新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告(更新82)

COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO)2022年9月21日

世界の概況

新規感染者数については、2022年9月12日から9月18日までの週(以下「直近1週間」という。)に3,234,625人と報告され、前週と比較して2%減少し、同等でした(図1及び表1)。新規死亡者数については、直近1週間で9,862人と報告され、前週と比較して17%減少しました。2022年9月18日時点で、全世界の累積感染者数にあっては609,095,968人、累積死亡者数にあっては6,505,455人となります。管轄地域別の新規感染者数については、全6地域中の5地域で減少し、アフリカ地域で35%、東地中海地域で14%、北米・中南米地域で12%、東南アジア地域で8%及び欧州地域で1%減少しました(西太平洋地域については、3%増加し、同等でした。)。管轄地域別の新規死亡者数については、全6地域で減少し、東地中海地域で46%、アフリカ地域で27%、西太平洋地域で27%、欧州地域で22%、東南アジア地域で6%及び北米・中南米地域で5%減少しました。
 
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国は、日本(605,919人、13%増加)、米国(395,117人、11%減少)、韓国(389,579人、11%減少)、ロシア(372,485人、10%増加)及び中国(297,693人、13%増加)でした。また、直近1週間における新規死亡者数が多い上位5か国は、米国(2,601人、5%増加)、日本(1,162人、31%減少)、ロシア(697人、9%増加)、スペイン(595人、83%増加)及びブラジル(487人、12%減少)でした。
 
新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者に係る現在の傾向については、複数の国が検体採取方式を積極的に変更し、全体の検査数が減少して結果的に検出される感染者数が減少するため、慎重に解釈する必要があります。さらに、過去の週からのデータについては、各国によって生じた新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者の変化を後ろ向きに組み込みながら、WHOにより継続して更新されます。
 
図1 2022年9月18日時点の週別又はWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移
 
表1 2022年9月18日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は累積新型コロナウイルス感染者の確定症例数及び死亡者数

特別な焦点(新型コロナウイルスの懸念される変異株及び注目すべき変異株)

懸念される変異株の世界的な拡散及び有病率

世界的に2022年8月19日から9月19日まで、120,617の検体がGISAIDを通じて共有されました。これらの検体のうち119,458の検体がオミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)の懸念される変異株(以下「VOC」という。)であり、過去30日間で世界的に報告された検体の99.0%を占めています。提出された検体の数が継続して減少しており、傾向の解釈については注意が必要です。
 
現在の変異株に係る流行については、オミクロン株の下位系統及び遺伝的多様性によって特徴付けられます。オミクロン株に係る230を超える下位系統及び30を超える組換え体が出現しています。これらの変異株については、表現型の変化に関するいかなる科学的根拠と同様に、遺伝的変異の集合に関する基準又は地理的な有病率の上昇に関する兆候に基づいてWHOにより監視及び評価されています。これらの系統の全てについては、異なる追加の変異を有していますが、関連した遺伝子部位に関する現在の知識又は過去数週間にわたる配列の低流行に基づくと、大多数は懸念に至りません。疫学的第35週(2022年8月29日から9月4日まで。以下同じ。)時点で、BA.5系統の下位系統(BA.5.X系統)の相対的な有病率が76.6%と最も世界的に高く、続いてBA.4.X系統の有病率が7.5%となります。当該期間で、BA.3.X系統、BA.2.X系統(BA2.75系統を除く。)及びBA.1.X系統については、世界的な有病率が1%未満となっています。
 
6の系統は、監視中であるオミクロン株の亜系統として現在分類されています。BA.2.75系統は、上位系統のBA.2系統と比較してスパイクタンパク領域に9つの更なる変異を有するために、監視されています(これらの変異のうち4つにあっては受容体結合部位にあり、受容体結合部位の変異の少なくとも1つは過去の変異株における免疫逃避と関連しています。)。BA.2.75系統の世界的な有病率については、疫学的第35週時点で低いものの(1.26%)、過去数週間で上昇しています。疫学的第35週時点で、合計48か国が検出を報告しており、報告された検体の大多数がインド由来です。下位系統の1つであるBA.2.75.2系統については、3つの更なるスパイクタンパク領域の変異を有しています。
 
BA.5.1+V445※系統(※アミノ酸置換を示す。)、BA.5.2+K444系統、BA.5.2.1+R346系統、BA.5.2.1+K444系統及びBE.1.1系統(BA.5.3.1.1.1系統)については、出現した亜系統であり(監視下にある。)、予測される表現型の変化(例えば抗体回避、ACE-2結合親和性の変化)を伴う受容体結合部位の変異及び新規の地域への拡散の増加を伴います。監視下にあるこれらオミクロン株の亜系統の有病率は低いままですが、過去4週間で上昇しています(表2)。
 
図4A及びB 新型コロナウイルスの検体数及び割合(2022年9月19日時点)
 
表2 過去4週間における新型コロナウイルスの検体における相対的な割合

ワクチン

図5 オミクロン株のVOCに対する初回接種及び1回目の追加接種のワクチンの効果

図5は、時間経過に伴うオミクロン株に対する絶対的なワクチンの効果(以下「VE」という。)について要約したものです(初回接種のワクチンで層別化されたものです。)。追加接種は、異なるワクチンの可能性があります(すなわち、同種及び別種の追加接種のVEが示されています。)。
 
前回の更新(2022年8月17日)以降で 6の新しい研究が図に追加されています。2の研究(未査読)は、英国及びイタリアの小児を対象とし、オミクロン株による感染及び発症に対するメッセンジャーRNAワクチン(ファイザー製ワクチン及びモデルナ製ワクチン)のVEを時間経過とともに評価しました。第3の研究は、南アフリカの成人を対象とし、オミクロン株(BA.1系統、BA.2系統、BA.4系統及びBA.5系統)による入院に対するファイザー製ワクチンの2回及び3回接種のVEを評価しました。第4の研究(未査読)は、英国の成人を対象とし、オミクロン株による入院に対するファイザー製ワクチンの3回接種のVEを評価しました。第5の研究(未査読)は、中国(香港特別自治区)の5歳以上の人々を対象とし、オミクロン株による感染及び発症に対するファイザー製ワクチン及びシノバック製ワクチンの初回接種のVEを評価しました。第6の研究(未査読)は、パラグアイの18歳以上の患者を対象とし、オミクロン株による重症急性呼吸器症候群の入院に対するファイザー製ワクチンの2回接種及びガマレヤ製ワクチンの2回接種のVEに関する新たな科学的根拠を提供しました。

オミクロン株に対するワクチンの絶対的なVEの結果に対する解釈(初回接種及び1回目の追加接種)

今日に至るまで、18か国(アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フィンランド、中国(香港特別自治区)、ノルウェー、イスラエル、イタリア、パラグアイ、カタール、シンガポール、南アフリカ、英国、米国及びザンビア)から43の研究がオミクロン株に対し7つのワクチンの予防を評価しました(16の研究にあっては初回接種のみの、5の研究にあっては1回目の追加接種のみの、22の研究にあっては初回及び1回目の追加接種両方のVE推定値を評価しました。)。これらの研究は、ワクチン初回接種後のオミクロン株に対する全ての予防(感染、発症及び重症化の予防をいう。以下同じ。)のVEが新型コロナウイルス及び他の過去に流行していた4のVOCに対するVEと比較して減少したと報告しています。重要なことに、大多数の研究で、オミクロン株に対する重症化予防のVE推定値については、依然として他の予防のものより高いままです。ワクチンの1回目の追加接種は、初回及び追加接種で、利用可能な推定値を伴うスケジュールの全ての組合せの中で、全ての予防のVEを著明に改善します。1回目の追加接種後の感染及び発症予防のVEは、重症化予防と比較して1回目の追加接種後の6か月で減少します。しかしながら、6か月を超えて追加接種のVEを評価した研究はありません。
 
重症化予防のVEについては、ワクチンの初回接種後6か月を超えると、ほぼ減少がありません。mRNAワクチンを対象とした17のVE推定値のうち、11の推定値(全体の65%)では、ワクチン初回接種後の3か月間でVEが70%以上でした。ウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ製ワクチン、ヤンセン製ワクチン及びガマレヤ製ワクチン)を対象とした3の研究のうち、全てVEは70%未満でした。2つの研究にあってはアストラゼネカ製ワクチン及びガマレヤ製ワクチンのVEを70%未満と報告し、1の研究にあってはヤンセン製ワクチンのVEを50%未満と報告しました。不活化ワクチンを対象とした4の推定値のうち、シノバック製ワクチンを対象とした3の推定値でVEが70%以上のものはなく(2の推定値(全体の67%)ではVEが50%以上でした。)、シノファーム製ワクチン及びガマレヤ製ワクチンを対象とした1の推定値ではVEが50%以上70%未満でした(データは、図にありません。)。ワクチンの初回接種後3か月を超えると、mRNAワクチンを対象とした38のVE推定値のうち、14の推定値(全体の37%)にあってはVEが70%以上であり、25の推定値(全体の66%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とした13の推定値のうち、1の推定値(全体の8%)にあってはVEが70%以上であり、10の推定値(全体の77%)にあってはVEが50%以上でした。ウイルスベクターワクチンであるヤンセン製ワクチンの1回接種を対象とした2のVE推定値については、VEが50%以上のものはありませんでした。シノバック製ワクチンを対象とした4のVE推定値については、VEが50%以上70%未満でした。

全ての研究で1回目の追加接種後に重症化予防のVEが改善しました。追加接種後14日から3か月までの期間において、重症化予防のVEを評価した42のVE推定値のうち、37の推定値(全体の88%)でVEが70%以上でした(39の推定値にあってはmRNAワクチン、2の推定値にあってはヤンセン製ワクチン、1の推定値にあってはシノバック製ワクチン、それらの追加接種を評価しました。)。モデルナ製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値にあってはVEが50%未満であり(ただし、信頼区間が広い。)、ヤンセン製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値にあってはVEが70%未満でした。mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、31の推定値のうち26の推定値(全体の84%)でVEが70%以上でした(29の推定値のうち、21の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、2の推定値にあってはシノバック製ワクチンの初回接種を対象としました。)。1の研究については、シノバック製ワクチンの3回目接種後3から6か月までの期間において、VEが50%以上70%未満でした。
 
注目すべき点については、南アフリカの研究がオミクロン株のBA.4系統及びBA.5系統の亜系統による入院に対するVEに関して最初の科学的根拠を提供したことです。著者は、ファイザー製ワクチンの初回接種及び1回目の追加接種によるBA.4系統、BA.5系統、BA.1系統及びBA.2系統に対する効果が時間経過とともに減少する類型と同様に、成人を対象としたオミクロン株による入院に対するファイザー製ワクチンのVEを評価し、同様のVEを発見しました。
 
初回接種後3か月以内の期間において、感染及び発症予防のVEは、重症化予防のVEより低く、時間経過とともに著明に減少します。発症予防のVEについては、18のVE推定値うち、4の推定値(全体の22%)にあってはmRNAワクチンのVEが70%以上であり、10の推定値(全体の56%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とする4のVE推定値のうち、1の推定値(全体の25%)にあってはVEが70%以上であり、残りの3の推定値にあってはVEが50%未満でした。ヤンセン製ワクチンを対象とした1の推定値にあってはVEが70%以上であり、シノバック製ワクチンを対象とした3の推定値にあってはVEが50%未満でした。ワクチン接種後3か月を超えると、40のVE推定値があり(30の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、2の推定値にあってはシノバック製ワクチンを評価しました。)、そのうち1の推定値のみ(全体の3%)については、VEが50%以上でした。mRNAワクチン、アストラゼネカ製ワクチン又はシノバック製ワクチンの初回接種完了後にmRNAワクチンを追加接種した場合の発症予防のVEについては、追加接種後14日から3か月までの期間において、25のVE推定値のうち、7の推定値(全体の28%)にあってはVEが70%以上、20の推定値(全体の80%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を評価した2のVE推定値のうち、1の推定値(全体の50%)についてはVEが50%以上70%未満でした。1回目の追加接種の予防は時間経過とともに急速に減少しました(mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、16の推定値のうち、4の推定値(全体の25%)でVEが50%以上であり、VEが70%以上のものはありませんでした。)。追加接種後3から6か月までの期間において、アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値及びシノバック製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値については、VEが50%未満でした。感染予防のVEについては、発症予防のものと同様の弱い減衰の類型を示しました。

オミクロン株に対するワクチンの絶対的なVE及び相対的なVEの結果に対する解釈(2回目の追加接種)

図6 オミクロン株に対するワクチンの相対的なVE(2回目の追加接種について1回目のワクチン追加接種と比較している。)

 
2の研究については、mRNAワクチンによる2回の追加接種(合計4回)の絶対的なVEを評価しており、4回接種を受けた人々のうち感染及び重症化を未接種の集団と比較しています。カナダの研究(長期療養施設の重症化しやすい集団に対する2回目の追加接種)は、オミクロン株に対しmRNAワクチンのあらゆる組合せによるVEを報告しており、感染、発症及び入院に対しそれぞれ49から52%まで、59から73%まで、及び83から88%までとなります(2回目の追加接種後の最大追跡期間は、4か月でした。)。第2の研究については、米国の50歳以上の人々を対象とし、ファイザー製ワクチン及びモデルナ製ワクチンのいかなる組合せによる4回接種のVEを評価しており、2回目の追加接種から2か月までの期間において、オミクロン株による救急・集中治療部門の利用及び入院に対し、それぞれ66%(95%信頼区間が60%から71%まで。)及び80%(95%信頼区間が71から85%まで。)と報告しています。
 
現在まで11の研究(図6を参照)は、長期療養施設の入居者、高齢者及び医療従事者を対象とし、少なくとも3から4か月前にmRNAワクチンを3回接種(1回目の追加接種)した集団とオミクロン株による感染、発症及び死亡のリスクを比較することで、mRNAワクチンを4回接種した場合の相対的なVEを評価しています。全ての結果については、3回の接種と比較して4回の接種でVEが僅かに増加しました(図6)。mRNAワクチンの4回接種による相対的なVEについては、感染及び発症よりも重症化及び死亡の方が高くなりました。
 
相対的なVEの解釈については、容易ではない点に注意する必要があります。絶対的なVEの導入が不可能であり、2回目の追加接種の後に予防が可能な症例はありません。さらに、絶対的なVEの差異(しばし報告されない。)及びそれぞれの研究にある疫学的な流れのため、相対的なVEを研究間で比較することは不可能です。また、大多数の研究で4回接種の後の追跡期間が短期間であり(1から4か月までの幅)、そのため、4回接種の減少の評価は不可能です。相対的なVEの解釈に関する追加の情報については、新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告70(2022年6月29日)の「相対的なVEという特別な焦点」を参照してください(※FORTH上の翻訳を参照してください。)。

WHO管轄地域別の概況

アフリカ地域

新規感染者数については、直近1週間で6,853人と報告され、前週と比較して35%減少しました。アフリカ地域内の4か国(全体の8%)については、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、セーシェルで95%(94人から183人)、ブルンジで56%(229人から358人)及びトーゴで28%(100人から128人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で44人と報告され、前週と比較して27%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
レユニオン 2,572人 287.3人 45%減少
南アフリカ 1,603人 2.7人 11%減少
ナイジェリア 483人 1.0人未満 17%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
コンゴ民主共和国 18人 1.0人未満 同等
南アフリカ 17人 1.0人未満 19%減少
レユニオン 5人 1.0人未満 同等

 

北米・中南米地域

新規感染者数については、直近1週間で552,342人と報告され、前週と比較して12%減少しました。南北アメリカ地域内におけるデータが入手可能な56か国中の8か国(全体の14%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、ホンジュラスで256%(232人から825人)、ベリーズで147%(102人から252人)及びエクアドルで42%(1,417人から2,012人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で4,037人と報告され、前週と比較して5%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
米国 395,117人 119.4人 11%減少
ブラジル 62,346人 29.3人 同等
チリ 23,853人 124.8人 26%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
米国 2,601人 1.0人未満 5%増加
ブラジル 487人 1.0人未満 12%減少
カナダ 245人 1.0人未満 同等

東地中海地域

新規感染者数については、直近1週間で23,658人と報告され、前週と比較して14%減少しました。東地中海地域内の2か国(全体の9%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、バーレーンで41%(1,448人から2,048人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で172人と報告され、前週と比較して46%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
カタール 5,388人 187.0人 27%増加
イラン 4,105人 4.9人 47%減少
ヨルダン 3,389人 33.2人 同等
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
イラン 119人 1.0人未満 54%減少
サウジアラビア 15人 1.0人未満 15%増加
レバノン 12人 1.0人未満 33%増加

 

欧州地域

新規感染者数については、直近1週間で1,164,233人と報告され、前週と比較して1%減少し、同等でした。欧州地域内の9か国(全体の15%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、モナコで88%(33人から62人)及びリトアニアで53%(5,754人から8,809人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で2,767人と報告され、前週と比較して22%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
ロシア 372,485人 255.2人 10%増加
ドイツ 206,617人 248.4人 同等
フランス 183,271人 281.8人 62%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
ロシア 697人 1.0人未満 9%増加
スペイン 595人 1.3人 83%増加
イタリア 371人 1.0人未満 同等

 

東南アジア地域

新規感染者数については、直近1週間で66,777人と報告され、前週と比較して8%減少しました。東南アジア地域内におけるデータが入手可能な10か国中の3か国(全体の30%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、ブータンで67%(186人から311人)、ミャンマーで58%(1,293人から2,046人)及びバングラデシュで28%(2,126人から2,727人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で427人と報告され、前週と比較して6%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
インド 38,829人 2.8人 同等    
インドネシア 16,314人 6.0人 18%減少
タイ 5,841人 8.4人 35%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
インド 187人 1.0人未満 18%増加
インドネシア 122人 1.0人未満 同等
タイ 90人 1.0人未満 35%減少

 

西太平洋地域

新規感染者数については、直近1週間で1,420,762人と報告され、前週と比較して3%増加し、同等でした。西太平洋地域内の4か国(全体の12%)では、20%を超える新規感染者数の増加が報告され、マーシャル諸島で1,467%(9人から141人)、ニューカレドニアで322%(23人から97人)及びバヌアツで42%(36人から51人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で2,415人と報告され、前週と比較して27%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
日本 605,919人 479.1人 13%増加
韓国 389,579人 759.9人 11%減少
中国 297,693人 20.2人 13%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
日本 1,162人 1.0人 31%減少
韓国 377人 1.0人 5%増加
中国 360人 1.0人未満 20%増加

 

出典

World Health Organization. “Weekly epidemiological update on COVID-19 - 21 September 2022”.WHO.2022.https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---21-september-2022,(参照2022-09-22).