黄熱予防接種証明書と黄熱の感染危険地域

各国・地域の黄熱予防接種証明書要求及び推奨状況について更新しました。

黄熱予防接種証明書の有効期間
 WHOは、10年であった黄熱予防接種証明書イエローカードの有効期間を2016711より生涯有効に延長することを勧告しました。これに伴い日本で発行される黄熱予防接種証明書の有効期間も1回の接種で生涯有効となります。この変更は、これまでにワクチンを接種した人にも適応されます。有効期間の過ぎた証明書であっても手続きをすることなく、711日以降は自動的に生涯有効の証明書となりますので、大切に保管するようお願いします。

   黄熱予防接種証明の有効期間のリーフレット

黄熱の予防接種は特定の接種機関でのみ接種できます
 ※黄熱ワクチンは国際的な証明書を交付しなければならないことから、全国特定の接種機関のみで実施していますので、注意してください。
黄熱の予防接種は予約制です。早めに予約をしてください。
 ※希望者が多い場合は、希望日に接種できないことがあります特に渡航のピーク時期は予約できないことがあります。
黄熱の予防接種証明書は、接種10日後から有効となります
黄熱ワクチンをはじめ注射生ワクチンを接種した場合は、注射生ワクチンを接種した場合は、別の注射生ワクチンを接種するには27日以上の間隔を置く必要があります。不活化ワクチン、経口生ワクチンとの接種間隔に関する規定は2020年10月1日からなくなりました。しっかりと免疫をつけて渡航するためには、余裕を持ったスケジュールで接種してください。

ブラジルにおける黄熱の感染リスク地域の拡大について
 
WHOは、ブラジルの感染リスク地域を拡大しました。2018年に入り、WHOは、サンパウロ州全域をリスクのある地域と考えることを推奨しています。このため、この地域を旅行した者が次の入国の際にリスク国からの入国と見なされる可能性があります。旅行先での黄熱リスクの扱いについて、ご確認ください。

状況は随時更新されているため、渡航される方は、事前に入国を予定されている国の大使館や領事館に入国時の証明書の取扱いについて確認しておくことが勧められます。

FORTH 感染症情報

参考情報

接種間隔の規制に関する規定の改訂について


WHO. 国際渡航者に対する黄熱、マラリアを含め必須となるワクチン接種と勧告(国別リスト)
Vaccination requirements and recommendations for international travellers, including yellow fever and malaria
https://www.who.int/ith/ith-country-list-new.pdf?ua=1

外務省 海外安全ホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp
ブラジルにおける黄熱の再流行(サンパウロ州全域がワクチン接種推奨地域とされました。)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C007.html

黄熱予防接種証明書要求国・地域[WHO]
Countries requiring yellow fever vaccination [Map]
https://who.maps.arcgis.com/apps/MapSeries/index.html?appid=ad0ff71cdd1b4c139cfad91daca886fb
 

                    2016年5月10日掲載 2019年10月8日更新 2020年10月1日更新