2011年01月26日更新 コ-トジボワールで黄熱が流行しています。
黄熱は蚊によって感染し、死亡するリスクの高い病気です。非常に有効な予防接種があります。サハラ砂漠よりも南のアフリカ地域や、中南米の熱帯地域には、黄熱に感染する危険のある地域が多く存在しています。世界では入国に際して黄熱ワクチンの接種が求められる国がたくさんあります。
2011年1月3日に、コ-トジボワールの保健大臣は、同国北部および中央部のBéoumi、Katiola、Mankono、Séguéla各県で黄熱が発生していることを発表しました。 1月15日までに25人の死者を含む計64名の感染が疑われています。 現在、緊急ワクチン接種キャンペーンが計画されていますが、不安定な政治状況から対策の遅れが生じる可能性も否定できません。
コートジボワール入国に際しては、すべての国からの旅行者に対して、黄熱ワクチン接種が要求されています。
このため、ご自身の黄熱ワクチン接種について確認していただき、この10年間に黄熱ワクチンを受けていない場合には黄熱ワクチン接種を受けてください。また、黄熱ワクチンは効果が現れるまで10日間を要します。このため、コートジボワールに旅行する場合には、黄熱ワクチン接種後少なくとも10日間、現地に入らないようにしなければなりません。