2013年02月26日更新 スーダンの黄熱患者数は減少しています

 黄熱は蚊によって感染します。感染しても症状が出ないこともありますが、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状が現れ、皮膚が黄色くなったり、出血しやすくなったりして、死亡することも多い病気です。黄熱の感染拡大を防止するためには、予防接種が最も重要な方法です。特別な治療法はなく、脱水や発熱の支持療法が行われます。また、輸血が必要になることもあります。

 2月25日付で世界保健機関(WHO)東地中海事務局(EMRO)から公表された情報によりますと、昨年10月下旬からスーダンのダルフールで黄熱の患者が報告されていますが、患者数は減少しています。昨年12月20日時点で、黄熱の患者は35地域で発生しています。849人を超える黄熱の疑い患者が報告されており、このうち171人が死亡しています(致死率は20.2%です)。最近数週間は、新たな患者は報告されていません。

 黄熱の患者が発生したことを受けて、スーダンの連邦保健省は黄熱に対する緊急集団予防接種キャンペーンを実施しました。昨年11月21日に開始された第1段階のキャンペーンでは220万人が予防接種を受けました。また、昨年12月に開始された第2段階のキャンペーンでは120万人が予防接種を受けました。さらに、今年1月には第3段階と最終段階のキャンペーンが始まり、200万人が予防接種を受けました。

 この予防接種キャンペーンは、黄熱ワクチンの提供に関する国際調整グループ(YF-ICG)、GAVIアライアンス、ECHO、中央緊急対応基金(CERF)、スーダン人道基金(CHF)、非政府組織によって支援されました。

 WHOの地域事務所は、スーダンにおける調査と効果的に感染拡大を防止するため、連邦保健省と関係機関を支援してきました。

感染症情報

出典

WHO EMRO  Update on yellow fever in Sudan, 25 February 2013
http://www.emro.who.int/surveillance-forecasting-response/surveillance-news/update-yf-february-2013.html 

参考

新着情報
スーダンで黄熱の患者が発生しています(更新1) (2013年1月24日)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/01240950.html