新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告(更新87)

COVID-19 Weekly Epidemiological Update(WHO)2022年10月26日

世界の概況

新規感染者数については、2022年10月17日から10月23日までの週(以下「直近1週間」という。)に2,690,624人と報告され、前週と比較して15%減少しました(図1及び表1)。新規死亡者数については、直近1週間で8,562人と報告され、前週と比較して13%減少しました。2022年10月23日時点で、全世界の累積感染者数にあっては624,748,971人、累積死亡者数にあっては6,560,620人となります。管轄地域別の新規感染者数については、アフリカ地域で41%、欧州地域で23%、東地中海地域で9%、西太平洋地域で5%及び東南アジア地域で 4%減少しました(北米・中南米地域については、2%増加し、同等でした。)。管轄地域別の新規死亡者数については、アフリカ地域で72%、欧州地域で24%、東南アジア地域で13%及び西太平洋地域で8%減少しました(北米・中南米地域で1%減少して同等であり、東地中海地域で9%増加しました。)。
 
各国別では、新規感染者数が多い上位5か国は、ドイツ(498,787人、23%減少)、フランス(307,610人、22%減少)、中国(285,348人、13%減少)、米国(255,116人、1%減少)及びイタリア(252,777人、12%減少)でした。また、直近1週間における新規死亡者数が多い上位5か国は、米国(2,538人、同等)、ロシア(636人、9%減少)、イタリア(586人、23%増加)、フランス(484人、21%増加)及び中国(469人、9%増加)でした。
 
新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者に係る現在の傾向については、複数の国が検体採取方式を積極的に変更し、全体の検査数が減少して結果的に検出される感染者数が減少するため、慎重に解釈する必要があります。さらに、過去の週からのデータについては、各国によって生じた新型コロナウイルス感染症における感染者及び死亡者の変化を後ろ向きに組み込みながら、継続して更新されています。
 
図1 2022年10月23日時点の週別又はWHO管轄地域別の新型コロナウイルス感染者数及び世界の死亡者数の推移

表1 2022年10月23日時点におけるWHO管轄地域別の新規又は累積新型コロナウイルス感染者の確定症例数及び死亡者数

特別な焦点(新型コロナウイルスの懸念される変異株及び注目すべき変異株の変異株に係る更新)

懸念される変異株の世界的な拡散及び有病率

世界的に2022年9月24日から10月24日まで、107,952の検体がGISAIDを通じて共有されました。これらの検体のうち107,678の検体がオミクロン株(B.1.1.529系統並びにその亜系統のBA.X系統及び組換え体を指す。以下同じ。)の懸念される変異株(以下「VOC」という。)であり、過去30日間で報告された検体の99.7%を占めています。疫学的第40週(2022年10月3日から10月9日まで。以下同じ。)において、共有された全検体の11.7%は、特定のPango系統の名称を指定されていませんが、オミクロン株の下位系統であると推定されています(未分類)。当該の期間において、検体の1.4%が組換え体に指定されており、その大多数はXBB系統及びその下位の亜系統であるXBB.1系統です。過去30日間でオミクロン株以外の検体については、報告されていません。
 
オミクロン株の下位系統の流行を記載した傾向については、新型コロナウイルス感染症の調査システムの限界を考慮して慎重に解釈する必要があります。これについては、各国間におけるゲノム解析能力及び検体採取上の戦略における違い、検体採取上の戦略における時間経過に伴う変化、世界各国における実施検査数及び共有されるゲノム解析能力の減少及び検体提出に係る遅延を含みます。
 
遺伝的多様性が継続しており、390のオミクロン株下位系統及び48の特定された組換え体が生じています。これら全変異株については、表現型の変化に関する科学的根拠と同様に、遺伝的変異の集合体及び地域における有病率の上昇に関する基準に基づき、WHOによって監視及び評価されています。
 
疫学的第40週において、BA.5系統の有病率が77.1%と継続して優勢であり、次にBA.4系統の有病率が5.4%となります。BA.2系統については、有病率が上昇しており、当該の期間において報告された検体の4.3%を占めます。BA.1.X系統にあっては有病率が1%未満であり、BA.3.X系統の検体にあっては過去8週間で世界的に報告されていません。図4及び表2は、監視下にあるオミクロン株の亜系統として現在分類されている6の変異株に関する世界的な割合及び有病率を報告しており、定期的に更新されています。
 
関連するスパイクタンパク質のアミノ酸部位及び置換については、監視下にあり、R346X、K444X、V445X、N450X及びN460Xとなります。BA.2系統、BA.4系統、BA.5系統及びそれらのあらゆる亜系統については、多くの場合、同じ部位で同じ変異をきたしており、進化の収束を示唆しています。進化の収束は、ゲノム上の同じ部位における2つ以上の異なる変異株に係る独立した遺伝的適応を示します(同じヌクレオチド及びアミノ酸の変化が多くの変異株で観察されており、これらの変異株はお互いに直接の下位系統ではありません。)。進化の収束は、ウイルスの適応及び更なる進化において潜在的な役割を果たしています。進化の収束は、表現型の適応及び効果の促進要因を特定する点において効果的です。さらに、ウイルスが更に進化する可能性が継続してあることを示しています。
 
2022年10月25日時点において、XBB系統及びXBB.1系統については、35か国から1,453検体が報告されています。BQ.1系統及びその下位系統については、65か国から8,077検体が報告されています。BQ.1系統はBA.5系統の亜系統(スパイクタンパク質の変異であるK444T及びN460Kを伴う。)であり、その一方BQ.1.1系統は同様にスパイクタンパク質の変異であるR346Tを伴います。
 
XBB系統及びBQ.1系統の科学的根拠を共有して評価するために。ウイルスの進化に関するWHO技術諮問会議が2022年10月24日に開催されました(これらの系統について声明を公表する予定です。)。
 
図4A及びB 新型コロナウイルスの検体数及び割合(2022年10月24日時点)
 
表2 過去4週間における新型コロナウイルスの検体における相対的な割合

ワクチン

図5 オミクロン株のVOCに対する初回接種及び1回目の追加接種のワクチンの効果
 
図5は、時間経過に伴うオミクロン株に対する絶対的なワクチンの効果(以下「VE」という。)について要約したものです(初回接種のワクチンで層別化されたものです。)。追加接種は、異なるワクチンの可能性があります(すなわち、同種及び別種の追加接種のVEが示されています。)。図5に含まれるすべてのワクチンは新型コロナウイルスに基づくワクチンであり、変異株に基づくワクチンのVEデータはいまだ利用できません。
 
前回の更新(2022年9月21日)以降で 6の新しい研究が図に追加されています。2の研究は、米国、スコットランド及び英国の青少年を対象とし、オミクロン株による感染及び発症に対するファイザー製ワクチンの初回接種のVEを時間経過とともに評価しました。第3の研究は、イタリアの医療従事者を対象とし、感染に対するファイザー製ワクチンの2回及び3回接種のVEを評価しました。第4の研究は、米国の成人を対象とし、オミクロン株による感染、入院及び死亡に対するファイザー製ワクチン、モデルナ製ワクチン及びヤンセン製ワクチンのVEを評価しました。第5の研究(未査読)は、米国の成人を対象とし、オミクロン株のBA.4系統及びBA.5系統による救急集中治療部門への外来受診及び入院に対するファイザー製ワクチン及びモデルナ製ワクチンの2回及び3回接種のVEを評価しました。第6の研究(未査読)は、米国の成人を対象とし、オミクロン株のBA.1系統、BA.2系統、BA.2.12.1系統、BA.4系統及びBA.5系統による感染及び入院に対するモデルナ製ワクチンの3回接種のVEに関する新たな科学的根拠を提供しました。

オミクロン株に対するワクチンの絶対的なVEの結果に対する解釈(初回接種及び1回目の追加接種)

今日に至るまで、18か国(アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フィンランド、中国(香港特別自治区)、ノルウェー、イスラエル、イタリア、パラグアイ、カタール、シンガポール、南アフリカ、英国、米国及びザンビア)から49の研究がオミクロン株の変異株に対する7つのワクチンの予防を評価しました(図5に示す1つ以上のVE推定値を伴う5のワクチンの科学的根拠を伴う。19の研究にあっては初回接種のみの、6の研究にあっては1回目の追加接種のみの、24の研究にあっては初回及び1回目の追加接種両方のVE推定値を評価しました。)。これらの研究は、ワクチン初回接種後のオミクロン株の変異株に対する全ての予防(感染、発症及び重症化の予防をいう。以下同じ。)のVEが新型コロナウイルス及び他の過去に流行していた4のVOCに対するVEと比較して減少したと報告しています。重要なことに、大多数の研究で、オミクロン株の変異株に対する重症化予防のVE推定値については、依然として他の予防のものより高いままです。ワクチンの1回目の追加接種は、初回及び追加接種で、利用可能な推定値を伴うスケジュールの全ての組合せの中で、全ての予防のVEを著明に改善します。1回目の追加接種後の感染及び発症予防のVEは、重症化予防と比較して1回目の追加接種後の6か月で減少します。しかしながら、6か月を超えて追加接種のVEを評価した研究はありません。
 
重症化予防のVEについては、ワクチンの初回接種後6か月を超えると、ほぼ減少がありません。mRNAワクチンを対象とした18のVE推定値のうち、12の推定値(全体の67%)では、ワクチン初回接種後の3か月間でVEが70%以上でした。ウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ製ワクチン、ヤンセン製ワクチン及びガマレヤ製ワクチン)を対象とした3の研究のうち、全てVEは70%未満でした(2つの研究にあってはアストラゼネカ製ワクチン及びガマレヤ製ワクチンのVEを70%未満と報告し、1の研究にあってはヤンセン製ワクチンのVEを50%未満と報告しました。)。不活化ワクチンを対象とした4の推定値のうち、シノバック製ワクチンを対象とした3の推定値及びシノファーム製ワクチンを対象とした1の推定値でVEが50%以上70%未満でした(シノファーム製ワクチン及びガマレヤ製ワクチンを対象とした1の推定値は、図にありません。)。ワクチンの初回接種後3か月を超えると、mRNAワクチンを対象とした46のVE推定値のうち、17の推定値(全体の37%)にあってはVEが70%以上であり、31の推定値(全体の67%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とした13の推定値のうち、1の推定値(全体の8%)にあってはVEが70%以上であり、10の推定値(全体の77%)にあってはVEが50%以上でした。ウイルスベクターワクチンであるヤンセン製ワクチンの1回接種を対象とした3の推定値については、VEが70%以上であり(そのうち1(全体の33%)の推定値は、50%以上でした。)、シノバック製ワクチンを対象とした4のVE推定値については、VEが50%以上70%未満でした。
 
全ての研究で1回目の追加接種後に重症化予防のVEが改善しました。追加接種後14日から3か月までの期間において、重症化予防のVEを評価した45のVE推定値のうち、39の推定値(全体の87%)でVEが70%以上でした(42の推定値にあってはmRNAワクチン、2の推定値にあってはヤンセン製ワクチン、1の推定値にあってはシノバック製ワクチン、それらの追加接種を評価しました。)。ファイザー製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値及びモデルナ製ワクチンの追加接種を対象とした1の推定値にあってはVEが50%未満でした(信頼区間は、特にモデルナ製ワクチンにおいて広い。)。mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、35の推定値のうち27の推定値(全体の77%)でVEが70%以上でした(35の推定値のうち、24の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、3の推定値にあってはシノバック製ワクチンの初回接種を対象としました。)。1の研究については、シノバック製ワクチンの3回目接種後3から6か月までの期間において、VEが50%以上70%未満でした。
 
初回接種後3か月以内の期間において、感染及び発症予防のVEは、重症化予防のVEより低く、時間経過とともに著明に減少します。発症予防のVEについては、20のVE推定値うち、5の推定値(全体の25%)にあってはmRNAワクチンのVEが70%以上であり、12の推定値(全体の60%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンを対象とする4のVE推定値のうち、1の推定値(全体の25%)にあってはVEが70%以上であり、残りの3の推定値にあってはVEが50%未満でした。ヤンセン製ワクチンを対象とした1の推定値にあってはVEが70%以上であり、シノバック製ワクチンを対象とした3の推定値にあってはVEが50%未満でした。ワクチン接種後3か月を超えると、44のVE推定値があり(34の推定値にあってはmRNAワクチン、8の推定値にあってはアストラゼネカ製ワクチン、2の推定値にあってはシノバック製ワクチンを評価しました。)、そのうち1の推定値のみ(全体の2%)については、VEが50%以上でした。mRNAワクチン、アストラゼネカ製ワクチン又はシノバック製ワクチンの初回接種完了後にmRNAワクチンを追加接種した場合の発症予防のVEについては、追加接種後14日から3か月までの期間において、27のVE推定値のうち、8の推定値(全体の30%)にあってはVEが70%以上、22の推定値(全体の81%)にあってはVEが50%以上でした。アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を評価した2のVE推定値のうち、1の推定値(全体の50%)についてはVEが50%以上70%未満でした。ヤンセン製ワクチンの2回接種を評価した1の推定値にあっては50%以上70%未満であり、シノバック製ワクチンの3回接種を評価した1の推定値にあっては50%未満でした。1回目の追加接種の予防は時間経過とともに急速に減少しました(mRNAワクチンの追加接種後3から6か月までの期間において、18の推定値のうち、4の推定値(全体の22%)でVEが50%以上70%未満でした。)。追加接種後3から6か月までの期間において、アストラゼネカ製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値及びシノバック製ワクチンの3回接種を対象とした1の推定値については、VEが50%未満でした。感染予防のVEについては、発症予防のものと同様の弱い減衰の類型を示しました。

注目すべき点については、2の研究(未査読)は、米国の成人を対象とし、オミクロン株の亜系統に対するワクチンのVEに関して新しい科学的根拠を提供したことです。ファイザー製ワクチン及びモデルナ製ワクチンの2回及び3回接種を評価した1の研究については、成人を対象としてオミクロン株BA.4系統及びBA.5系統による救急集中部門への外来受診及び入院を評価し、VEが同等であると判明しました(過去にBA.2系統及びBA.2.12.1系統で観察されたように、時間経過とともにオミクロン株BA.4系統及びBA.5系統に対する効果が減弱する類型と同様ですが、オミクロン株BA.1系統に対するVEよりは低いものとなっています。)。モデルナ製ワクチンの3回接種による2番目の研究については、BA.1系統(3回接種後14から30日までのVEが86%であり、150日で55%まで減弱する。)と比較してBA.2系統、BA.2.12.1系統、BA.4系統及びBA.5系統による感染に対するVE(3回接種後14から30日までのVEが61%から91%までであり、150日で予防が減弱する。)が減弱しました。BA.4系統及びBA.5系統による入院に対するVE(72%、95%信頼区間が24%から90%までとなる。)については、3回接種しておおよそ9か月の追跡期間を伴う研究期間において、BA.2系統(82%、95%信頼区間が65%から91%までとなる。)及びBA.1系統(98%、95%信頼区間が96%から98%までとなる。)よりも低いものでした。
 

オミクロン株に対するワクチンの絶対的なVE及び相対的なVEの結果に対する解釈(2回目の追加接種)

図6 オミクロン株に対するワクチンの相対的なVE(2回目の追加接種について未接種と比較する。)
 
図7 オミクロン株に対するワクチンの相対的なVE(2回目の追加接種について1回目の追加接種と比較する。)
 
9の研究については、mRNAワクチンによる2回の追加接種(合計4回)の絶対的なVEを評価しており、4回接種を受けた人々のうち感染及び重症化を未接種の集団と比較しています。オミクロン株による死亡、重症化、発症及び感染に対するmRNAワクチンの2回接種のVE推定値については、それぞれ100%(5の研究のうち5)、84%(19の研究のうち16)、11%(9の研究のうち1)及び11%(9の研究のうち1)の研究で70%以上でした。2回の追加接種による予防期間については、科学的根拠が限定されています。しかしながら、3の研究については、1回の追加接種と同様に、時間経過とともに同様の減少が判明しました。
 
現在まで16の研究(図7を参照)は、長期療養施設の入居者、高齢者及び医療従事者を対象とし、9か月前から直近までmRNAワクチンを1回追加接種した集団とオミクロン株による感染、重症化及び死亡のリスクを比較することで、mRNAワクチンを2回追加接種した場合の相対的なVEを評価しています。全ての結果については、3回の接種と比較して4回の接種でVEが僅かに増加しました(図7)。mRNAワクチンの4回接種による相対的なVEについては、感染及び発症よりも重症化及び死亡の方が高くなりました。
 
相対的なVEの解釈については、容易ではない点に注意する必要があります。絶対的なVEの導入が不可能であり、2回目の追加接種の後に予防が可能な症例はありません。さらに、絶対的なVEの差異(しばし報告されない。)及びそれぞれの研究にある疫学的な流れのため、相対的なVEを研究間で比較することは不可能です。また、大多数の研究で4回接種の後の追跡期間が短期間であり(1から4か月までの幅)、そのため、4回接種の減少の評価は不可能です。相対的なVEの解釈に関する追加の情報については、新型コロナウイルス感染症に係る世界の状況報告70(2022年6月29日)の「相対的なVEという特別な焦点」を参照してください(※成田空港検疫所情報管理室によるFORTH上の翻訳を参照してください。)。

WHO管轄地域別の概況

アフリカ地域

新規感染者数については、直近1週間で3,961人と報告され、前週と比較して41%減少しました。アフリカ地域内の6か国(全体の12%)については、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、コンゴ民主共和国で1,275%(4人から55人)、ケニアで128%(78人から178人)及びアルジェリアで41%(29人から41人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で17人と報告され、前週と比較して72%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
南アフリカ 2,017人 3.4人 22%減少
レユニオン 340人 38.0人 1%増加
コモロ 191人 22.0人 3,720%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
南アフリカ 11人 1.0人未満 79%減少
レユニオン 2人 1.0人未満 同等
トーゴ 2人 1.0人未満 100%増加

 

北米・中南米地域

新規感染者数については、直近1週間で365,303人と報告され、前週と比較して2%増加しました。南北アメリカ地域内におけるデータが入手可能な56か国中の10か国(全体の18%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、シント・マールテンで191%(11人から32人)、キュラソーで75%(16人から28人)及びパラグアイで67%(221人から368人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で3,468人と報告され、前週と比較して1%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
米国 255,116人 77.1人 1%減少
チリ 34,497人 180.5人 38%増加
ブラジル 34,180人 16.1人 9%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
米国 2,538人 1.0人未満 同等
ブラジル 383人 1.0人未満 12%増加
カナダ 278人 1.0人未満 18%増加

 

東地中海地域

新規感染者数については、直近1週間で13,973人と報告され、前週と比較して9%減少しました。東地中海地域内の6か国(全体の27%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、レバノンで200%(361人から1,083人)、モロッコで57%(115人から181人)及びサウジアラビアで42%(1,102人から1,564人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で73人と報告され、前週と比較して9%増加しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
カタール 3,732人 129.5人 19%減少
UAE 2,262人 22.9人 11%増加
バーレーン 2,084人 122.5人 3%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
イラン 27人 1.0人未満 29%減少
サウジアラビア 13人 1.0人未満 7%減少
レバノン 11人 1.0人未満 175%増加

欧州地域

新規感染者数については、直近1週間で1,459,654人と報告され、前週と比較して23%減少しました。欧州地域内の3か国(全体の5%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、モロッコで32%(66人から87人)、マルタで25%(147人から184人)及びスペインで23%(20,652人から25,422人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で3,525人と報告され、前週と比較して24%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
ドイツ 498,787人 599.7人 23%減少
フランス 307,610人 473.0人 22%減少
イタリア 252,777人 423.8人 12%減少
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
ロシア 636人 1.0人未満 9%減少
イタリア 586人 1.0人 23%増加
フランス 484人 1.0人未満 21%増加

東南アジア地域

新規感染者数については、直近1週間で34,905人と報告され、前週と比較して4%減少しました。東南アジア地域内の3か国(全体の30%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、ブータンで73% (48人から83人)、スリランカで40%(52人から73人)及びモルディブで25%(69人から86人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で245人と報告され、前週と比較して13%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
インドネシア 14,093人 5.2人 18%増加    
インド 13,914人 1.0人 17%減少
タイ 2,616人 3.7人 17%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
インドネシア 116人 1.0人未満 7%増加
インド 66人 1.0人未満 31%減少
タイ 40人 1.0人未満 25%減少

 

西太平洋地域

新規感染者数については、直近1週間で812,828人と報告され、前週と比較して5%減少しました。西太平洋地域内の2か国(全体の6%)では、20%以上の新規感染者数の増加が報告され、フィジーで200%(3人から9人)及びマレーシアで21%(11,957人から14,525人)の最大の増加が報告されました。
 
新規死亡者数については、直近1週間で1,234人と報告され、前週と比較して8%減少しました。
 
新規感染者数が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数
前週との比較
中国 285,348人 19.4人 13%減少
日本 233,682人 184.8人 7%増加
韓国 176,869人 345.0人 18%増加
 
新規死亡者数が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数
前週との比較
中国 469人 1.0人未満 9%増加
日本 404人 1.0人未満 1%減少
フィリピン 159人 1.0人未満 35%減少

 

出典

World Health Organization. “Weekly epidemiological update on COVID-19 – 26 October 2022”.WHO.2022.https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---26-october-2022,(参照2022-10-27).