地域別情報:台湾
気候と気をつけたい病気
- 台湾はほぼ中央を通る北回帰線を挟んで、北部が亜熱帯、南部が熱帯に属しています。台北市は1年中温暖で、日本のようにはっきりとした四季はありません。12月~2月が冬、5月~10月が夏です。
- 夏には食中毒、細菌性赤痢、A型肝炎など、消化器系の感染症の発生が多くなります。
生水や水道水をそのまま飲用することは避け、市販のミネラルウォーターをおすすめします。また屋台などでは十分加熱されたものを冷めないうちに食べるようにしましょう。
- デング熱は、3月~11月の比較的雨の多い時期に発生します。
日本脳炎は、全島でまれに散発事例が報告されており、そのほとんどが5月~10月に発生しています。
この地域に関する新着情報
受けておきたい予防接種、持っていきたい薬
- *1:台北や他の主要都市以外へ長期滞在する場合は推奨
- 黄熱流行国から入国する際は、トランジットの場合も含め、黄熱の国際予防接種証明書が必要です。
薬:普段服用している市販の薬、主治医より処方されている薬
- 常備薬を携帯しましょう。現地でも薬を入手することは可能ですが、言語の問題や自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。風邪薬、下痢止め、頭痛薬、消毒薬などご自身が服用、使用しているものを持参しましょう。
医療情報
台湾の主要病院では、技術・設備など完備されており、日本語の通じる医師もいます。
帰国後の過ごし方・注意点
病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあります。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。
平成24年6月18日更新