2010年08月04日更新 ペルーでペストの集団発生がおきました。

ペストは現在でも野生動物の中で見られる病気で、ペスト菌を持ったノミに咬まれることで人に感染することがあります。治療をしないと非常に高率に死にいたる恐ろしい病気です。
2~4日の潜伏期間の後に、突然の発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、嘔吐や悪心といった、インフルエンザ様の症状で生じることが多く、リンパ節がはれる症状をともなうものが多いのですが、いきなり重症の症状で始まることもあります。
早めに診断し、しっかりと抗生物質を使えば治る病気です。

ペルー保健省はペルーのLa Libertad県、Ascope郡、Chocope地区で7月に入って、ペストの患者が発生し、現在までに17例の患者を確認し、1例が死亡したと発表しました。
ペルー、とくにこれらの地域にいらっしゃる人は、地域の情報を十分調べておいてください。農村部ではリスクが高くなります。
また、ペルーから帰国し心配な症状がある人は、帰国時に検疫所にお申し出ください。帰国後、心配な症状がある場合には、すぐに病院に電話をし、渡航地と症状をおっしゃった上でで治療を受けてください。

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感染症情報ペスト