2011年11月30日更新 アフリカでコレラが発生しています(更新1)

コレラは、下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。

国境なき医師団(MSF)の情報によりますと、カメルーンでコレラが拡大しています。2011年3月と4月の雨季の期間は週あたり平均120例の発生でした。9月に始まった雨季により再び症例数が増加しています。10月中旬までに週あたり400例以上となっています1)。

国連の関係機関によると、中央アフリカ共和国では10月27日までに146例(うち17人死亡)2)、ケニアの難民キャンプでは11月15日までに合計60例(うち1人死亡)3)、ウガンダでは11月7日までに78例(うち7人死亡)4)の報告がありました。

アフリカへ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、以下の対策をとってください。

  • 飲料水や歯みがき、うがいの水にはミネラルウォーターを使うか、十分に沸騰させた水を使うこと。氷は食べないこと。
  • 食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べること。
  • 食事の前、トイレの後には石けんと水で十分に手洗いすること。
  • 下痢になった場合、できるだけ早く医療機関で診療を受けること。
  • 下痢がはじまったら、以下の作り方で作った水を十分にとること。

感染症情報:食べ物・水にご注意を!

出典

1)relief webhttp://reliefweb.int/node/461783
2)relief webhttp://reliefweb.int/node/456291
3)relief webhttp://reliefweb.int/node/459222
4)relief webhttp://reliefweb.int/node/458070

参考

新着情報 10月14日チャドやコンゴ民主共和国などでコレラの大流行が続いています。