2011年01月28日更新 ハイチとドミニカ共和国でコレラが流行しています。 続報
コレラは下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
ハイチ保健省の発表によると、2011年1月8日までに、183,906名のコレラ患者が発生し、この中の55.9%が入院治療を受け、2.0%が死亡しました。2011年1月15日までの間には、新たに9,373名のコレラ患者が発生しています。ハイチのすべての県で新しい患者の報告がありますが、北県、アルティボニット県、北東県以外では減少しています。ハイチ全体でのコレラ患者発生数も、減少しています。
隣国のドミニカ共和国では、初めてのコレラによる死亡が報告されました。2011年1月15日までに、コレラと確定された症例は244名になりました。エリアス・ピーニャ県では、最もコレラ患者が多く発生しています。
FORTHでは今後も情報を発信してまいりますので、ハイチおよびドミニカ共和国におでかけの方は情報をごらんになってください。