感染症の予防と健康相談

　海外で感染症から身を守るためには、渡航先における感染症の発生状況や感染予防に関する知識をあらかじめ入手しておくことが重要です。また、感染症に合わせた予防接種を受けておくことは有効な予防手段となります。

1.渡航前の注意

海外には日本に常在していない感染症が発生している国があります。出発前に旅行プランに合わせた情報を入手し、感染症から自分の身を守る準備をしましょう。

渡航前には自分の健康状態を確認しておきましょう。

海外渡航が決まったら、予防接種証明書等が必要な場合がありますので、検疫所や予防接種医療機関で接種するワクチンの種類や接種日程の相談をしましょう。

渡航先、滞在日数などにより注意する感染症の種類も異なります。原野・森林が多い地域では、昆虫や動物からかかる感染症もあります。

検疫所では、健康相談を行っています。渡航中や帰国時に体調を崩されて心配な方は、帰国時に検疫所へご相談ください。

感染症にかかってもすぐに症状が現れるとは限りません。帰国後、しばらくたってから熱や咳などの症状が出る場合もありますので、具合が悪くなったら、速やかに医療機関を受診するか、検疫所に相談してください。
その際には、必ず旅行先や滞在期間などを申し出てください。