オンコセルカ症(Onchocerciasis)

オンコセルカ症(Onchocerciasis)とは

オンコセルカ症は、回旋糸状虫という寄生虫に寄生されることによってかかる病気で、ヒトからヒトへうつることはありません。

どうやってうつる

病原体をもったブユに刺されることによってうつります。

症状

激しい痒みがおこり、発疹や丘疹(小さなイボのような皮膚のふくらみ)を伴うことがあります。重症になると、目が見えにくくなったり失明したりします。うつってから最初の痒みがおこるまでに半年から数年くらいかかる場合もあります。

治療

駆虫薬を服用します。寄生虫を摘出する手術が行われる場合もあります。

予防

ワクチンや予防薬はありません。ブユが多い場所を避けて寝泊りするようにしましょう。虫刺されに対する防護を行いましょう。

虫除け対策をしよう

危険のある地域

アフリカ中央部、アラビア半島および中南米で発生しています。

さらに詳しい情報

アメリカ疾病管理予防センター(CDC):Yellow Book オンコセルカ症(英文)