2010年05月18日更新 タジキスタンとウズベキスタンでポリオが発生しています。

ポリオとは、ウィルスによって手足がまひして動けなくなる病気です。2002年のWHO(国連世界保健機関)がヨーロッパでのポリオ根絶を発表しましたが、世界では今でもポリオが流行している地域があります。

ポリオの集団発生は現在もタジキスタン共和国で続いています。 ウズベキスタンからもまひの症例が報告されています。これらの症例はタジキスタンとの国境地帯で発生しています。

ポリオは主に感染者の糞便との接触を介して伝播していきます。また、ポリオの病原体は食事や水を介しても広がります。この病気は主に5歳未満の子供達で発症しやすいとされていますが、 ワクチン未接種であればいかなる年齢層にあってもリスクを伴います。この疾患の徴候や症状は下痢だけでなく、四肢、呼吸、顔面の麻痺を含みます。

タジキスタンやウズベキスタンへ旅行されるアメリカ国民への推奨ポリオの予防接種を受けましょう

  1. 主治医にあなたのポリオワクチン接種歴が最新の状態か確認しましょう。
  2. もしもあなたが子供の頃にポリオワクチンの接種を受けていた、もしくは以前ポリオを発症していたとしても、きちんと防御できるように追加接種を受けた方がよいでしょう。
  3. お子様を同伴される場合は、確実にお子様にワクチン接種が行なわれていることを確認してください。

飲食をされる際には、安全のために実践すべきことを守りましょう

  1. 完全に火が通り、熱い状態で提供されたもののみを食べて下さい。
  2. 乳製品は殺菌処置されたもののみを飲食するようにしましょう。
  3. 果物や野菜は安全な水で洗い、自分で皮をむいたものだけを食べて下さい。
  4. 飲物はボトル入りの水や沸騰させた水、もしくは、炭酸水やスポーツドリンクなどのボトルに入れて封をした清涼飲料水に限るようにしてください。水道水や湧水、氷は避けましょう。

きちんと手洗いをするようにしましょう

  1. こまめに石鹸と水で手を洗いましょう。石鹸や水がない場合はアルコールを主成分としたハンドジェルを使ってください。
  2. 飲食の前や食事の準備をする時は特に念入りに手を洗いましょう。また、トイレに行った後、おむつ替えの後、咳や鼻水が出た後なども同様です。

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