2016年のニュース

アメリカ大陸におけるチクングニア熱の患者の発生状況 (更新5)

 チクングニア熱は、 蚊によって感染するウイルス性疾患です。感染した蚊に刺されてから2~12日(通常2~4日)後に症状が現れます。チクングニア熱の症状には、発熱、頭 痛、強い関節痛(足首や手首)がみられ、死亡することは稀ですが、関節痛は数週間、稀に数か月から数年続くことがあります。

 2016年6月3日付けで公表された汎米保健機構(PAHO)の情報によりますと、アメリカ大陸でのチクングニア熱の発生状況は以下のようになっています。

国・地域

報告週

国内感染例a

輸入例 発生率b 死亡者数
疑い例 確定診断例
北米
 バーミューダ Week
 カナダ Week
 メキシコ Week 20 0 291 0 0.23 0
 アメリカ合衆国 Week
小計 0 291 0 0.06 0
中米
 ベリーズ Week
 コスタリカ Week 20 1,427 0 0 28.53 0
 エルサルバドル Week 20 4,848 0 0 75.44 0
 グアテマラ Week 18 1,785 54 0 11.31 0
 ホンジュラス Week 20 9,489 0 0 112.66 0
 ニカラグア Week 21 4,675 387 0 80.91 1
 パナマ Week 17 0 6 4 0.15 0
小計 22,224 447 3 48.55 1
ヒスパニック系カリブ海諸国
 キューバ Week
 ドミニカ共和国 Week
 フランス領ギアナ Week
 グアドループ Week
 ハイチ Week
 マルティニーク Week
 プエルトリコ Week 15 40 0 0
 サン・バルテミー島 Week
 サン・マルタン島(フランス領) Week
小計 0 40 0 0.11 0
アンデス地域
 ボリビア Week 12 5,877 1,021 2 62.57 0
 コロンビア Week 20 15,517 108 0 31.55 0
 エクアドル Week 20 280 816 3 6.76 0
 ペルー Week 16 8 8 1 0.05 0
 ベネズエラ Week 17 2,338 58 0 7.66 0
小計 24,020 2,011 6 18.70 0
南米
 アルゼンチン Week 20 2,757 127 83 6.84 0
 ブラジル Week 16 53,167 11,182 31.60 15
 チリ Week 12 0 0 2 0.0 0
 パラグアイ Week 19 859 38 0 12.76 0
 ウルグアイ Week
小計 56,783 11,347 85 24.85 15
その他のカリブ地域
 アンギラ Week
 アンティグア・バーブーダ Week
 アルバ Week
 バハマ Week
 バルバドス Week
 ケイマン Week
 キュラソー Week
 ドミニカ国 Week
 グレナダ Week
 ガイアナ Week
 ジャマイカ Week
 モントセラト Week
 セントクリストファー・ネイビス Week
 セントルシア Week
 セントビンセント・グレナディーン Week
 シント・マールテン島 (オランダ領) Week
 スリナム Week
 トリニダード・トバゴ Week
 タークス・カイコス諸島 Week
 ヴァージン諸島 (イギリス) Week
 ヴァージン諸島 (米国) Week
小計 0 0 0 0.0 0
総計 103,571 14,164 94 11.88 16

a 診断の定義は http://www.paho.org/hq/index.php?option=com_docman&task=doc_download&Itemid=&gid=23978&lang=en を参照してください。
b 発生率は人口10万人あたりの発生数

 アメリカ大陸に渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、蚊に刺されないよう対策をとってください。

蚊に刺されないための対策

可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているか、エアコンが備わっている、または、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在してください。蚊取り線香も有効です。
長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくするようにしてください。
流 行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部に つけてください。使用する場合には、必ず添付文書に記載されている使用法を守ってください。日焼け止めを使う場合は、先に日焼け止めをつけてから、虫よけ 剤を使用してください。
子ども、とくに乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医にご相談ください。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおってください。

心配な場合には早めの受診を 

海外で発熱などの症状が出たら、できる限り早く医療機関を受診してください。
また、ご帰国の際に、発熱や心配な症状のある方は検疫所の担当者にご相談ください。帰国後に発症した場合や、症状が改善しない場合は、お近くの医療機関または検疫所にご相談ください。
医療機関を受診する時には、医師に、渡航先や渡航期間、渡航先での活動などについて、詳しく伝えてください。

感染症情報:チクングニア熱

出典

WHO/PAHO.
Number of Reported Cases of Chikungunya Fever in the Americas, by Country or Territory 2016(to week noted), Cumulative cases, Epidemiological Week/EW22 (update as of 3 June 2016 )
http://www.paho.org/hq/index.php?Itemid=40931