2011年01月14日更新 ハイチとドミニカ共和国でコレラが流行しています。 続報
コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
ハイチ保健省の発表によると、2011年1月1日までに171,304名のコレラ患者が発生し、この中の55.5%が入院治療を受け、2.4%が死亡しました。ハイチのすべての県でコレラ患者と死者の報告がみられていますが、2010年12月26日以降で最も症例が多かったのはグランダンス県でした。また、北部のアルティボニット県、中央県、北県では減少していますが、西県、グランダンス県、ニップ県および首都のポルトープランスでは増加しています。
また、隣国のドミニカ共和国では、2011年1月1日までに、コレラと確定された症例が154名になり、103名が入院しました。死亡した人はいません。ドミニカ共和国で最もコレラ患者が多く発生している地域は、エリアス・ピーニャ県でした。
FORTHでは今後も情報を発信してまいりますので、ハイチおよびドミニカ共和国におでかけの方は情報をごらんになってください。