鳥インフルエンザA(H5N1)-オーストラリア
状況概要
2024年5月22日、世界保健機関(WHO)は、オーストラリアの国際保健規則(IHR)担当部局(NFP ; National Focal Point)から、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス(クレード2.3.2.1a)によるヒト感染の検査確定例について報告を受けました。これは、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスがオーストラリアで検出・報告された初のヒト感染例です。この症例におけるウイルスへの曝露源は現在のところ不明ですが、患者はインドに渡航しており、インドでは過去にこのクレードのA(H5N1)ウイルスが鳥類から検出されていることから、患者は、インド渡航中に曝露された可能性が高いと考えられます。IHR(2005年)によれば、新型のインフルエンザAウイルス亜型によるヒトへの感染は、公衆衛生に大きな影響を与える可能性のある事象であり、全例をWHOに報告する必要があります。現時点で分かっている情報に基づき、WHOはこのウイルスが一般住民にもたらすリスクは現段階では低いと評価しています。
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発生の詳細
2024年5月17日、オーストラリアのインフルエンザWHO協力センター(WHO CC ; WHO Collaborating Center)は、ビクトリア州メルボルンでヒトA(H5N1)鳥インフルエンザ(HPAI)が疑われる症例が発生したことをオーストラリアの担当部局に通知しました。ビクトリア州保健局は2024年5月18日にこの症例を確認しました。IHRの第44条に基づき、オーストラリアの担当部局は2024年5月21日、インドの担当部局に対し、確認された症例について通知しました。また、IHRの第8条に基づき、オーストラリアの担当部局は2024年5月22日にWHOにこの症例を通知しました。
症例は基礎疾患のない2歳半の女児で、 2024年2月12日から29日までインドのコルカタに渡航し、2024年3月1日にオーストラリアに帰国しました。帰国後、2024年3月2日にビクトリア州の病院を受診し、同日に入院しました。3月4日、症状悪化のため、ビクトリア州メルボルンの紹介病院の集中治療室に転院し、1週間入院しました。患者は2週間半の入院後、退院しました。現在、患者の臨床経過は良好であると報告されています。
ビクトリア州保健省は2024年5月23日、家族からの情報として、患者の症状は2024年2月25日に食欲不振、不機嫌さ、発熱などの体調不良から始まり、2月28日夜にインドで医師の診察を受けたと報告しました。発熱、咳、嘔吐があり、アセトアミノフェンが投与されました。しかし、2024年3月1日にオーストラリアに帰国した際、オーストラリアの空港のバイオセキュリティ担当官には、当該患者の具合が悪いとの報告はありませんでした。家族から提供された追加情報によると、患者はインドのコルカタ以外に旅行しておらず、インド滞在中に病気のヒトや動物に接触した事実はありませんした。2024年5月22日現在、オーストラリアおよびインドにいる患者の近親者にも症状は出ていません。
3月6日と7日に採取された鼻咽頭ぬぐい液と気管内吸引液の検体は、それぞれ紹介病院でインフルエンザA陽性と判定されました。この検体は、4月3日にオーストラリアのインフルエンザWHO協力センターに送られ、H5N1ウイルスとの関連性の確認が行われました。検体から得られたウイルスの遺伝子配列から、A(H5N1)亜型であることが確認され、ヘマグルチニン(HA)遺伝子が東南アジアで循環し過去のヒト感染例や家きんからも検出されているクレード2.3.2.1aに属することが示されました。
症例は基礎疾患のない2歳半の女児で、 2024年2月12日から29日までインドのコルカタに渡航し、2024年3月1日にオーストラリアに帰国しました。帰国後、2024年3月2日にビクトリア州の病院を受診し、同日に入院しました。3月4日、症状悪化のため、ビクトリア州メルボルンの紹介病院の集中治療室に転院し、1週間入院しました。患者は2週間半の入院後、退院しました。現在、患者の臨床経過は良好であると報告されています。
ビクトリア州保健省は2024年5月23日、家族からの情報として、患者の症状は2024年2月25日に食欲不振、不機嫌さ、発熱などの体調不良から始まり、2月28日夜にインドで医師の診察を受けたと報告しました。発熱、咳、嘔吐があり、アセトアミノフェンが投与されました。しかし、2024年3月1日にオーストラリアに帰国した際、オーストラリアの空港のバイオセキュリティ担当官には、当該患者の具合が悪いとの報告はありませんでした。家族から提供された追加情報によると、患者はインドのコルカタ以外に旅行しておらず、インド滞在中に病気のヒトや動物に接触した事実はありませんした。2024年5月22日現在、オーストラリアおよびインドにいる患者の近親者にも症状は出ていません。
3月6日と7日に採取された鼻咽頭ぬぐい液と気管内吸引液の検体は、それぞれ紹介病院でインフルエンザA陽性と判定されました。この検体は、4月3日にオーストラリアのインフルエンザWHO協力センターに送られ、H5N1ウイルスとの関連性の確認が行われました。検体から得られたウイルスの遺伝子配列から、A(H5N1)亜型であることが確認され、ヘマグルチニン(HA)遺伝子が東南アジアで循環し過去のヒト感染例や家きんからも検出されているクレード2.3.2.1aに属することが示されました。
動物インフルエンザAウイルスの疫学
動物インフルエンザウイルスは通常、動物の間で流行していますが、ヒトにも感染することがあります。ヒトへの感染は主に、感染した動物や汚染された環境との直接的な接触によって起こります。元の宿主動物の種類によって、動物インフルエンザAウイルスは、鳥インフルエンザウイルス、豚インフルエンザウイルス、その他の動物インフルエンザウイルスに分類されます。
ヒトにおける鳥インフルエンザウイルス感染は、軽度な上気道感染から重度の感染を引き起こし、時として致死的となることもあります。呼吸器感染のほかに結膜炎、胃腸症状、脳炎、脳症も報告されています。また、感染した鳥に曝露された無症状の人からA(H5N1)ウイルスが検出された例もあります。
ヒトのインフルエンザ感染を診断するには、臨床検査が必要です。WHOは、分子生物学的手法、例えばリアルタイムPCR(RT-PCR )を用いた人獣共通感染症インフルエンザの検出に関する技術ガイダンス指針を定期的に更新しています。いくつかの抗ウイルス薬、特にノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル等)は、ウイルスの増殖を抑制し、一部の症例では治療により生存率を上げることが示唆されています。
2003年から2024年5月22日までに、鳥インフルエンザA(H5N1)によるヒト感染症例891例(うち死亡463例)が24カ国からWHOに報告されています。これらの症例のほとんど全てが、感染した生きた鳥類や死んだ鳥類、あるいは汚染された環境との密接な接触に関連しています。
インドは、2024年に家きんから鳥インフルエンザA(H5N1)が検出されたことを国際獣疫事務局(WOAH ; World Organisation for Animal Health)に報告しています。ウイルスが家きんの間で循環し続けているため、さらなる散発的なヒト感染の可能性があります。今回の報告はオーストラリアで報告された初めての鳥インフルエンザA(H5N1)によるヒト感染ですが、過去にインドでこのクレードのA(H5N1)ウイルスが鳥類から検出されていることから、患者は、渡航先であるインドで曝露された可能性が高いと考えられます。
ヒトにおける鳥インフルエンザウイルス感染は、軽度な上気道感染から重度の感染を引き起こし、時として致死的となることもあります。呼吸器感染のほかに結膜炎、胃腸症状、脳炎、脳症も報告されています。また、感染した鳥に曝露された無症状の人からA(H5N1)ウイルスが検出された例もあります。
ヒトのインフルエンザ感染を診断するには、臨床検査が必要です。WHOは、分子生物学的手法、例えばリアルタイムPCR(RT-PCR )を用いた人獣共通感染症インフルエンザの検出に関する技術ガイダンス指針を定期的に更新しています。いくつかの抗ウイルス薬、特にノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル、ザナミビル等)は、ウイルスの増殖を抑制し、一部の症例では治療により生存率を上げることが示唆されています。
2003年から2024年5月22日までに、鳥インフルエンザA(H5N1)によるヒト感染症例891例(うち死亡463例)が24カ国からWHOに報告されています。これらの症例のほとんど全てが、感染した生きた鳥類や死んだ鳥類、あるいは汚染された環境との密接な接触に関連しています。
インドは、2024年に家きんから鳥インフルエンザA(H5N1)が検出されたことを国際獣疫事務局(WOAH ; World Organisation for Animal Health)に報告しています。ウイルスが家きんの間で循環し続けているため、さらなる散発的なヒト感染の可能性があります。今回の報告はオーストラリアで報告された初めての鳥インフルエンザA(H5N1)によるヒト感染ですが、過去にインドでこのクレードのA(H5N1)ウイルスが鳥類から検出されていることから、患者は、渡航先であるインドで曝露された可能性が高いと考えられます。
公衆衛生上の取り組み
オーストラリア
- オーストラリア政府保健・高齢者介護省は、健康観察・調査チーム(MIT ; Monitoring and Investigation Team)を招集し、2024年5月20日に第1回会議を開催しました。現在、MITは毎週会合を開き、ビクトリア州で確認されたH5N1型鳥インフルエンザの症例に関連したオーストラリアにおける高病原性鳥インフルエンザの全体的状況と、現在国際的に発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスの状況について、継続的なリスクを評価しています。MIT会議の頻度は、必要に応じて見直される予定です。
- オーストラリア政府保健・高齢者介護省の国家インシデントセンターは、この事態への対応を調整するために活動を開始しました。
- 2024年5月21日、インドのNFPは、インドからオーストラリアに帰国した患者が鳥インフルエンザA(H5N1)と確定診断されたことを通知されました。
- 2024年5月22日、ビクトリア州保健局(Chief Health Officer of Victoria)は、ビクトリア州で最近報告された鳥インフルエンザのヒト感染例について、ウェブサイト上で健康勧告を発表しました。
- 2024年5月23日、暫定組織のオーストラリア疾病管理センター(Australian Centre for Disease Control)の責任者は、ビクトリア州でオーストラリア初の鳥インフルエンザA(H5N1)のヒト感染例が報告されたことをメディアに公表しました。オーストラリア疾病管理センターのウェブサイトが更新され、鳥インフルエンザに関する公衆衛生上の勧告が掲載されました。これには、養鶏場や関連する工場で働く人々や、鳥インフルエンザが流行している国へ旅行する人々が、毎年季節性インフルエンザの予防接種を受けることの重要性が含まれており、季節性インフルエンザの予防接種は、鳥インフルエンザが他のインフルエンザウイルスと再集合して新たな変異ウイルスを生み出し、人々にとってより大きな脅威となることを防ぐために有用です。
インド
- オーストラリアの担当部局からの情報を受け、インド政府保健家族福祉省は、関連するすべての部門が参加する形で疫学調査を開始しました。
WHOによるリスク評価
今回の事例は、オーストラリアで報告された、鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスによる初めてのヒト感染例です。これまでに報告された鳥インフルエンザウイルスによるヒト感染例の多くは、感染した家きんや汚染された環境への曝露によるものでした。現時点では、この症例におけるウイルスへの曝露源は不明ですが、発症前に旅行したインドで曝露した可能性が高いと考えられます。
A(H5N1)ウイルスがヒトに感染すると重症化しやすく、死亡率も高いです。インフルエンザA(H5N1)ウイルスは、さまざまな遺伝子グループに分類されますが、ヒトには感染しにくく、現在までの報告ではヒトからヒトへの感染は稀であるとされています。しかし、ウイルスが家きん、特に農村部で循環し続けているため、さらなる散発的なヒト感染例が発生する可能性はあります。
現在のところ、疫学的及びウイルス学的エビデンスによれば、A(H5)ウイルスはヒト間で継続的に感染を繰り返す能力を獲得していないと考えられます。現時点で分かっている情報に基づいて、WHOはこのウイルスが一般住民にもたらすリスクは低いと評価しています。必要に応じて、更なる疫学的又はウイルス学的情報が入手可能になった場合には、リスク評価が再度行われます。
A(H5N1)ウイルスがヒトに感染すると重症化しやすく、死亡率も高いです。インフルエンザA(H5N1)ウイルスは、さまざまな遺伝子グループに分類されますが、ヒトには感染しにくく、現在までの報告ではヒトからヒトへの感染は稀であるとされています。しかし、ウイルスが家きん、特に農村部で循環し続けているため、さらなる散発的なヒト感染例が発生する可能性はあります。
現在のところ、疫学的及びウイルス学的エビデンスによれば、A(H5)ウイルスはヒト間で継続的に感染を繰り返す能力を獲得していないと考えられます。現時点で分かっている情報に基づいて、WHOはこのウイルスが一般住民にもたらすリスクは低いと評価しています。必要に応じて、更なる疫学的又はウイルス学的情報が入手可能になった場合には、リスク評価が再度行われます。
WHOからのアドバイス
今回の症例発生によって、現在のWHOの公衆衛生対策とインフルエンザのサーベイランスに関する勧告の変更はありません。
一般住民は、生きた動物を取り扱う市場や農場、生きた家きん、家きんの糞で汚染された可能性のあるものなど、リスクの高い環境との接触を避けるべきです。さらに、頻繁に手洗いを行ったり、アルコールベースの手指消毒剤を使用したりして、手指の衛生を保つことが推奨されます。家きんが病気になったり予期せずに死亡したりした場合、感染リスクの有無に関わらず、直ちに獣医当局に報告してください。また、病気になったり予期せず死亡した家きんを食べないようにしましょう。
感染した可能性のある動物や汚染された環境にさらされ、体調不良を感じた人は、速やかに医療機関を受診し、医療提供者に曝露の可能性を報告し、マスクを着用し、他人との接触を制限しましょう。詳しくは、こちらのガイダンスをご覧ください(Influenza: Avian (who.int))。
疫学的状況の綿密な分析や、ヒト及び動物の集団における最新のインフルエンザA(H5N1)ウイルスのウイルス学的特徴を明らかにすることや、血清学的調査は、公衆衛生に対する関連リスクを評価し、リスク管理対策を迅速に調整するために極めて重要です。
ヒトのインフルエンザA(H5N1)に特異的なワクチンはありません。しかし、いくつかの国ではパンデミックに備えるためのワクチン候補が開発されています。WHOは、人獣共通感染症インフルエンザワクチン候補ウイルスのリスト(CVV ; Candidate Vaccine Viruses)の更新を続けており、年に2回開催されるWHOのインフルエンザワクチン構成に関する協議で検討され、更新されます。
WHOは今回の報告により、渡航や貿易の制限を実施しないよう助言しています。WHOは、ヒトと動物の接点におけるインフルエンザウイルスの現状を理由に、入国地点での特別な渡航者スクリーニングやその他の制限を行うことは勧めていません。
IHR(2005年)の締約国は、パンデミックを引き起こす可能性のある新型インフルエンザウイルスによるヒトへの感染が検査機関において確認された場合、直ちにWHOに通知することを求められています。この届出には、発病の証拠は必要ありません。
一般住民は、生きた動物を取り扱う市場や農場、生きた家きん、家きんの糞で汚染された可能性のあるものなど、リスクの高い環境との接触を避けるべきです。さらに、頻繁に手洗いを行ったり、アルコールベースの手指消毒剤を使用したりして、手指の衛生を保つことが推奨されます。家きんが病気になったり予期せずに死亡したりした場合、感染リスクの有無に関わらず、直ちに獣医当局に報告してください。また、病気になったり予期せず死亡した家きんを食べないようにしましょう。
感染した可能性のある動物や汚染された環境にさらされ、体調不良を感じた人は、速やかに医療機関を受診し、医療提供者に曝露の可能性を報告し、マスクを着用し、他人との接触を制限しましょう。詳しくは、こちらのガイダンスをご覧ください(Influenza: Avian (who.int))。
疫学的状況の綿密な分析や、ヒト及び動物の集団における最新のインフルエンザA(H5N1)ウイルスのウイルス学的特徴を明らかにすることや、血清学的調査は、公衆衛生に対する関連リスクを評価し、リスク管理対策を迅速に調整するために極めて重要です。
ヒトのインフルエンザA(H5N1)に特異的なワクチンはありません。しかし、いくつかの国ではパンデミックに備えるためのワクチン候補が開発されています。WHOは、人獣共通感染症インフルエンザワクチン候補ウイルスのリスト(CVV ; Candidate Vaccine Viruses)の更新を続けており、年に2回開催されるWHOのインフルエンザワクチン構成に関する協議で検討され、更新されます。
WHOは今回の報告により、渡航や貿易の制限を実施しないよう助言しています。WHOは、ヒトと動物の接点におけるインフルエンザウイルスの現状を理由に、入国地点での特別な渡航者スクリーニングやその他の制限を行うことは勧めていません。
IHR(2005年)の締約国は、パンデミックを引き起こす可能性のある新型インフルエンザウイルスによるヒトへの感染が検査機関において確認された場合、直ちにWHOに通知することを求められています。この届出には、発病の証拠は必要ありません。
出典
World Health Organization (7 June 2024). Disease Outbreak News; Avian Influenza A (H5N1) - Australia
https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2024-DON519
https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2024-DON519
海外へ渡航される皆様へ
現在、動物の間で流行が見られる鳥インフルエンザウイルスについては、ヒトからヒトへ容易に感染する能力を獲得していないと考えられています。しかし、感染した動物との接触により鳥インフルエンザに感染した事例は各地で報告されています。
鳥インフルエンザウイルスに対するヒト用ワクチンは一般的に使用されていません。そのため、感染リスクのある場所や物、動物との接触を避けることが最も効果的な予防法です。FORTHウェブサイトで訪問先の国の感染症流行情報を確認し、鳥インフルエンザが発生している国へ旅行される際には、以下の点にご注意ください。
鳥インフルエンザウイルスに対するヒト用ワクチンは一般的に使用されていません。そのため、感染リスクのある場所や物、動物との接触を避けることが最も効果的な予防法です。FORTHウェブサイトで訪問先の国の感染症流行情報を確認し、鳥インフルエンザが発生している国へ旅行される際には、以下の点にご注意ください。
1.動物との接触を避ける
- 養鶏場、鳥の羽をむしるなどの処理をしているところ、生きた動物を売買している市場に不用意に近づかないようにしましょう。
- 弱った鳥や死んだ鳥にさわったり、鳥のフンが舞い上がっている場所 で、ホコリを吸い込まないようにしましょう。
2.手洗いを徹底する
- 渡航期間中、日常的に流水、石鹸で手を洗うなど、基本的な感染症予防を心がけましょう。
3.帰国後の留意点
- 発生国からの帰国時に発熱やせきがある方、鳥インフルエンザに感染した動物(死んだ動物を含む)や患者に接触したと思われる方は、検疫所の担当者に相談してください。
- 動物で鳥インフルエンザの発生がみられる地域から帰国された場合、帰国後10日間は、発熱や咳や痰などの呼吸器症状に注意を払いましょう。症状がみられる場合は、医療機関受診時に、海外渡航歴及び動物との接触歴を伝えてください。
これらの対策を徹底し、安全と健康に留意して渡航しましょう。
備考
厚生労働省委託事業「国際感染症危機管理対応人材育成・派遣事業」にて翻訳・メッセージ原案を作成。
For translations: “This translation was not created by the World Health Organization (WHO). WHO is not responsible for the content or accuracy of this translation. The original English edition “[Title]. Geneva: World Health Organization; [Year]. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO” shall be the binding and authentic edition”.
For adaptations: “This is an adaptation of an original work “[Title]. Geneva: World Health Organization (WHO); [Year]. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO”. This adaptation was not created by WHO. WHO is not responsible for the content or accuracy of this adaptation. The original edition shall be the binding and authentic edition”.
For translations: “This translation was not created by the World Health Organization (WHO). WHO is not responsible for the content or accuracy of this translation. The original English edition “[Title]. Geneva: World Health Organization; [Year]. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO” shall be the binding and authentic edition”.
For adaptations: “This is an adaptation of an original work “[Title]. Geneva: World Health Organization (WHO); [Year]. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO”. This adaptation was not created by WHO. WHO is not responsible for the content or accuracy of this adaptation. The original edition shall be the binding and authentic edition”.