

治療

駆虫薬を服用します。

予防

ワクチンはありません。肉は十分に(少なくとも65℃以上まで)熱してから食べましょう。土壌を触ったあとにはよく手を洗いましょう。生水を避け、煮沸してから飲みましょう。野菜を生で食べる場合には徹底的に洗いましょう。

食べ物・水にご注意を!

危険のある地域

世界中で発生しています。特に衛生状態が悪い国では注意が必要です。

さらに詳しい情報

▶アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book 条虫症(英文)